競馬”G1″予想 – 2012 -『ジャパンC』


投稿:2012.11.24

パワナビ松田の予想

◎ルーラーシップ
○ジェンティルドンナ
▲フェーノーメノ
△オルフェーヴル
☆エイシンフラッシュ

 最近の寂しいG1レースから一変、牡馬三冠馬から牝馬三冠馬、さらに春秋の天皇賞馬、今年の凱旋門賞馬などなどG1馬9頭が出走する豪華メンバーとなった今年の「ジャパンC」。
 まず「ジャパンC」ということで気になる外国馬をチェックしたいところだが、今年は、なにかやらかしてくれそうな香港からの刺客(笑)もいないし、よくよく見渡しても、まあ面白そうな感じはない……。さて凱旋門賞馬のソレミアだが、ただでさえ日本の馬場に合わず泣くことの多い凱旋門賞馬に加え、今年はさらに重馬場だったことからまず一発は考えられない。
 この時期はアメリカも香港も忙しいから、外国馬の粒を揃えるのは中々難しいのはわかるのだが、日本馬が異常なまでに強さを発揮する日本特有の馬場は嫌というのもないだろうか?どちらにせよ、そもそもの「ジャパンC」の意味合いからすると、日本の活躍馬プラスゲスト馬ぐらいではちょっと寂しい気がする。そんなわけで外国馬はすべて消し。

 豪華メンバーだがルーラーシップのG1初制覇に期待し本命とする。天皇賞秋予想でも本命としたが、スタートで出負けし、メンバー中最速の上がり(33.1秒)を使うも外をまわらされて、0.3秒差の3着……。逆に勝ったエイシンフラッシュのデムーロ騎手はジャストな感じでうまく乗った。出負け、コースロス、休み明けのプラス18キロであの内容だから、負けはしたが、やはり東京でのパフォーマンスには目をみはるものがある。馬体重も今回はしっかり絞れているハズ!
 対抗は牝馬三冠のジェンティルドンナ。その体つきから更なる成長がうかがえる。長距離だけに斤量を活かせれば、古馬の牡馬相手でも勝ちまで見える!
 三番手は、前走の天皇賞秋で3歳ながら、堂々とした競馬で見事に2着となったフェノーメノ。コース・距離共に大歓迎!
 注目のオルフェーヴルは四番手評価。もちろん能力をフルに発揮できれば楽勝なのは誰もが考えるところ。しかし、今回はあまりにもマイナス要素が多い。まず、海外の馬場で二戦し、さらに1年5ヶ月ぶりの左まわり……。そして鞍上もポカをやらかしている池添騎手に戻ってしまった……。人馬ともにあぶなっかしいだけに、そのあたりを考えると、たとえ強い馬であっても本命にはできない。
 最後に二頭。天皇賞秋予想時同様、東京コースではなにはともあれ必ず抑えておきたいエイシンフラッシュとトーセンジョーダンまでが馬券対象。

 

パワスポ黒田の予想

◎ソレミア
○トーセンジョーダン
▲オルフェーヴル
△エイシンフラッシュ
☆ジェンティルドンナ

「世界中の名馬が日本に集まり戦いを繰り広げる。いつかそんな日が来たら」そんな、日本のホースマン達の思いから始まったジャパンカップ。まさに世界中から豪華メンバーが集まり戦いが繰り広げられるこのレース。時代はアイドルホースの到来から最強伝説馬の登場、そして様々な過程を得て、現代に日本競馬は大低迷期を迎えている……。とにかく馬券が売れない……。
「不況の時には馬券が売れる」そんな都市伝説はどこへやら……。理由は簡単、毎日どこかで競馬が行われており、ネットで簡単に馬券が買えるからだ。競馬だけでなく、競輪も競艇も場外販売所をどんどん増やしつづけ、ばくち好きのお得意様の財布は悲鳴をあげている……。
 競馬に関しても交流競争で少しは地方との連携も見れるようにはなったが、逆に高額馬が走りすぎて競馬に夢がなくなりかけている。今一番必要なのはダービーを頂点とする地方競馬からの「下克上システム」をしっかりとつくることでは?地方を勝ち上がり中央へ!各競馬場に一本の道筋を作りそこを駆け上がってくる馬に日本の頂点を目指すチャンスを与える。地方競馬にもうダービーはいらない。芝とダートの二つのダービーとオークスがあれば、そしてすべての馬がそのレースを目指すようになれば、もっと盛り上がるのだろう。
 と前置きはさておきジャパンカップ。凱旋門賞馬ソレミアが登場。もちろん3歳牝馬という斤量の大きなハンデはあったが、名手ペリエ騎乗でオルフェーヴルはしっかりやられた。しかも今回オルフェーヴルは池添に戻る。この差はあまりにも大きい。まっすぐ走らせるのが精一杯の中央の新人ジョッキーと、走らない馬でもどうにかねじ伏せ、JRAの免許を取ってデビューする地方のリーディングジョッキーぐらいの差がある。
 昔外国人騎手が初来日したときに聞いた話で、「日本のジョッキーは馬をまっすぐ走らせる技術をもっていない。唯一できるのは武豊だけ!」そんな言葉を思い出したが、昔以上に騎乗機会の減った日本の騎手たちにとって海外の壁は厚い。やはり本命は凱旋門賞馬のソレミアだろう。
 二番手はオルフェーヴルの好走から見る限り力的には日本の馬も高いレベルにはあることがわかる。となると一発を狙う外国人騎手騎乗の日本馬。前走の敗因は調教不足、最後はしっかり追ってもなかったトーセンジョーダン。確かに時計も早かった。府中のマイルのような展開の天皇賞ではこの馬の出番はなかった。無理をしていない分ここはチャンス。父の得意とした舞台で一気に輝きを見せるかも。
 3番手はオルフェーヴル。あとは内田博騎乗のエイシンフラッシュと岩田騎乗のジェンティルドンナ。外に狙い馬が集まりすぎているのが少々気になるがこのあたりで馬券も勝負します。武豊、蛯名、池添、石橋。JRAの育てたジョッキーは4人。ジャパンカップらしいけどこれも人気低迷の大きな要因。


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