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2006年11月26日

リコーカップ関連レポート~大会最終日 [ ゴルフ ]

■LPGA ツアーチャンピオンシップ リコーカップ Final Round
~宮崎カントリークラブ(宮崎市)

 昨日から続く雨の中、今季女子プロゴルフツアーの締めくくりとなる『LPGA ツアーチャンピオンシップ リコーカップ』最終戦が宮崎カントリークラブ(宮崎市)で行われた。3rd ROUNDを終えて通算-6でトップに並んでいた横峯さくらと諸見里しのぶ。この日最終組でラウンドに望んだ両選手のプレーには互いの意地とプライドがぶつかる場面が随所に見られ、6番ホールまではバーディーを決めれば相手もバーディーを決めるなど、息もつけない程の大接戦となりギャラリーを沸かせていた。しかし、7番・9番・15番ホールで横峯がバーディーを決め3打差となった17番ホール。諸見里は2ndショットがうまく決まらずグリーン左の深いラフへ…。しかし、直接チップインを狙うもうまく決まらず・・・。結果4オン3パットの3ボギー!終わってみれば順調にスコアを伸ばしていった横峯が2位7打差と大差をつけ今季の目標としていた3勝目、そして国内メジャータイトル初の優勝となった。一方、この日首位から3打差の3位スタートとなったディフェンディングチャンピオン、大山選手(宮崎)は通算-1の5位タイ。+1の8位だった宮里選手はこの日67と実力を見せるも2位タイの-4という結果だった。 
撮影・文:黒田 健 文:木原ケイ

表彰式 横峯と諸見里
▲左:優勝の横峯さくら 右:健闘を称えあう横峯選手・諸見里選手

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●スコア~最終ラウンド終了時

RUNK/NAME/TOTAL/1st/2nd/3rd/4th

優勝
-11 横峯さくら 277 73 67 70 67

2位
-4 宮里 藍 284 72 74 71 67
-4 李 定 垠 284 76 69 71 68
-4 諸見里しのぶ 284 69 72 69 74

5位
-1 上田桃子 287 75 71 72 69
-1 李 知 姫 287 74 69 73 71
-1 大山志保 287 73 71 69 74

8位
0 飯島 茜 288 73 73 69 73

9位
+1 不動裕理 289 75 72 72 70

10位
+3 全 美 貞 291 74 74 68 75

11位
+5 茂木宏美 293 75 72 71 75

12位
+6 ウェイ ユン ジェ 294 74 74 73 73
+6 肥後かおり 294 73 75 73 73
+6 辛 炫 周 294 73 73 74 74

15位
+8 N.キャンベル 296 73 76 76 71
+8 天沼知恵子 296 76 75 71 74

17位
+9 福嶋晃子 297 82 69 76 70
+9 西塚美希世 297 74 77 73 73

19位
+13 中田美枝 301 77 72 80 72

20位
+14 古閑美保 302 80 76 74 72
+14 藤田幸希 302 76 75 76 75

22位
+15 服部道子 303 78 76 77 72

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●ラウンドレポート

 最終日のレポートは、横峯・諸見里両選手の熱戦の模様を中心にレポートする。若い世代の両選手の熱い戦いをお楽しみ頂きたい。

(数字は通算の成績)

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●1H--355y--Par4

・横峯 さくら(バーディー)  -7
・諸見里 しのぶ(バーディー)  -7

1H諸見里しのぶ 1H横峯さくら

 2選手共にメジャー初制覇に向けてのラウンドとなるこの日。天候はあいにくの雨だが、両者共に気合の入った表情でティーショットへ向かう。しかし横峯は気合が空まわりしたか、それともプレッシャーからなのか2ndがグリーンを捉えきれない。逆に諸見里は2ndがピンそばへピタリと合わせる完璧なショット!なんなくバーディーとした。一方、横峯はプレッシャーのかかる場面だったが、快心のチップインバーディー!いきなりスーパーショットが飛び出し、今日の接戦を予想させた。


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●2H--560y--Par5

・横峯 さくら(パー)   -7
・諸見里 しのぶ(パー)  -7

2H諸見里しのぶ 2H横峯さくら

 先ほどチップインバーディーを奪った横峯だが、なかなかショットが安定せず1st・2nd共にラフへ。なんとか3オンするも長い距離のパットを残す・・・。一方諸見里のショットは安定しており、ピタリとピンそばへ3オン!が、互いにパットが少しあわず2パットとなり、このホールは共にパーとなった。しかし横峰、長いバーディーパットも距離感はピタリ!大会を通しての好調さはキープできているようだ。


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●3H--405y--Par4

・横峯 さくら(パー)   -7
・諸見里 しのぶ(パー)  -7

3H諸見里しのぶ

グリーン手前左右に深いバンカーが構える3番ホール。共に2ndでグリーンオンし、バーディーチャンスだがパットが共に若干短く、このホールも共にパーとした。


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●4H--358y--Par4

・横峯 さくら(パー)   -7
・諸見里 しのぶ(パー)  -7

4H横峯さくら

 1stはともにFW真ん中へ。2オンに成功するがピンまでかなりの距離を残す。若干パットの距離が合わない横峰。対する諸見里のバーディーパットは距離感はピタリ!ついに均衡が破れるか?というパットだったが、ほんの少し横へはずれてしまいこのホールも共にパー。


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●5H--190y--Par3

・横峯 さくら(パー)   -7
・諸見里 しのぶ(パー)  -7

5H諸見里しのぶ 5H横峯さくら

 本日初のショートホール。ピンから3~4mのバーディーチャンスにつける横峰。対する諸見里はグリーンオンするもボールが止まらずピン奥のラフへ!またしても均衡が破れそうな場面。不利な状況の諸見里のアプローチは若干弱くピンそば1~2mへ。そして横峰のバーディーパット。しかし芝の読み違いからか右にそれてしまいこのホールもパー。諸見里がパーパットを沈め、またもや両者共にパーセーブ。ピンチを切り抜けた諸見里とチャンスを逃した横峰。このホールが後に影響してしまうのか?


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●6H--358y--Par4

・横峯 さくら(バーディー)   -8
・諸見里 しのぶ(バーディー)  -8

 降り続いた小雨が小康状態へ。1st・2ndを両選手共にキチッと決め2オン。そして注目のバーディーパットを先に決めたのは横峰!ピン右奥7~8mからのロングパットを見事に決める。そしてピン左約5m程の距離からの諸見里のバーディーパット。重圧のかかるこの場面、慎重に慎重に芝を読みきっちり決めた!またしても差はつかなかった。


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●7H--410y--Par4

・横峯 さくら(バーディー) -9
・諸見里 しのぶ(パー)  -8

7H横峯さくら 7H諸見里しのぶ

 ドッグレッグの7番ホール。横峰の2ndはピンそば左、諸見里の2ndはピンそば右へと共に譲らずナイスオン!ピン奥から下がり傾斜のついているグリーンでのパット、先に打ったのは諸見里。右下がりのバーディーパット…、しかしわずかにそれてしまう!!それを参考にしたのか、横峰は左下がりのグリーンをキチッと読み、待望のバーディー!ついに均衡が破れ横峰、1打差をつけて単独首位となった。


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●8H--170y--Par3

・横峯 さくら(パー)   -9
・諸見里 しのぶ(パー)  -8

8H諸見里しのぶ 8H横峯さくら

 このまま勢いをつけたい横峯だが、1stが左バンカーへ!対して諸見里はピン左奥6~7mにナイスオン!ピンチの後にチャンスありという展開になる。が、キチッとバンカーからのアプローチをピンそば約5mへ決める横峯!注目の諸見里のバーディーパットとなった…。しかしこれが決まらない。ボールがカップからほんのわずか数センチずれてしまう!結局共にパー。横峯、ピンチをしのいだ。


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●9H--490y--Par5

・横峰 さくら(バーディー) -10
・諸見里 しのぶ(パー)  -8

9H横峯さくら 9H諸見里しのぶ

 またしてもチャンスを掴みきれなかった諸見里。注目の9番ロングホールは両者共にチャンスが広がる。テンポよく3オンする諸見里に対し、1stがラフに入った横峯の2ndは思い切ったショットで果敢にグリーンを攻める!残念ながら2オンは出来なかったが、グリーンエッジからのアプローチはバーディー獲得へ充分な距離。対してピンから約6~7mのバーディーパットとなった諸見里は、残念ながらピンの右をかすめ、またしてもバーディーを逃してしまう。慎重に芝を読む横峯。思い切って打ち出されたボールは見事にカップに吸い込まれ!このホールでも1打差をつけ、前半終わって通算で2打差をつける展開となった。


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●10H--341y--Par4

・横峯 さくら(パー)   -10
・諸見里 しのぶ(パー)   -8

10H諸見里しのぶ 10H横峯さくら

 またしても雨が降り出した後半スタートの10番ホール。2ndでピンそばにつける諸見里。そして横峯の2ndがバンカーのヘリに当たるも、転がった方向が良くナイスオンする。若干パットの短い諸見里、そして横峯はボール一つ分ずれてしまい、このホールも共にパーセーブとした。

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●11H--485y--Par5

・横峰 さくら(パー)  -10
・諸見里 しのぶ(パー)  -8

11H諸見里しのぶ 11H横峯さくら

早く追いつきたい諸見里。2オンを狙った横峯のショットがバンカーに飛び込みチャンスを迎える。が、ここで横峯またしても信じられないスーパーショットを決めてしまう!果敢に攻めた結果、ボールはピン横約3mバーディーチャンスの位置につける!共に3オンの両者、長い距離になった諸見里のパットは多少ずれ、横峯のパットは多少短い。結局、このホールもパーセーブとなった。


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●12H--140y--Par3

・横峰 さくら(パー)   -10
・諸見里 しのぶ(パー)  -8

12H諸見里しのぶ 12H横峯さくら

 一段と雨の強くなってきた12番ホール。共にピンそば数mの距離にキチッと1stショットを決める。バーディーパットが若干それてしまった諸見里。横峯には絶好のチャンスが訪れた!しかし横峯のパットの瞬間何かが邪魔したようで、手で払っていた…。そしてボールはカップを蹴ってしまう!後で写真で確認したが、どうやら虫がその瞬間顔に止まった様である。共にパーとなったが、この展開が後にどう響いてくるのか…。


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●13H--495y--Par5

・横峯 さくら(パー)    -10
・諸見里 しのぶ(バーディー) -9

13H諸見里しのぶ 13H横峯さくら

 思わぬアクシデントに見舞われた横峯。動揺してしまったのか、1stが右バンカーへ!しかしボールは埋まらなかったようで、そのままロングクラブで2ndを打つ。対する諸見里、キチッと3rdをピン奥約7~8mの距離へナイスオン!3オンを狙った横峯のショットは、若干乱れバンカー奥のラフへ…。果敢にチップインを狙うが、ピンそばで止まってしまう…。そして諸見里はキチッとバーディーを奪い、横峯に2打差と迫った。


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●14H--383y--Par4

・横峯 さくら(パー)     -10
・諸見里 しのぶ(ボギー)  -8

14H諸見里しのぶ 14H横峯さくら

 ついに1打差に迫った諸見里だが、1stが右松林のラフへ!深いラフだった様で、FWに戻すだけのリカバリーとなった。対する横峯はキチッとピンそばへ2オンに成功。何とかパーをキープしたい諸見里だが、3rdはグリーン手前へ。もちろんチップインを狙いに行くも、残念ながら外れてしまいこのホール痛恨のボギーとなってしまった。横峯はキチッと2パットで決めパーセーブとした。

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●15H-413y--Par4

・横峰 さくら(バーディー) -11
・諸見里 しのぶ(ボギー)  -7

15H諸見里しのぶ 15H横峯さくら

 またしても2打差となった両者。気を取り直したい諸見里の1stはFW中央をキープ。一方、横峯は右のラフに捕まってしまう・・・。14番ホールと逆の展開だが、ここで横峯がグレイトショット!ラフからピン手前約6~7mの距離へナイスオンを決める。プレッシャーからか、諸見里は2オンするもピンから約20mは残しているであろうロングパットとなってしまった。寄せるだけになってしまった諸見里に対して、横峯はきっちりバーディーを決める!思わずガッツポーズの飛び出す横峯!!そして諸見里はパーパットを外してしまう…!結局ボギーとなったこのホール。残り3ホールで3打差と、横峯が優勝に一歩近づいた。


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●16H--175y--Par3

・横峯 さくら(ボギー) -10
・諸見里 しのぶ(パー) -7

16H横峯さくら 16H諸見里しのぶ

 このまま突き放したい横峯だが、1stはまたしてもバンカーへ。このチャンスを生かしたい諸見里だが、1オンせずグリーン左のエッジへ。横峯の見事なバンカーショットでリカバリー。対する諸見里のバーディーパットははずれてしまう!思わず首をかしげる諸見里だが、パーをサーブした。同じくここでしっかりとパーセーブをしておきたい横峯のパットはわずか数センチ足りず入らない・・・・・思わずギャラリーからもため息が漏れる。結局このホールボギーとし、またしても3打差へ。


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●17H--317y--Par4

・横峰 さくら(パー)  -10
・諸見里 しのぶ(トリプルボギー) -4

17H諸見里しのぶ 17H横峯さくら

 いよいよ残り2ホール。何とか追いつきたい諸見里の1stはFW右に位置するも、前方の松が邪魔する最悪の位置へ…。対する横峯は2ndをピンそばへキチッと決め、プレッシャーを与え続ける。なかなか打てない諸見里だが、意を決して打った2ndはグリーン左のラフへ!しかもまたしても木が邪魔する状況に!!今回のコースの中で、一番むずかしいとされる17番のグリーンへのアプローチショット。何度も何度も入念に周りの状況を確認する諸見里。そして運命の3rd……、これがグリーンに届かない!!対する横峯は早いグリーンを読み、優しくパッティングするがわずか数センチ足りずにパー。そして、優勝は遠のいたものの順位争いの事を考えると、是が非でもボギーに留めたい諸見里だが、結局このホール4オン3パットのトリプルボギーとなってしまった……。


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●18H--400y--Par4

・横峯 さくら(バーディー)  -11
・諸見里 しのぶ(パー)   -4

18H横峯さくら 18H諸見里しのぶ

 そして今年度のLPGAツアーの最終ホール。いつの間にか雨も上がり、空には青空が広がっている…。地元宮崎に拠点をく横峯の優勝をこの目で見ようと大勢のギャラリーの見守る中、横峯は1stを右FWへ、2ndをピン奥7~8mにナイスオンさせた。一方、あと一歩突き抜けることができず後退してしまった諸見里の1stはFWから少し外れた右のラフへ、2ndは若干グリーンに届かない。しかし、多くのギャラリーが、この素晴らしい戦いを繰り広げた両選手にむけて大きな拍手が沸き起こった。最後はしっかりとアプローチショットを決めパーセーブとした諸見里選手。そして、いよいよ待ちに待った瞬間…。何度も何度も、慎重に慎重を重ねグリーンの状態を見極める横峯…。横にはキャディを務める父、良郎さんの姿も。そして、今日最後のパットが「コトン」とカップに収まった…。この瞬間、横峯さくら選手の今季3勝目、そして国内メジャータイトルの初優勝が決まった!

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●横峯さくら~試合後のコメント
 素直に嬉しいです。ゴルフは何があるか分からない、安心できたのは18番でセカンドがグリーンにのってからですね。今日は納得できるプレーは出来たんですけど、その中でも課題が残って、まだまだだなということもあります。15番なんかが自分に運が向いていた、と思います。冷静にしてましたね、今日は。1番は3パットする距離ほどあったんですけど、入ってくれて。18番は入ると思わなかったんです。昨日言っていた状況判断が出来たと思います。2人ともすごくいいプレーをしていたので、どうなるか分からないと前半思いました。父とは色々やりとりしてました、打つ前にどうでもいい独り言をしゃべってたりするので(笑)。でも、自分の中で動揺しないというかイライラしなくなったことが良かったと思います。父の言っていることがあっていると思えばそうしますし、違うと思えば自分の考えでやりました。今年は2勝してからモチベーションがなかったんですけど、今日勝ってやはり、勝つ事とそうでない事の違いを改めて感じました。技術的にもメンタル的にも成長出来、ほんとにいい年になったと思います。DPTのテレビマッチの時に青木さんのアドバイスがすごく大きくて。パッティングについて「短くもって」といわれたのが一番ですね、安定しました。メンタル面では攻める気持ちを忘れないということですね。宮里さんが、帰ってきてすぐ勝って「日本の女子プロ界は何やってんだ」ということだと思うんですけど、今大会は日本の選手として負けられないという気持ちがありました。今年はすごくいい経験もありいい年だったと思います。公式戦タイトルはあんまり実感はないんです。5年シードもあるし、今のところアメリカのQTは考えていないんですけど、スポット参戦はしたいと思います。

横峯親子握手


●横峯 良郎さん(さくら父)~試合後のコメント
 1番ホールでグリーンエッジからのパターがチップインしたことで、うまく波に乗れた。実はあそこが一番グリーンがむずかしいホール。これで、この後もパットが全く切れなかった。狙い通りに全て打てた。今回はドライバーを2本用意していて、使い分けてみた。ラフからのスーパーショットもその成果。だが、たまに渡すべきドライバーを間違えそうになり、もう少しで僕がミスをしそうになったが(笑)
 昨年に比べてさくらはかなり成長したと思う。13番でちょっとキレかかってバンカーへ打ってしまったが、イライラしていなかったらまず入れるはずがないショット。その時に本人が気付いたみたい。そしてその後アプローチが成功してパーをとったが、あの場面でパーとボギーでは大きく違っていた。精神的にもだいぶ落ち着いてきたのかな?相変わらず、僕の言葉にはイライラするみたいだけど(笑)それでも、もちろん実力が伴っていないと優勝は出来ない。人に持っていないものを見つけられたようなので、来年も楽しみだね。

(最後の握手は?)
 メジャー初タイトルおめでとうと思って手を出したら「建前上ね(笑)」と言われたので、「お前も大人になったな」と(笑)

(今回の優勝のキーワードは?)
 わかってるだろ?『切れない』(精神的にもパットも)だよ(笑)


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●諸見里しのぶ~試合後のコメント
 今日は17番がなければ90点以上のゴルフだったんですけどこれが私の実力だなと、このままだとワールドカップで日の丸を背負うのはみっともないし、しっかりと練習をして、この悔しいおもいをワールドカップで返したいとおもいます。13番で一打差になったのですが気持ちに変化はなかったですが、15番で3パットで追い付かないかなと。今日はとどかないと思って攻めた結果、裏目にでてしまいました。


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●最終日の大山志保

大山志保01 大山志保02
 大逆転を目指してスタートした地元大山志保は、1~3までパーセーブでしのぎチャンスを狙うが、4番でボギーをたたき、ここで首位との差が大きく開いた。続く5番ではティーショットでグリーンをオーバーし結果ボギーに終わり逆転の望みが薄れた。

大山志保03 大山志保04
 その後はギャラリーの応援にこたえようとラウンドを続けるが結局今日は2オーバーのトータル-1で5位タイの成績に終わったが、今年の賞金女王としてラウンド終了後、表彰された。

●大山志保~試合後のコメント
賞金女王 大山
 やはり、今日スコアを伸ばせなかったのがすごく残念ですけど、最後まで気持ちを切らすことなくプレーできました。冷静にプレーできなかったのが連続ボギーに繋がりましたね。最初にボギーが着たのでガクッときてしまって、3パットしたり・・・。一番苦手としていたアプローチが今週はすごく良かったのがうれしいですね。パッティングと平均ストロークは絶対トップになりたかったし、不得意だったリカバリー率が上がったから賞金女王になれたと思います。課題としては、まだスイングを改造したいと思います。トップのばらつきが気になっています。今日の悔しさでこのオフ頑張れます。来年は今年以上の成績を求めるとすごく大変だと思いますけど、上を目指したいですね。それと・・・1回だけアメリカに挑戦したいと思います。もし駄目だったら日本です。それくらいプレッシャーをかけて挑みます。来年はアメリカで成績を残す事が目標です、今年以上に精神的に安定したいい年にしたいと思います。


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●最終日の宮里藍

宮里藍
 1,2番で連続バーディー。最終日の猛チャージが期待されたが、最終組2人もスコアを伸ばしなかなか差が縮まない。6番でも3mを決め、11番、13番でバーディーを決め今日-5の67でベストスコア。最終日の頑張りで-4の2位タイでホールアウトした。

●宮里藍~試合後のコメント
 今日はやっといい出だしだったし、風もなくいい条件が揃ってた。ショットもバーディ圏内につけれたし、パッティングもかみ合ってくれました。スコアを意識せずに楽しんで回りたいと思ってたので締めくくりにしては良いラウンドだったと思います。今シーズンはあっという間でした。やることが多すぎて、挑戦の1年。アメリカでやってきたことを日本で証明できた…というか力を付けれたかな。データでサンドセーブとグリーン周りが悪いのでオフの間は小技を重点的にやりたいなと思います。今年は手探りの部分があったのにこの成績を残せたので、来年は上げていければ。そのためにも技術的な部分をもっと上げていかなければ、と思ってます。


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●上田桃子
上田桃子

●インタビュー~試合後のコメント
 今日は首が回らない状況で、最終日にアンダーパーでまわれて良かったです。来年のWカップに向けて恥ずかしくないようなプレーをしたかなと思うし、それに繋がるいいプレーだったと思います。今年1年間で色々成長できたと思います。


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■第2ラウンドと第4ラウンドの熱い戦いを見た木原ケイの感想

 横峯さくら選手と諸見里しのぶ選手の戦いは、最初から最後まで本当に見ごたえのある素晴らしい勝負でした。一方が決めればもう一方も負けじと決め返す…。まさに一進一退の攻防が繰り広げられました。最終的には7打差と、大差がついてしまいましたが勝負どころとなった17番ホールでの諸見里選手の"いちかばちか"の3rdショットには、本当にドキドキさせられました。また、横峯選手の数々のスーパーショットには、驚かされ続けました!緊迫した状態が終始続く展開の中でも両者共に最高の力を発揮し、常に上を目指していく姿にはとても感動を憶えました。また、横峯選手はじめ、宮里選手、諸見里選手は20代前半ということで、これからますますの活躍が期待されるところです。もちろんその中でも宮崎県に大変ゆかりのある横峯選手には、これからもますますの大活躍を期待したいと思います。'06年のチャンピオンシップを制覇した横峯選手、また'06年の賞金女王となった大山選手と両名の素晴らしいプロゴルファーと関りをもつ宮崎県で、また来年も熱い戦いが繰り広げられる事を期待したいと思います!!

投稿者 pawaspo : 2006年11月26日 16:41

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