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2008年11月30日
LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日 [ ゴルフ ]
勝利の女神は気まぐれで、先にホールアウトした古閑、INに入り踏ん張りを見せての-6も、トップとの差は2打差で、逆転の賞金女王の座は絶望的と思われた・・・が、首位の全美貞が17番でボギー、18番でダブルボギーを叩き一気に-5に後退、2位で並んでいた不動裕理の「入れば勝利」のバーディーパットもはずれ、まさかの返しのパーパットまでがはずれ古閑の大会2連覇になる逆転優勝で大会は幕を閉じた。古閑は今日の結果で初めての賞金女王も確定した。
(文・撮影:黒田 健)
LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ
HP:http://www.ricoh.co.jp/LPGA/index.html
開催期日:平成20年11月 27日(木)-30日(日)
開催場所:宮崎カントリークラブ
〒880-8558 宮崎県宮崎市大字田吉字松崎4855-90
TEL 0985-56-4114
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●FINAL ROUND 結果
<優勝>
古閑美保 -6(73 71 70 68)
OUTをイーブンで終了、スコアを上げている上位との差は広がり賞金女王のチャンスもなくなったかのように思えたが、INに入り攻めのゴルフで13番の難しい下りの5mのバーディーパットを沈めると、14,17番とスコアを上げ最終18番でも2ndを1.5mにつけ、難しいラインを読みきり全美貞との差を2打としてホールアウト。17番で全美貞が1つ落とし-7、不動がバーディーでー6。18番では全美貞が2打目をバンカーに落とし、バンカーショットもグリーンをオーバー。よせて2パットでまさかのダブルボギーで-5に。しかし不動の2ndはピンにピタッと寄り、決まれば優勝のバーディーパットが決まらず2mを残す。下りのパーパットが決まればプレーオフと思われたが、不動は外しまさかのボギーで古閑の2連勝と賞金女王が確定した。
古閑選手優勝コメント
「今はだいぶ落ち着きました。いや~経験にないですよね、こんなことは。決まった瞬間は下でテレビ見てて、凄い人がいて全美貞がダボだと聞いてて、不動さんが1m位って言っててみてられなくて外に出たんですよ。でも近いのでざわめきで分かるんですよね。不動さんが1stパット外したのはわかりました。返しのパットはすぐ“あ~”って言ったから全美貞が外したと思ったけど、中からお母さんが出てきてキャーといったんで、あ~勝ったんだなと分かりました。涙出るかと思ったけど、意外と出なかったですね、ただ興奮しただけで。ビックリですよね、ビックリする事いっぱいあるけど、これでプレーオフになることはあるけどあれよあれよと逆転したというのは初めてだと思います。(賞金女王の実感は)ちょっとありますね。女王と言われたので、ああそうなんだと。本当運が良かったというか、最後のバーディーパットで優勝と女王が二つ付いてきたので、すごく運が良いとしか言いようがない。毎年前年度以上という成績を目標にするけど、今年女王になってしまって、4勝もしてしまったので、来年の目標が高くなるなという思いですね。去年以上に練習すればなれると思うので、高い目標持てて良かったと思います。今日は奇跡的な感じだったけど、何か違う力が動いたなという風にしか思えないし、本当に実力でいくならまだ駄目なところもあるし、もっと練習して運が味方しなくても勝てると思うし、不動さんが強かった時のように実力を付けていきたいと思います。」
<2位タイ> -5
不動裕理(72 73 68 70)
OUT7,8番でバーディーを奪い一気に首位に。INに入り13番でバーディーを奪うが15番でボギーを叩き、全美貞との差は3打差に。勝負は完全に2人の一騎打ちと思われたが、先に上がった古閑がスコアを-6に上げている中、最終ホール勝負のかかったバーディーパットを外し、返しのパーパットもはずしボギーで古閑に逆転の優勝を許した。「一人しか取れないタイトルなんで良かったんじゃないですか。誰がということではなく」とコメント
全美貞(71 71 71 70)
OUTで2つ、INでも11,13,14番とバーディーを奪い一時は独走態勢に入るが、上がりの2ホールで優勝を意識したのか17番でボギー、18番では2打目をバンカーに入れ3打目はグリーンを越え、寄せて2パットのダブルボギーでまさかの逆転負け「なんか運がなかったと思います。不動さん素晴らしいプレーヤーだし、2日一緒に回れたことで凄い勉強になったと思います。」とコメント
<4位タイ>-3
福嶋晃子(72 70 71 72)
今日はOUTの2つのボギーがひびき後一歩のところで優勝争いに加われなかった。「来年の事はまだ考えられないですね。今はゴルフやりたいとも思わないから(笑)とりあえずゆっくりしたいですね」と話すように今季の疲れを癒して、若手台頭の女子ゴルフ界で数少ないベテランとして来季の活躍を期待したい。
<7位タイ>-2
上田桃子(74 69 69 74)
優勝争いにとの想いが2番で痛恨のボギー。その後もスコアを上げる事は出来ず、-2で7位タイに終わった。「悔しさの度合いで言うと、120%ですね。この悔しさを忘れずにもっと練習して来年やりたいですね」と語るように、逆転優勝の決まったあとのグリーンで悔しさをこらえながらホールアウト。来年も米国ベースの参戦になる予定。
<10位>-1
<11位タイ>0
横峯さくら(73 75 68 72)
9番のバーディーパットをはずし深くため息。10,12番でバーディーを奪うが上位との差は縮まらず、最終的に今日はパープレーで、トータルもイーブンパーで11位タイで終わった。今年を振り返り来季に向けて「最後決められたら良い締めくくりになったかなと思ったけど、自分の思った所に打ててたんで、仕方ないかな。勝つのと勝たないのは全然違ってくると思うし、エリエールで勝てたのは自信になったかな。まだまだ未熟だなと思ったので、練習して一から出直したいと思います。」とコメント
<13位>+1
<14位タイ>+3
<16位>+4
申ジエ(71 75 72 74)
3つのバーディーでは実力者としての一端を見せてくれたが、結果としては+4で15位に終わった。「今回はショットもバラバラで、コースは隅々まで把握できました。もしまた機会があればまた真剣に勝負したいです」と話すように、初めてとなる宮崎CCに苦戦した結果。来年は日本のツアーに入会して様々なトーナメントで活躍してくれるだろう。
<17位タイ>+5
<19位>+6
<20位タイ>+7
<22位タイ>+8
<25位>+10
<26位>+11
<27位>+13
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投稿者 pawaspo : 2008年11月30日 17:38