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2006年11月16日

DPT大会関連レポート~大会1日目 [ ゴルフ ]

■2006 DUNLOP PHOENIX TOURNAMENT~1st Round

  11月16日(木)、昨日に続き晴天に恵まれたフェニックスカントリークラブにて、いよいよ「ダンロップフェニックストーナメント」の本戦がスタートした。やはりギャラリーの注目はタイガー・ウッズに集まったが、日本人選手も負けてはいない。中でも、2000年のチャンピオンでもある片山晋呉の気迫はふれるプレイが目立った!内容は7バーディー、2ボギーの5アンダーで単独首位にたち、2位のG・フェルナンデスカスタノ とは1打差となっている。そして、注目のタイガーは、後半風に苦しんだようだが、バンカーショットなどが冴えなんとかスコアをまとめ、5バーディー、2ボギーの3アンダーとし、片山から2打差の3位タイと、三連覇にむけて絶好の位置につけた。そして、今日の話題としては、深堀が6番ホール(200Y/par3)を5アイアンで見事にホールインワンを達成した。今回のレポートでは大会初日という事もあるので、第一ラウンドの結果と共に大会出場「全選手」のスタート時の模様を紹介する。

文・撮影:黒田 健 文・撮影:松田秀人

片山 タイガー
▲左:初日を堂々の単独首位(-5)で終えた片山
▲右:豪快なドライバーショットで観客を沸かせるタイガー

深堀 ハリントン
▲左:6番ホール(200Y/par3)5アイアンでホールインワンを決めた深堀
▲右:欧州賞金王のハリントンは3位(-3)と好位置につけた

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●1ラウンドスコア

Rank Name 1R Total Score

1 片山 晋呉 65 65 -5
2 G・フェルナンデスカスタノ 66 66 -4
3 佐々木久行 67 67 -3
 伊澤 利光 67 67
  タイガー ウッズ 67 67
  広田  悟 67 67
 パドレイグ ハリントン 67 67
8 深堀圭一郎 68 68 -2
9 佐藤 信人 69 69 -1
 グレゴリー マイヤー 69 69
 白  佳和 69 69
12 中嶋 常幸 70 70 E
  加瀬 秀樹 70 70
 藤田 寛之 70 70
  丸山 大輔 70 70
 矢野  東 70 70
 谷原 秀人 70 70
 スコット レイコック 70 70
  谷口 拓也 70 70
 ウェイン パースキー 70 70
  クリス キャンベル 70 70
 シーブ カプール 70 70
  イアン ポールター 70 70
24 鈴木  亨 71 71 +1
 野仲  茂 71 71
 宮本 勝昌 71 71
 近藤 智弘 71 71
 川原  希 71 71
 小田 孔明 71 71
30 川岸 良兼 72 72 +2
 金 鍾 徳 72 72
 谷口  徹 72 72
 デービッド スメイル 72 72
 葉 偉 志 72 72
 髙橋 竜彦 72 72
36 宮瀬 博文 73 73 +3
 兼本 貴司 73 73
 真板  潔 73 73
 横田 真一 73 73
 林 根 基 73 73
 菊池  純 73 73
 今野 康晴 73 73
 立山 光広 73 73
  井上  信 73 73
 スティーブン コンラン 73 73
 中川 勝弥 73 73
 横尾  要 73 73
 宮里 優作 73 73
 三橋 達也 73 73
 今井 克宗 73 73
 塚田 好宣 73 73
 S・K・ホ 73 73
 ジャスティン ローズ 73 73
 小田 龍一 73 73
 武藤 俊憲 73 73
 I・J・ジャン 73 73
57 室田  淳 74 74 +4
  秋葉 真一 74 74
  小山内 護 74 74
  トーマス ビヨン 74 74
  Y・E・ヤン 74 74
 田島 創志 74 74
 増田 伸洋 74 74
 クレイグ ジョーンズ 74 74
 ウォンジョン リー 74 74
66 平塚 哲二 75 75 +5
ブレンダン ジョーンズ 75 75
 高山 忠洋 75 75
 高島 康彰 75 75
 ルイ オイストハイセン 75 75
71 尾崎 将司 76 76 +6
 尾崎 直道 76 76
 友利 勝良 76 76
 桑原 克典 76 76
  田中 秀道 76 76
  辛 容 振 76 76
 ディネッシュ チャンド 76 76
 市原 建彦 76 76
79 デービッド ハウエル 77 77 +7
 野上 貴夫 77 77
81 米山  剛 78 78 +8
 久保谷健一 78 78
83 堀之内 豊 79 79 +9
84 杉原 輝雄 83 83 +13

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●No1 TEE スタート選手紹介

<No.1> 8:30
宮瀬博文 中川勝弥 鈴木亨
宮瀬博文 / 中川勝弥 / 鈴木亨


<No.2> 8:40
谷口拓也 菊池純 杉原輝雄
谷口拓也 / 菊池純 / 杉原輝雄


<No.3> 8:50
三橋達也 野上貴夫 S・レイコック
三橋達也 / 野上貴夫 / S・レイコック


<No.4> 9:00
S・カプール 近藤智弘 尾崎将司
S・カプール / 近藤智弘 / 尾崎将司


<No.5> 9:10
平塚哲二 谷口徹 T・ビヨン
平塚哲二 / 谷口徹 / T・ビヨン


<No.6> 9:20

尾崎直道 S・K・ホ G・フェルナンデスカスタノ
尾崎直道 / S・K・ホ / G・フェルナンデスカスタノ


<No.7> 9:30
Y・E・ヤン 横尾要 D・ハウエル
Y・E・ヤン / 横尾要 / D・ハウエル


<No.8> 9:40
増田信洋 小山内譲 W・パースキー
増田信洋 / 小山内譲 / W・パースキー


<No.9> 9:50
深堀圭一郎 加瀬秀樹 宮本勝昌
深堀圭一郎 / 加瀬秀樹 / 宮本勝昌


<No.10> 10:00
真板潔 佐藤信人 横田真一
真板潔 / 佐藤信人 / 横田真一


<No.11> 10:10
武藤俊憲.jpg 高島康彰 S・コンラン
武藤俊憲 / 高島康彰 / S・コンラン


<No.12> 10:20
今井克宗 立山光広 金鍾徳
今井克宗 / 立山光広 / 金鍾徳


<No.13> 10:30
塚田好宣 G・マイヤー 辛容振
塚田好宣 / G・マイヤー / 辛容振


<No.14> 10:40
C・ジョーンズ 小田龍一 室田淳
C・ジョーンズ / 小田龍一 / 室田淳


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●No10 TEE スタート選手紹介

<No.15> 8:35
小田孔明 D・チャンド 田島創志
小田孔明 / D・チャンド / 田島創志


<No.16> 8:45
友利勝良 I・J・ジャン 兼本貴司
友利勝良 / I・J・ジャン / 兼本貴司


<No.17> 8:55
桑原克典 井上信 C・キャンベル
桑原克典 / 井上信 / C・キャンベル


<No.18> 9:05
田中秀道 広田悟  I・ポールター
田中秀道 / 広田悟 / I・ポールター


<No.19> 9:15
高橋竜彦 市原建彦 J・ローズ
高橋竜彦 / 市原建彦 / J・ローズ


<No.20> 9:25
矢野東 片山晋呉 P・ハリントン
矢野東 / 片山晋呉 / P・ハリントン


<No.21> 9:35
谷原秀人 米山剛 T・ウッズ
谷原秀人 / 米山剛 / T・ウッズ


<No.22> 9:45
L・オイストハイセン 丸山大輔 中嶋常幸
L・オイストハイセン / 丸山大輔 / 中嶋常幸


<No.23> 9:55
野仲茂 高山忠洋 D・スメイル
野仲茂 / 高山忠洋 / D・スメイル


<No.24> 10:05
今野康晴 藤田寛之 川岸良兼
今野康晴 / 藤田寛之 / 川岸良兼


<No.25> 10:15
伊澤 利光 宮里 優作 W・リー
伊澤 利光 / 宮里 優作 / W・リー


<No.26> 10:25
秋葉 真一 白 佳和 葉 偉志
秋葉 真一 / 白 佳和 / 葉 偉志


<No.27> 10:35
佐々木 久行 B・ジョーンズ 堀之内 豊
佐々木 久行 / B・ジョーンズ / 堀之内 豊


<No.28> 10:45
久保谷 健一 林 根基 川原 希
久保谷 健一 / 林 根基 / 川原 希

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●第1ラウンドの注目選手


中嶋常幸(12位T/0)
中嶋常幸
 ここ宮崎でも「中年の星」と元気なところをアピールする中嶋!先週優勝ということもあり、この日はギャラリーからの声援も一際多かった。この日はイーブンにまとめたが、目下好調ということもあり、自身も優勝経験があるこのコースで明日からの活躍が期待される。 


深堀圭一郎(8位/-2)
深堀圭一郎
 第6番ホール(200Y・par3)を5番アイアンでホールインワン達成!トータルスコアもトップから三打差と上位を狙える位置につけた。


T・ウッズ(3位T/-3)
T・ウッズ
 ショットに苦戦しながらも、-3とスコアをまとめたT・ウッズ。大観衆に囲まれてのラウンドも、いつものことで気にせずマイペースでゲームを進めた。


片山晋呉(1位/-5)
片山晋呉
 気迫のこもったプレイで、1日目を終え、2位に二打差をつけてトップにたった片山。一度の優勝経験もあり、年間を通し様々な形でイベントなどにも参加しているなれ親しんだコースでの試合だけに、ここは負けられない!


I・ポールター(12位T/0)
I・ポールター
 派手な衣装でおなじみのI・ポールターはパワスポ注目の選手。ツンツンヘアーにブルーのシャツブルーのサンバイザー、そしてパンツもブルー地に、赤、白、緑、紺のチェックと、まるでグリーン芝生が絵画に見えるような、鮮やかな衣装で登場!ユニオンジャックのベルトバックルが印象的だった。もちろん注目を浴びていた。


T・ビヨン(57位T/+4)
T・ビヨン
 三度目の優勝を目指すビヨンはショットが乱れ、4オーバーと出遅れた・・・。このコースでの優勝経験を活かし明日からの巻き返しが期待される。


尾崎将司(71位T/+6)
尾崎将司
 怪我を押してのラウンドのジャンボには多くのギャラリーが付き、熱い声援をおくっていた。さすがに最多(33回)出場を誇るジャンボ、ギャラリーとの付き合いにも歴史を感じる。


杉原輝雄(84位/+13)
杉原輝雄
 69歳の大ベテランが今年も元気な姿をみせてくれた。

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●第1ラウンドの注目選手

●競技終了後の各選手のコメント

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■T・ウッズ

 今日のプレーは色々あったが、最初のうちショットが悪くなかなかスコアが伸びない状況。後半からは天候も影響して難しくなったけどそれが逆にチャレンジングでよかったのではないでしょうか。何とかこらえて我慢の1日でした。

-----18番の2打目はラフが深かったが、個人的な感想は?問題と思ったか、それとも思わなかったか。

確かに深いラフだったが、たまたま順目だったと思う。目の前に木もあったが、木の横から打てる状況でもあったので打ちました。ミスをしたとしても何とか手前でも良いところに止まってくれえると思ったのであまり心配はしていなかった。

-----13番で打ち込み?

自分でもビックリした。前の組が狙わずに刻んだので旗が出てなかったし私は旗が見えなかった。谷原さんが打ってから、自分もそのまま続けて行っちゃった。後から私も彼らに謝ったけど、ごめんなさい。

-----今までの3年間で13番からグリーンを狙わなかったのは何回くらいですか?

そうですね、いままで大体2-3回狙わなかったかな、IRONでレイアップしました。後は3Wでグリーンサイドのバンカーに入っても良いという気持ちで打っていました。普段ドライバーは、後のときはちょうど右から風が吹いていて大丈夫と判断してDRIVERを使った。

-----先週は二日間良くて、二日間が悪かったと言っていたが、今日は?

良いのと悪いのとの真中くらいかな。内容としては前半ショットが悪かったにもかかわらず、-2をキープできていたので、良くやったと思える。ショットミスをしてもよい場所に止められていたので勢いを崩さずにプレーできた。

-----片山選手は?

今回のコンディション(天候)で-5とはすばらしいプレーだったのだろう。おそらくパットも良く決めてドライバーも良かったんだろう。

-----新しいボールは使った?

新しい?ボールはいつも新しい物を使っているよ。(笑)プロアマで試したボールは本番で通用するにはまだ慣れていないと判断し、いつものボールをしようしました。

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■谷原 秀人

-----T・ウッズとのラウンドはどうでしたか?

別物です。全般的に違いすぎました。特にショットとか。風が難しかったから、タイガーもよみきれなかったのかな・・・。風が普通に吹いていれば、彼はもっといいスコアだと思います。

-----今日は谷原さんのお誕生日ですね。

はい(笑)。タイガーとまわれたし、最高の誕生日。いい思い出です。

-----タイガーとは何か話をしましたか?

まぁ、ちょこちょこと(笑)。ワールドカップでないって(笑)。

-----ご自身のプレーはいかがでしたか?

悪くないです。ロングパットが多く、ベタピンはなかなか出ない。ラフは気をつけました。ラフに入れたら「死亡」!

-----体の調子は?

気にしていられないので・・・。とりあえず、やるしかないですから。頑張ります。

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■米山 剛

-----タイガーとのラウンドはいかがでしたか?

疲れた!本当に疲れたね。とにかく次元が違いすぎる。ゴルフ全体にそういえるけど、本当に同じボールで打ってるの?って感じ。このラフだと普通ならウッドは持てないんだけどね・・・。ボールコントロールがすごいよ。

今、自分の調子は良くないけど、こんな機会はないからね。さすがに急すぎて緊張しましたよ(笑)去年ウェイティングの中川(勝弥プロ)が、タイガーとまわったでしょ、それは俺も考えてたんだけどね・・・(笑)でも、色々と気を使ってくれてラウンドはしやすかった。全てにおいて世界一ですよ。

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■片山 晋呉

 10番でいいパーパットが入ったから良いスタートが切れたと思う。10番は3mくらい。非常に良いアイアンだったし、ティーショットは何回か林に行きましたが・・・。ここはまぁ行きますわね。だから気にしないでやるようにしています。ジュニアのレッスンも練習場も宮崎で5年位になりますが、こちらのコースはあまり来ていませんね。昨年は宮崎に70日くらい居たし、とてもいい所だと思う。この5年で教えた生徒が今度高校生になってジュニアで優勝とかしている。そういうことを聞くとうれしいです。

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■P・ハリントン

 途中ショットがぶれたけど、最後バーディを2個取れてよかった。6~7ホール曲げてしまい、4回はアプローチで取り戻せた。今日の目標はアンダーパーでまわる事だったけど、最後が良かったね。コンディションもグリーンも、コースは総合的に良い。実力を試すには最適。

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■G・F・カスタノ

 短いパットを何度か3パットしてしまい悔しい思いをしたところもありますが、全体的には良いラウンドでした。特に最後のあがり方が。でも後3ラウンドも残っているので今日は上位にいますが、長い道のりです。コースのコンディションは昨年通り最高です。グリーンが少し速くなったような。でもそれの方がチャレンジしがいがあって良いですよね。今日は風も吹いていて読むのが難しかったです。

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■広田 悟

 (田中秀道プロと一緒のラウンドで)リラックスしてプレーできた。胸を借りるつもりでできてよかった。良い緊張感の仲でゴルフができたと思う。前半の10番、11番、12番の3連続バーディで楽になった。ラッキーでしたね。あのバーディで今日は1つ2つボギーを売ってもいいという気持ちになれた。フェニックスで1ラウンド5つのバーディは初めて。プロになってすぐダンロップさんには契約してもらっていて感謝しています。だからこの大会で恩返しと思っています。

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■中嶋 常幸

 もったいなかったね。2つくらいはもぐれる感じだった。7番、8番と連続ボギーだったからね。フェニックスだから風が難しいのは覚悟している。ラフはそんなに行かなかったよ。2発だけ。体はかなり疲れているけど、ケアしてとにかく明日だね。

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■深堀 圭一郎

-----ホールインワン?

 入った!という感じで(笑)。人生初のホールインワン、完璧でした。ストレートのいい球で。入った瞬間は見えなかったかな。ホールインワンをすると崩れるとよく言うけど、その後も特に崩れることはなかったから良かった。良いスタートがきれました。スコアカードに初めて『1』と書いた。良い経験、ボールを棺桶まで持っていこうかな・・・。味わえてよかったです。明日につなげられればいいと思います。

投稿者 pawaspo : 2006年11月16日 11:30

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