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2007年12月31日
全国高校ラグビーフットボール大会2回戦 [ ラグビー ]
雪の予報もなんとか天気は曇りまで。風は強く冷たいが熱い戦いとなった2回戦。1回戦を快勝した高鍋は優勝候補の一角、大阪工大高と対戦した。序盤高鍋は持ち前の展開力で試合を優位に進めるが、前半11分に大工大、下平に個人技でトライを奪われると、あとは相手の攻撃を防ぎきれずに防戦一方の内容。9つのトライを奪われ、相手DFの壁を破る事もなく0-60で敗戦した。
全国高校ラグビーフットボール大会
日時:平成19年12月27日~1月7日
場所:近鉄花園ラグビー場
●1回戦 高鍋 43-7 (26-0 17-7)富山工
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<高鍋高校スターティングメンバー>
FW 1 田上翔太
2 松田典之
3 福島健人
4 野満憲太
5 末永祐己
6 海野健史
7 石上雄士
8 逸見祐仁
HB 9 多田潤平
10 横尾晋平
TB 11 後藤兼三
12 中島烈史
13 黒木康平
14 佐々木隆史
FB 15 井上達朗
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●前半
11分:相手陣中央ラックから下平が右に抜け出し独走トライで0-5。
17分:ゴール前5mに迫られ中央モールでおしこまれ古川にトライを奪われる。ゴールも決まり0-12。
20分:中央ラックからつながれ天野に中央にトライを奪われる。ゴールも決まり0-19。
25分:右中間ラックから左にDFをかわしながらつながれ木村にトライを奪われる0-24。
前半の善戦は目立ったが、トライを個人技で奪われ許すと相手ナンバー8、竹中や大型のFW陣にボールがわたると1人のタックルでは止めることが出来ずに2人、3人とDFに。そこでパスをまわされ数的不利を作られると次々とトライを奪われ完全に試合は大阪工大ペースに。
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●後半
5分:ゴール直前までに攻め込まれると新里にトライを奪われ0-29。
12分:右中間ラックからつながれ途中出場の岡田にトライを奪われる。ゴールも決まり0-36。
19分:左中間ラックから、次々とボールをつながれ最後は忠津がトライ。ゴールも決まり0-43。
21分:自陣深く攻め込まれると平良に右中間にトライを奪われゴールも決められ0-50。
24分:選手を次々と交代してフレッシュな状態の大工大は攻撃の手を緩めず古川がトライを奪いゴールも決まり0-57。
29分:残り時間もあとわずかで、自陣中央20mで反則。PGを決められ0-60に。その瞬間ノーサイド!シード高の高い壁に一矢も報いることなく敗戦。
1回戦活躍の佐々木、井上の2人は相手DFをかわし前に進むチャンスをつかむが、そこには何人もの相手DFが。スピードある選手の突破を許しても確実に他のDFが押さえ込むことの出来るスペースに追い込む。戦略という点で明らかに出来上がった大工大のDFの前に何も出来ずに終わった。相手攻撃には次々とタックルを繰り返し粘りのDFをみせるが、フィジカルの能力の違う相手。2,3人とタックルをして相手を止めても、ボールの接点に人数がかかる為、DFの数的不利は明らかだった。それでも外にまわすわけでもなく中央を次々とおしこんでくる大工大の攻撃に高鍋DFは最後は対応する事が出来ないほど消耗していた。シードの壁は高かったが、最後まで1本のトライを目指して戦い続けた姿には感動させられた。選手はもちろん応援団にスタッフ、みんなが頑張った3日間。1勝という結果に終わったが宮崎を代表して誇り高い戦いを見せてくれた高鍋高校にありがとうを言いたい。
投稿者 pawaspo : 2007年12月31日 09:17
コメント
現在の全国のラグビーのシード校の力と宮崎県の力の差を感じますが、泣き言はいえません。。宮崎県の高校ラグビーのように県全体のレベルが近く、県外からの選手流入もない学校と、ある県のように1校だけが抜きん出ている県と色々あります。このような状況で頑張っている県もあるのですから、高鍋も全国レベルへ向けて頑張って欲しいものです。新人戦で県で優勝しました。九州大会で頑張ってくれることと思いますが、目標は花園での全国レベルでの戦いです。頑張れ高鍋。
投稿者 山本邦紘 : 2008年02月07日 10:52