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2008年12月13日
第31回全国選抜高校テニス大会九州地区大会女子 [ ラケット競技 ]
来春行われる第31回全国選抜高校テニス大会の出場権がかかった九州地区大会が11月23日(日)~25日(火)の日程で宮崎県総合運動公園テニス場、生目の杜運動公園テニス場で行われた。本県からは宮崎商業と高鍋が出場。宮崎商業は順調に勝ち上がり決勝に進出したが決勝では柳川に0-3で敗れ準優勝に終わった。また1回戦で優勝した柳川に敗れた高鍋だがコンソレーション(敗者復活戦)で勝ち上がり選抜の出場権のかかる7-8位決定戦まで駒を進めたが大接戦の末熊本に2-3で敗れ選抜の出場は厳しくなった。
(文・写真:黒田健・小林祐太)
宮崎商業登録メンバー
大原かのこ② 齊藤杏奈② 大塚可奈子② 小林千里① 竹山葵② 宮野瑞己② 中嶋優① 井上小波① 川越沙弥香①
高鍋高校登録メンバー
杉尾萌② 中武希② 甲斐文華② 恵利美穂② 三浦彩② 杉田奈々② 松下萌① 内村麻里① 阿南美和子①
※今回の取材では南九州大学写真部の小林祐太にも撮影を手伝ってもらいました。ありがとうございます。
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●1回戦
宮崎商業 5-0 普天間
長崎東 0-5 福徳学院
鳳凰 5-0 海星
ルーテル学院 2-3 致遠館
鹿児島純心 5-0 杵築
折尾愛真 2-3 コザ
熊本 3-2 佐賀東
高鍋 0-5 柳川
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●2回戦
宮崎商業 3-1 福徳学院
鳳凰 3-1 致遠館
鹿児島純心 3-0 コザ
熊本 3-0 柳川
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●準決勝
宮崎商業 3-1 鳳凰
S1 大原かのこ② 8-5 吉本彩夏②
D1 小林千里① 中嶋 優① 2-8 吉元美咲① 林田ひとみ①
S2 齊藤杏奈② 8-4 松野記子②
D2 竹山 葵② 宮野瑞己② 8-1 飯伏有紀② 才原綾夏②
S3 大塚可奈子② - 池上美夏①
鹿児島純心 0-3 柳川
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●決勝
宮崎商業 0-3 柳川
大原選手コメント:もっと自分のプレーが出来ればチームの流れも作れたのだが自分のミスからゲームを壊してしまった。春に向けてフットワークとかをトレーニングを積んで全国優勝します。
D1 小林千里① 中嶋 優① 0-2(3-6 6-7) 吉元美咲① 林田ひとみ①
中嶋選手コメント:決勝戦は最初から緊張して、自分の弱さが出てしまった。第1セットから2セット目のようなゲームが出来ればチャンスがあったと思う。今日の経験をいかして選抜では明るく元気良くプレーをして勝ちたいと思う。
小林選手コメント:2セット目は前半は良かったが中盤になって守りに入ってポイントをとられてしまった。みんなが頑張っているのをみて、タイブレイクまで巻き返したのだが・・・。メンタル面で成長して次は絶対柳川とあたっても勝ちたい。
S2 齊藤杏奈② 1-2(6-4 4-6 2-6) 松野記子②
まだまだやらなければいけない点があることを認識した敗戦でした。自分のポイントが大きいのは分かっていたのですが・・・。左利きの相手のサーブになかなか対応する事が出来なくて、くらいつくのに必死でした。チームとしてこの敗戦を忘れずにもっと一人ひとりが試合に対する熱い気持ちをもって戦えるようにしっかりと練習していきます。
D2 竹山 葵② 宮野瑞己② 1-1(2-6 6-2) 打ち切り 飯伏有紀② 才原綾夏②
S3 大塚可奈子② 0-1(2-6 4-4)打ち切り 池上美夏①
大塚選手コメント:1セット目を取られて気持ちを切り替えて頑張ったが残念でした。杏奈(斉藤)が頑張っていたので、ねばれば何とかなるとおもって・・・。全国ではチームの為に、自分の為に頑張って勝てるように、この冬はしっかり練習します。
九州制覇はあと一歩のところで実現しなかったが力の差はそれほど感じさせない内容だった。柳川は出場を辞退した男子の件もありモチベーションが高く、チームとしてこの試合にかける気持ちで宮崎商業に勝っていた。新チームが出来てチーム内の競争の中着実にチーム力は上がっているのだが、どちらかというと内に気持ちを秘めながら戦う選手が多い為チームの流れを作ることが出来なかったのが今後の課題。そういった意味ではダブルスを戦った元気よく戦う1年生中嶋・小林組の存在は大きかった。逆にキャプテンとして粘り強く戦い続けた斉藤には、宮崎商業のキャプテンらしい姿を感じたが、逆に持ち前の天真爛漫さが少し見れなくなっているのが残念だった。またエース大原はミスからリズムを崩し敗れたが、どこか自分を信じ切れていないような印象を受けた。昨年から様々な舞台で、強敵相手に戦ってきた経験をいかし、最終学年となる来年はエースとして頑張ってもらいたい。試合後相手にオーラを感じさせるような選手になりたいと話していたが、もともと勝負どころでのポイントに強い選手なので、次のステップとしてはもうすこしゲームをコントロールできるようになればそういった選手にもなれると思う。大塚は今大会不完全燃焼だったと思う。試合数も少なくコンディショニングも難しいものがあったが、選抜を考えるとシングルス3は全国制覇の鍵をにぎる絶対に負けることの出来ないゲームであり、そこには彼女がいる事はチームとして大きな武器になるはず。最後にダブルス2の竹山、宮野の2人だが新チーム発足後一番伸びたのが2人だと思う。少しずつ自分のできることを吸収していく2人にとってひとつひとつの舞台が素晴らしい経験の場になっている。春に向けて今回の敗戦は大切な経験になるはず。冬を越えて全国制覇を目指す宮崎商業に注目していきたい。
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●3位決定戦
鳳凰 1-3 鹿児島純心
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コンソレーション(順位決定戦)
●1回戦
普天間 0-3 長崎東
海星 2-3 ルーテル学院
杵築 1-3 折尾愛真
佐賀東 2-3 高鍋
●2回戦
コザ 3-2 長崎東
ルーテル学院 2-3 熊本
福徳学院 3-0 折尾愛真
高鍋 3-2 致遠館
S1 杉尾 萌② 0-8 大田尾陽子②
D1 恵利美穂② 杉田奈々② 8-3 木下佳南② 田中千草②
S2 中武 希② 8-2 森田愛望②
D2 三浦 彩② 内村麻里① 2-8 田辺友梨② 寺尾優里②
S3 甲斐文華② 8-6 嘉村美里①
●3回戦
コザ 4-1 熊本
福徳学院 3-0 高鍋
S1 円本彩也香① 8-0 杉尾 萌②
D1 船瀬さおり②今別府菜香① 7-3 打ち切り 恵利美穂② 杉田奈々②
S2 鐘江真央① 6-3 打ち切り 中武 希②
D2 賀川志保① 牛尾友里香①8-0 三浦 彩② 内村麻里①
S3 鍬田梨絵② 8-0 甲斐文華②
伝統の高鍋のテニスに熱血感あふれる菊池先生の指導で全国大会出場を目指したが残念ながら最後の試合で敗れ出場はならなかった。現役のころから試合をあきらめず必死にボールに食らい付く菊池先生の姿を良く見たが、指導者となってもそういったスタイルには変化はなかった。どちらかというと弱気になりがちな子供たちの気持ちの弱さを上手く補っていた。昨年の宮崎南に引き続き県勢2校の出場はならなかったが、宮崎商業が大きな壁となって立ちはだかる中、宮崎のテニスのレベルは少しずつ上がっているのを感じさせた8位入賞だった。
●5-6位決定戦
コザ 1-3 福徳学院
●7-8位決定戦
熊本 3-2 高鍋
S1 村田夏実② 2-0 (6-1 6-2) 杉尾 萌②
D1 三賀山莉子②児島愛理② 0-2(5-7 2-6) 恵利美穂② 杉田奈々②
S2 冨永沙也加② 0-2(4-6 1-6) 中武 希②
D2 津曲彩香② 水上聡子② 2-0(6-1 6-0) 三浦 彩② 内村麻里①
S3 柏田彩圭① 2-0(7-6 6-0) 甲斐文華②
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<大会結果>
1位 柳川
2位 宮崎商業
3位 鹿児島純心
4位 鳳凰
5位 福徳学院
6位 コザ
7位 熊本
8位 高鍋
※7位までが選抜大会に出場
投稿者 pawaspo : 2008年12月13日 14:01