●テニスを始めたきっかけは？
父がテニスクラブを経営していて姉も小さな頃からテニスをやっていたので、遊びの中で自然とラケットをにぎっていました。父の話では小さい頃は飽き性で少し練習したかと思えば、他の遊びに気持ちが向いてしまう、そんな繰り返しだったみたいです。

●はじめて試合にでたのは？
小学3年生のときルールもわからないまま試合に出たのですが、結果は負けでした。でもその後すぐに出場した九州ジュニアで上位に入賞して出場した九州大会でシードの選手と試合でいいところまで戦えて（結果は敗戦も）自信がついて、本格的にテニスを始めようと決心しました。そこから熱心に練習をするようになって、小学校を卒業する頃には九州で6位にまでなる事ができました。

●中学生の頃は？
中学一年ではじめて全国大会に出場、この頃は父と姉と毎日のように練習をしていました。実は中学までは両手でプレーしていました。器用なところもあったんですよ。全日本ジュニアに出場した事が大きな自信にもなりました。

●高校では？
一番厳しい練習をしていたのがやはり宮崎商業での3年です。入学してすぐに右手を骨折したのですが、ギブスを巻いたまま左手で練習をしました。1年の秋まで大会に出ることが出来なかったのですが、それでもきつい練習に明け暮れ、秋からは全国大会に出場、2年生ではインターハイシングルスベスト16に入り、3年生に九州大会で優勝、インターハイでシングルス準優勝、ダブルスでもベスト4に入りました。インターハイが終わった時の達成感が今でも印象的です。精一杯頑張って、本当に厳しかった練習を乗り越えた結果だったんで、本当に選手としてやっていく自信のついた3年間でした。チームメイトや迫田先生をはじめ両親やたくさんの周りの人に支えられたからこその結果だったと思います。

●大学進学後は？
日大に進学して成績がなかなかあがらず、自分との戦いが続いた4年間でした。インカレでのベスト8も自分では納得できずに、プロとしてやっていく自信がなかったのですが、父に｢これでやめれば悔いが残る、チャレンジする事は若い頃しか出来ない。｣と言われ気持ちがかわり、プロ入りしてもう一度テニスを頑張ろうという気持ちになりました。どこかにまだやりたいという気持ちがあったのですが、そんな気持ちをわかって父が進めてくれたのだと思います。

●現在の目標は？
最終的な目標はグランドスラムの出場が目標ですが、今は一つ一つの試合に集中して少しでもランキングをあげていきたいとおもいます。宮崎での試合までにはもう少しランキングを上げないとという気持ちはあります。

●プロとしての普段の生活について教えてください！
ツアーがずっと続いているのでなかなか自分のリズムで生活をしている感じはないです。全国の様々な場所にいってたまに美味しいものを食べるのが楽しみです。といっても賞金を稼いでは次の試合の遠征費に･･･。そんな繰り返しで生活に余裕があるわけではないのですが。やはり育ちが宮崎なので都会（東京で生活）でずっと生活すると息がつまってしまいます。たまに自然豊かな場所にいって温泉に入ったりしながらリフレッシュしています。

●宮崎に帰って来た時には？
チキン南蛮を食べに行ったり、地鶏を食べたりすると｢宮崎に帰ってきたんだなあ｣と実感するのですが、それ以上に母の料理を食べるとホッとします。母の作ってくれるパスタが大好きでついつい食べすぎてしまいます。あとは宮崎のコートで父のクラブの子供達と一緒に練習したりするのが楽しみです。テニスの初心者の子供を見ているとついつい教えたくなってしまいます。自分もこんな頃があったんだと懐かしんだりもしてしまいます。宮崎にはたくさん良いコートがあってテニスを始めるのにはいい環境が整っています。もう少したくさんの子供達にテニスを楽しんでもらえたらと思っています。

●今年も７月に宮崎国際チャレンジテニスが行われますが？
もちろん昨年以上の成績（ベスト8）以上が目標です。私が頑張って少しでもたくさんの人に大会に来てもらって、テニスの楽しさを知ってもらいたいです。熱い中での大会となりますが、最後まであきらめない、一生懸命頑張る姿をみてください。

※取材協力：ＳＩＺＥＮ　今回は宮崎の旬の味を楽しみながらのインタビューとなりました。
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宮崎国際チャレンジャーテニス2008
期日：本戦 2008年7月15日（火）～20日（日）
　　　 予選 2008年7月13日（日）～14日（月）
会場：シーガイアテニスクラブ
種目：女子シングルス

※大会ではスポンサー、パワスポでは大会特設ホームページ制作のためのバナースポンサーを募集しています。
詳細は宮崎県テニス協会までお問合せください。

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