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2007年01月08日
高鍋、全国制覇の強豪に意地の1トライ!第86回全国高校ラグビー3回戦 [ ラグビー ]
◆高鍋(宮崎県)5-65東海大仰星(大阪第二)
1月1日(月)大阪府東大阪市花園ラグビー場にて「第86回全国高校ラグビー大会3回戦」が行われた。相手は優勝候補筆頭の東海大仰星、公式戦無敗の強豪に11トライを奪われ大敗も後半終了間際に相手のミスをついて1トライを奪い今大会無失点の相手から初の得点を記録。最後まであきらめず戦い続けた試合で1つの結果を残せた事で次に繋がる結果になった。東海大仰星は決勝まで圧倒的な力の差を見せて大会を制し日本一に。ハイレベルな内容の大会の中、高鍋高校も宮崎を代表して素晴らしい戦いを繰り広げた。
(レポート:黒田健)
日時:平成18年1月1日(月)14:15 キックオフ
会場:花園ラグビー場 第3グラウンド
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●試合結果
高鍋(宮崎県)5-65東海大仰星(大阪第二)
(前半0-29 後半5-36)
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●前半
高鍋は前半開始早々左中間ラックからボールをまわされ最後は13谷野にトライを奪われゴールも決められる。相手の圧倒的な攻撃力の前に防戦一方の高鍋も11分、16分と立て続けにトライを奪われ完全に試合の主導権を相手に奪われる。そこから終了間際まで自慢のDFで粘りを見せるが、体力の落ちはじめた前半終了間際に2トライを奪われ前半は29点のリードを奪われ終了。相手の展開力、接点での強いあたりに圧倒された内容も、ゴール前での必死のDFで高鍋らしさを見せた。
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●後半
後半に入って東海大仰星は攻撃の手を緩めず、2分に得意のハイパントを15宮田が拾いトライを奪い、6分、8分には個人技でDFを弾き飛ばしトライを奪い得点差を離していった。東海大は後半メンバーを代えていくが、サイズも戦力的にも変化はなく次々と代わったメンバーが活躍しその後も攻撃を続ける。後半26分相手スクラムから展開したボールが高鍋の鋭い出足によってミスがうまれ左ウイングの11河野が拾い左隅にトライ。今大会初めて東海大から得点を奪った。試合は11トライを奪った東海大が快勝も最後まであきらめずに得点を目指した高鍋にも拍手が送られた。
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●感想
東海大仰星は高校日本代表を6人擁し他の高校を寄せ付けない圧倒的な勝ち上がり方で、無敗のまま今年の全国大会を制した。そんな高校を相手に最後の試合をあきらめずに戦い続けた姿に感動した。選手達に最後まで熱い応援を続けた高鍋高校の生徒や関係者、宮崎県人会の皆さんのサポートがあってこその結果だと思う。今年の高鍋高校はサイズも小さくDF中心のチーム。試合前はどこまで守れるかに注目していたが、結果としては攻撃の場面もあり、相手の激しいタックルに跳ね返されたが充分に力は出せたとおもう。「来年はもう少し大きなチームを連れて来ます。」そんな監督の最後の言葉が心に残っているが、高鍋高校にとっても宮崎の高校ラグビーにとっても大切なきっかけをつかんだ試合だった。
投稿者 pawaspo : 2007年01月08日 13:48