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2009年01月09日
第84回天皇杯・第75回皇后杯全日本総合バスケットボール選手権大会2回戦 [ バスケットボール ]
全日本総合バスケットボール選手権大会延岡学園の2回戦の相手は大学選手権2位の国士舘大学。1Pは互角の戦いを見せたが前半終了間際に、アウトサイドのシュートで一気に得点差をつけられ、その後は最後まで追いつくことがなく62-93で敗れた。
(文・撮影:黒田健)
大会名称:第84回天皇杯・第75回皇后杯全日本総合バスケットボール選手権大会
主催:財団法人日本バスケットボール協会
期日:2009(H21)年1月1日(木・祝)~12日(月・祝)
会場:東京 国立代々木競技場第1体育館、国立代々木競技場第2体育館、東京体育館
全日本総合バスケットボール選手権大会公式HP:
http://alljapan.jabba-net.com/2009/
試合詳細:http://alljapan.jabba-net.com/2009/box.html?matchno=105
国士舘大学 93-62 (19-19 24-13 31-18 19-12)延岡学園高等学校
開催場所:東京体育館 Dコート
開催期日: 2009年01月02日(金)
開始時間:13:40 終了時間:15:05
主審:平原 勇次 副審:渡邊 整
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●1P
3pを決め得点を奪う国士舘に対して、延岡学園はシダット、永吉のインサイドで得点を奪い接戦で試合は進む。終了間際には永吉のミドルが決まり1Pは19-19の同点で終了。
●2P
和田のドライブや永吉のインサイドでリードを奪う延学。しかしこのP終盤には国士舘が速攻を何本も決めあっという間に得点差が開く。延学は大学生の巧みなゲーム運びに対応し切れなかった。前半は32-42で終了。
●3P
国士舘は開始早々から得点を重ね勝負を決めにかかる。延学も内村が気迫を見せドライブで得点を奪う。また川元の3Pも決まり得点差を詰めるが、終盤は延学のファールも重なり、再び国士舘が速攻で連続得点を奪い、50-74で3Pが終了。
●4P
両チームメンバーをかえながらの試合展開。延学もメンバー全員が出場。最後は控えのメンバーが積極的にシュートを狙った。3年生には最後の試合、オールジャパンを舞台に最後まで戦い続けたパンサーズ。一人ひとりの成長を感じることの出来た試合だった。
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昨年の初め、内村キャプテンのインタビューで「三冠を獲ります。応援してください。」そんな言葉に応える形で延岡学園の3冠取材は始まった。高校総体、国体、ウインターカップの全国の舞台に密着取材。子供たちの成長を身近に見ることができ、様々な感動的な場面も取材する事ができた。インターハイ優勝、国体、ウインターカップ3位と夢はかなわなかったが、高校バスケットの盛り上がりとその中心にいる子供たちを見ていると日本のバスケットボールの未来を少しだが見ることができたような気がした。セネガルからの留学生2人はチームに溶け込み人懐っこい笑顔で日本語でよく話しかけてくれた。日本代表でも活躍の永吉が「2人との練習が自分の成長につながっている。」と話してくれた。留学生は日本の文化を学び、大好きなバスケットをやりながら高校生活を楽しんでいる。チームメイトとして日本一を目指し戦う子供たちにとって留学生との練習や試合は間違いなく大きなレベルアップにつながっている。そして何よりも同じ高校生としてスポーツを通じてお互いを理解し共に戦いながら、様々な文化を学ぶ機会を得る事ができているのが素晴らしいと思う。今年のチームは3冠を獲りますといえるようなチームであったと思う。みんなと過ごした時間をしっかりと将来の自分の未来にいかして、これからの人生も戦い続けてもらいたい。バスケットもできる限り続けてもらいたい、そしてバスケットの楽しさをもっともっと子供たちに伝えてほしい。
投稿者 pawaspo : 2009年01月09日 15:58