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2006年10月23日
JRA宮崎育成牧場~菊花賞イベント [ JRA宮崎育成牧場 ]
10月22日(日)、JRA宮崎育成牧場(宮崎市)では、この日「JRA京都競馬場」にて行われたGⅠレース"菊花賞"に伴い「チーム対抗・菊花賞予想大会」「育成馬の見学」「乗馬体験」「初心者のための競馬教室」など参加型のイベントが催されました。参加者達は、晴れ綿渡った晴天の秋空の下、暖かい陽射しを目いっぱい浴びながら、楽しい一日を過ごしました。「競馬関連イベント」ということもあり、毎週競馬予想コーナーを更新しておりますパワスポの黒田、パワナビ松田も、今回は菊花賞予想大会の進行を務めさせていただき、たくさんの競馬ファンの方々と一緒に楽しませていただきました。そんな事から今回のレポートでは「菊花賞予想大会」を中心に、この日行われたプログラム内容を細かくご紹介したいと思います。とにかくこの日は、イベント参加者もさることながら、暖かで清清しい秋の陽射しに誘われ、施設内にある公園やテニスコート、芝生広場で遊ぶ家族連れの姿をたくさん見かけました。ちなみに、こちらのJRA宮崎育成牧場では、夏に開催される「馬に親しむ日」をはじめ、「ダービーDAY in MIYAZAKI」、さらに「子供体験乗馬教室」「夏休み親子体験乗馬」「馬の絵コンテスト」などなど、年間を通し様々な参加型イベントを行っておりますので、興味のある方は公式ホームページ内「イベント情報」をチェックしてください。
(撮影・文全体:松田秀人 撮影・一部解説:黒田 健 体験乗馬文・撮影:みっちゃん)
▲左:菊花賞予想大会会場(応募の中から抽選で選ばれた30チームが参加)
▲右:乗馬教室・体験乗馬風景(応募の中から抽選で選ばれた20名が参加)
▲左:今後の活躍が期待される育成馬見学風景
▲右:イベントを見守る三人。画像左からパワスポ黒田、
JRA宮崎育成牧場場長の山本さん、イベント企画担当のJRA坂上さん
■主催:JRA宮崎育成牧場
■JRA宮崎育成牧場ホームページ↓
URL:http://www.jra.go.jp/miyazaki/index.html
■パワスポ競馬予想コーナー↓
URL:http://www.pawanavi.com/sports/archives/cat26/index.html
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●菊花賞予想大会
会場:JRA宮崎育成牧場内インフォメーションセンター
まずはじめに、パワスポ&パワナビ内で競馬予想コーナーなどをやっております、競馬ファンである私達、パワナビ松田とパワスポ黒田が、進行を務めさせていただきました「チーム対抗・菊花賞予想大会」の模様をご紹介したいと思います。今回、予想大会への参加を呼びかけましたところ、1チーム2名で30チームを予定しておりましたが、80チームを超える応募がありましたので、抽選(昨年の菊花賞予想大会優勝者、本年のダービー予想大会優勝者は優先)となってしまいました。そんな事から、予想に入る前から既に「抽選に当たった強運の持ち主」が集まっての予想大会となったわけです。そして"大会"と名前がついているからには、もちろん商品がありまして、優勝者には、JRA宮崎育成牧場より、今年の12月に兵庫県は阪神競馬場にて開催される、二歳牝馬によるGⅠレース「阪神ジュベナイルフィりーズ"ペア"観戦ツアーご招待券(当日指定席・宿泊券・航空券付き)」が手渡されます。さらに、準優勝と3位チームには、北海道直送タラバガニが贈られます。
▲左:今回の企画を担当されたJRA坂上さん。大変お世話になりました。
▲左:参加者からの質問に答えるパワスポ黒田
▲右:ご協力いただいたインフォメーションコーナーのお二人とパワナビ松田
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■京都9レースで運試し
9 R 清滝特別
サラ系3歳以上1000万下 ○混□指(定量)
芝1800右 外
ルール:実際に馬券は購入せずポイント制とする。
買目は自由、持ち点1000ポイント使いきり(1点100ポイント)
菊花賞の前に京都9レースで運試しを行いました!菊花賞の芝3000mに対し、こちらは芝1800mのレースで、大幅に距離の差がありますが、どこかに菊花賞の予想に繋がるヒントが隠されているはずなんです・・・・・。
第9レースが始まるまでの間、会場の皆さんの予想を伺いました・・・。「息子が8枠から行けと言っていたから8枠から勝負です!」とある方が言っていましたが、実際にレースが始まると、8枠のピンク帽子の両頭が高速馬場を見方にし、あれよあれよと先行・・・・・そのまま「いったいった」のワンツーフィニッシュを決めてしまいました。そこで先ほどの方に「息子さんの予想凄いですね!見事に8枠同士で決まりましたよ」と声をかけると「いや。8枠から行けということで、8-8という指令は出ていなかったのでノーマークです・・・」とがっかり・・・。まあ、競馬の予想にはありがちですよね!
■9レース清滝特別結果
1 10 エアサバス 牡4 安藤勝己 1.47.4
2 11 ラッセルバローズ 牡3 岩田康誠 アタマ
3 6 タガノボーディング 牡3 横山典弘 3馬身
4 3 シルクタイガー 牡4 本田優 クビ
5 9 ジーンハンター 牡4 吉田豊 1 3/4馬身
単勝 10 660 円 3番人気
複勝 6 220 円 3番人気、
10 260 円 5番人気
11 180 円 2番人気
枠連 8-8 1910 円 10番人気
馬連 10-11 1950 円 8番人気
ワイド 6-10 730 円 8番人気
6-11 580 円 5番人気
10-11 680 円 7番人気
馬単 10-11 3860 円 16番人気
3連複 6-10-11 4830 円 17番人気
3連単 10-11-6 29430 円 101番人気
注)菊花賞の予想大会とは連動しておりませんので、それぞれのチームにはJRA宮崎育成牧場より、オリジナルグッズが手渡されました。
■第3位 2チーム
安藤勝己騎手騎乗のエアサバスの単勝6.6に100ポイント投じた2チームが、同率で3位!
▲すいませんチーム名がわかりませんでした
■第2位
▲チーム名:GO!GO!!いのうま
→このチームの女性「真由美さん」は前回、春のダービー予想コンテストの優勝者!その時は三連単を的中させ見事に優勝・・・今回も「優勝狙っています」と強気のコメント。9レースから早くも絶好調!
■優勝
▲チーム名:マイボーラーズ
→さすが競馬歴数十年のベテラン!これは凄い!終わってみれば1着、2着、3着の三頭を頭に馬単流し・・・。さらに、レース展開を考えてかヒモの選択にひねりが加えられています。本当にお見事☆・・・・・でも、菊花賞はこれからですよ・・・・・。
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■波乱の菊花賞!
11 R 第67回菊花賞(G1)
サラ系3歳オープン 牡・牝○指(馬齢)
芝3000右 外
ルール:実際に馬券は購入せずポイント制とする。
買目は自由、持ち点3000ポイント使いきり(1点100ポイント)
さて、いよいよお待ちかねの菊花賞です!昨年はディープインパクトが三冠に挑戦し、見事に三冠馬に輝きましたが、今年もまたベテラン石橋騎手を鞍上にメイショウサムソンが三冠にチャレンジする事になりました。さて今年のレースのポイントとなるのはやはり高速馬場でしょうか・・・。前残りとなった9レース、そして差し&差しで決まった10レース・・・結局展開をどう読むかという事になりますが、どちらにせよパワーというよりは絶対的なスピードが要求されるような馬場ではないでしょうか?そして人気はというと、距離延長で単勝2倍の断然人気となったオペラハウス産駒、メイショウサムソンを筆頭に、前走の神戸新聞杯ではメイショウサムソンに勝ってはいるものいの、逆に距離延長が血統的にマイナス材料となり単勝4.9倍の2番人気となってしまったドリームパスポート。そして逃げが予想されるアドマイヤメインは単勝6.2倍の3番手。それに続く4・5番手がサンデーサイレンスの差し込み部隊、マルカシェンクにフサイチジャンク。さらに続く6番手は菊花賞のイメージキャラクターといっても過言ではないダンスインザダーク産駒からトウホーアランをはさみ、やっとこ単勝7・8番人気になってエルコンドルパサー産駒期待のアペリティフとソングオブウィンドが現れます・・・。全体的には春から活躍し、実績を残している馬が指示されているようですね!
9レース同様に、ここでも皆さんの予想を伺ってみたのですが、印象的だったのは意外にもメイショウサムソンを強く支持する声が少なかった事です(私が聞いた方がたまたまそうだったのかもしれません)・・・。確かダービー予想大会の時は、圧倒的にメイショウサムソンという声が多かったのですが、今回は様子が違いました。上記のようにダービー予想大会で、メイショウサムソンを頭に三連単を的中させ優勝したチーム「GO!GO!!いのうま」の「真由美さん」も独自のトイレ掃除予想法?で「今回メイショウは切り、本命はアドマイヤメインです」ときっぱり!さらに「中日が優勝した年の菊花賞は荒れて、1番人気馬は4着以下になると新聞に書いていました」と付け加え、新聞のメモ書きまで見せてくださいました・・・・・。
さらにさらに、前日まで「◎本命はメイショウサムソン」といっていたパワスポ黒田までもが、この予想大会の解説のために徹夜で全馬の調教VTRを研究し、当日のレースや馬場を見据えて出した答えが「ここまで馬場がよくなるとサムソンのスピードでは無理かも・・・」といきなり、本命をドリームパスポートに変更(下画像)してしまいました・・・。エッという事で「それじゃメイショウサムソンの三冠の確立は25~30%ぐらいってこと・・・?」という私の問いに対し黒田は「ん~そういう事になりますかね・・・。」と苦笑い。そして昨年の菊花賞予想大会ディフェンディングチャンピオンの予想はというと・・・「アンカツのアペリティフにかけます」と一言・・・。「そういえば昨年の賞品、阪神ジュべナイルフィリーズ観戦ツアーは楽しめましたか?」という問いに「いやぁ~逆にがっぽりもっていかれました」と思わず照れ笑いの場面も・・・・・結局、昨年の菊花賞、今年のダービーの予想大会を制した御二方からはメイショウサムソンの声は聞かれませんでした・・・。また一方では「10レースのように抜群の切れ味でマルカシェンクが差しきる」「いや切れ味ならドリームパスポート・・・。」との声も上がっていました。とにかくこの会場ではメイショウサムソンは絶対の人気ではないように感じました・・・。
ちなみに私パワナビ松田の予想↓
◎ドリームパスポート
○メイショウサムソン
▲トーセンシャナオー
△ソングオブウィンド
注マルカシェンク
そして発走の時刻となり、モニターに流れるファンファーレと共に手拍子がおこります!しかし、宮崎にいながらにして、みんなでGⅠのファンファーレにあわせて手拍子ができるなんて、何かの間違いじゃないか・・・などと、東京競馬場に通っていた時の事を思い出し、レースが始まる前から、つい感無量(涙)になってしまいました・・・・・。そうこうしているうちに、運命のゲートが開かれ18頭がゴールに向かって飛び出しました。
スタートから果敢にハナを奪ったのは予想どおり武豊騎手騎乗のアドマイヤメイン。トウホーアラン、マンノレーシングがそれに続き、単勝1番人気のメイショウサムソンもまずまずのスタートを切り5~6番手の外目をいい形で追走。それを見ながら中断馬群で折り合いに専念するのはドリームパスポート。アドマイヤメインは最初の4角から2番手以降を6馬身、7馬身とグングンペースを上げ引き放しにかかる。スタンド前の直線にさしかかったあたりではメイショウサムソンが4番手、相変わらずそのすぐ後方にドリームパスポートが控え、メイショウサムソンをしっかりとマーク。そして勝ったソングオブウィンドは後方から3番手待機で力を温存・・・。続く1角付近ではアドアイヤメインのリードが10馬身近くに広がる・・・。ちなみに1000m通過が58.7秒・・・。2角にさしかかる頃には約15馬身ほどの差があるように見えた・・・。向こう正面に入ってのぼり坂を前にグッと馬群が縮まるかに見えたが、先頭のアドマイヤメインと2番手の間隔はそのまま・・・800mを通過したあたりでも、後方馬群は固まりつつも、2番手との差は縮まっていないように思われる。最後の4角でやっとメイショウサムソンが上がっていくが、しかし、大外から突っ込んできた二頭とは明らかに脚色がちがった・・・メイショウサムソンとしては持ち前の勝負根性で得意の競り合いに持ち込む形にしたかったのだろうが、残り200m、アドマヤメインはまだ前方にいる・・・そして大外から物凄い脚で突っ込んで来たドリームパスポートとソングオブウインドに並ぶ間もなくアッサリかわされ、この瞬間に三冠の夢は費えた・・・。一方、物凄い勢いでアドマイヤメインを捕らえんとするドリームパスポートだが、さらにもう一頭、鬼気迫る末脚で突っ込んでくる8枠の染め分け帽ソングオブウインドがいた!4年連続の2着にはなるものかと必至のドリームパスポート横山典騎手!しかしアドマイヤメインを射程圏内に捕らえながら、後ろから迫る染め分け帽が視界に大きくせまってくる・・・・・そして、アドマイヤメインを抜き去り、あと少しでタイトルが・・・・・というところで、ソングオブウインドに首差かわされ、無情にもそこがゴール板だった・・・。ドリームパスポートは惜しくも2着・・・横山典騎手は4年連続で菊花賞2着という結果に終わった。勝ったソングオブウインドの武幸四郎騎手は単勝8番人気というプレッシャーのかからない立場を味方につけ、馬のもつ力を十二分に引き出し、兄、武豊騎手騎乗のアドマイヤメインの絶妙なペース配分も手伝い33秒5の末脚を炸裂させ、3:02.7のレコードタイムで、重賞未勝利のまま菊花賞馬となった。
■11レース菊花賞(G1)
1 18 ソングオブウインド 牡3 武幸四郎 3.02.7 レコード
2 13 ドリームパスポート 牡3 横山典弘 クビ
3 5 アドマイヤメイン 牡3 武豊 1 3/4馬身
4 12 メイショウサムソン 牡3 石橋守 2 1/2馬身
5 15 アクシオン 牡3 田中勝春 1/2馬身
単勝 18 4420円 8番人気
複勝 5 230円 3番人気
13 190円 2番人気
18 760円 8番人気
枠連 7-8 2770円 11番人気
馬連 13-18 6480円 20番人気
ワイド 5-13 540円 4番人気
5-18 2410円 24番人気
13-18 1550円 14番人気
馬単 18-13 24280円 57番人気
3連複 5-13-18 11700円 32番人気
3連単 18-13-5 144520円 300番人気
■3位
※賞品:北海道直送タラバガニ
▲チーム名:一安さん
→なんと13番ドリームパスポートの複勝を100ポイント(配当:190円)買っていた「チーム一安」さんが190ポイントゲットで3位入賞となりました!おめでとうございます。「二人で1500ポイントづつ分けて、それぞれ好きな買い方をしました」と語っていましたが、まさか2番人気の堅実馬ドリームパスポートの複勝馬券が勝敗の決め手になるとは思っていなかったでしょうね・・・。でも実際に複勝馬券って馬鹿にならないですよね。さりげなく複勝買ってるのってお洒落?・・・・・だと思います。
■準優勝
※賞品:北海道直送タラバガニ
▲チーム名:ヒグチ
→「いやぁ~十数年ぶりに予想したんですけど、ワイド馬券の存在をしらなくて、スタッフの方にワイドってなんですか?って聞いて面白そうだから買ってみたのですが・・・」と語るチーム:ヒグチさん。ドリームパスポートとアドマイヤメインのワイド(配当:540円)を200ポイント買っていたので1,080ポイントゲットで準優勝となりました。「1~3番人気の馬のワイドをボックスで買ってみたのですが、これはあくまでも押さえなんで・・・」とあくまでも謙虚に語ってくださいました。
■優勝
※賞品:阪神ジュベナイルフィりーズペア観戦ツアー
(当日指定席・宿泊券・航空券付き)
▲チーム名:総流し
→見事に勝ち馬ソングオブウインドの単勝(配当:4,420円)に400ポイント投入し、17,680ポイントを獲得して優勝したのは「チーム:総流し」のお二人。緻密な計算をたて、勝利ポイント数を導き出し、目標ポイント数に到達する一番の近道探して行く作戦がピタリときまったようです。「どういう計算をしたんですか?」と訊ねたところ「いろいろと考えた結果、まず優勝ラインは20,000ポイントだと考えました。オッズは変動するので微妙な誤差はありますが、20,000ポイントを獲得するにはという前提の元、その中で一番、確立が高く、期待値の高い買い方をしました。」と語ってくれました。彼らの予想をよくよく見ると、期待をかけたのはトウホーアラン、アクシオン、ソングオブウインドといった人気薄の三頭。そのうちの一頭ソングオブウインドが見事に期待に応えたわけです。それにしても単勝馬券でしっかり勝ちきるところが憎いですね☆
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■菊花賞予想大会の感想
年齢を問わず、たくさんの競馬ファンが一堂に集まり、予想や馬についてアレコレ話をしたり、一緒に画面を見て応援したりという機会が、残念ながら宮崎には無いので、このようなイベントは私達もとても楽しいです。今回も、たくさんの参加者の方達が積極的に前に出てこられ、自分の予想方法などを発表する場面がありましたが、なんといっても競馬の楽しさは「予想すること」にあります。もちろん馬券が的中するに越したことはありませんが、一般の競馬ファンにとって「予想」をテーマにアレコレ語り合っている時ほど楽しい事はありません!そんな事から、個人的な印象度は菊花賞を人気薄で勝ったソングオブウィンド&武幸四郎騎手よりも、この日初めて出会う人達を前に、自信たっぷりに目を輝かせながら予想について語る皆さんの表情のほうが心に残っているのであります!そんなことから、また、春のGⅠシーズンに、ぜひみなさんの笑顔にお会いしたいと思っています!これからも予想を続け、来年も予想イベントに参加させてもらえるよう頑張りたいと思います。
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●育成馬見学ツアー
競走馬として今後の活躍が期待される育成馬を見学する時間も用意されました。近年、日本でも競走馬としてGⅠレースを高いパフォーマンスで勝った実力馬、アグネスタキオンやシンボリクリスエスの産駒の姿を間近に見る事ができ、競馬ファンとしては嬉しいばかりでした。さらに、三冠馬ナリタブライアンはじめマヤノトップガン、サニーブライアン、シルクジャスティス、ファレノプシス、タニノギムレット、その他など、多くのGⅠ馬を排出したブライアンズタイムの産駒が初めて宮崎育成牧場にやってきたとの事で、ファンの注目を浴びていました。
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■オロールの05
牡 鹿 父アラムシャー 母父ミスターシービー
購買価格 630万円 生産牧場 青森 ワールドファーム
パワスポ黒田の解説:
父アラムシャーはキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークス(GⅠ)勝ち馬でアイルランドダービー(GⅠ)を制した名馬。馬体は父譲りでこれからの期待のできるつくり。しかも顔を見ると母父ミスターシービーの遺伝子をしっかり引き継いでいるようなかわいい目をしている。
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■レディフェアリーの05
牡 黒鹿 父アグネスタキオン 母父Fairy King
購買価格1,680万円 生産牧場 鵡川 市川牧場
パワスポ黒田の解説:
父アグネスタキオンは4戦4勝で皐月賞を制したが、直後に故障のため種牡馬となった。ロジック(NHKマイルGⅠ)をはじめ初年度から産駒は大活躍、同馬も父の面影を感じさせる柔らかな馬体で期待の一頭。JRA育成馬では初めてのセレクトセール出身馬。
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■アポロバラードの05
牝 黒鹿 父シンボリクリスエス 母父サンダーガルチ
購買価格1,260万円 生産牧場 新冠 蛯名牧場
パワスポ黒田の解説:
父シンボリクリスエスは天皇賞秋(GⅠ)、有馬記念(GⅠ)を制した名馬。その父の馬体のイメージと重なる素晴らしい馬体の持ち主。芝中、長距離の芝のレースでの活躍が期待される。間違いなく来年のブリーズアップセールでは注目の一頭に。
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■コネクションロッドの05
牝 青鹿 父ブライアンズタイム 母父Danzig Connection
購買価格630万円 生産牧場 新冠 北星村田牧場
パワスポ黒田の解説:
父ブライアンズタイムは言わずと知れた三冠馬ナリタブライアンの父。日本のリーディングを争う種牡馬の産駒が宮崎育成牧場にやってきたことが驚き。同馬は小柄ながらも薄い皮膚に天性のバネを感じる動きを見せる。
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■牧場在籍育成馬一覧
URL:http://www.jra.go.jp/training/bus2.html
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●乗馬教室&はじめての競馬教室
※上記コーナー撮影・文:みっちゃん
今回の菊花賞イベントでは「予想大会」と同時に「初心者乗馬教室・初心者競馬教室」が行われました。日頃、馬に接する事の少ない参加者にとって、JRA宮崎育成牧場の広い敷地内で、のんびりと馬に乗って過ごす時間は、日頃の疲れを癒し、乗馬の楽しさを知るいいきっかけになったと思います。
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■乗馬教室
予想大会と同時に別会場で行われた「初心者競馬&乗馬教室」では、ほとんどが初めての乗馬するという参加メンバーで"おそるおそる"馬に乗る姿が見受けられました。真っ白な馬を先頭に、続いて3頭の馬の手綱を引いてもらいながらの乗馬。初めて馬に乗った時はその高さに驚き、一瞬強張る表情を見せる方もいましたが一週コースをまわり終わる頃には、手綱を引いてもらいながらも楽しく馬についての話を聞く事ができ、いつしか自然と楽しそうな笑顔になっていました。そして名残惜しそうに馬に「ありがとう」と声をかけて降りていたのが印象的でした。馬の魅力に取り付かれた方には、これを機会にもっと馬と触れ合って欲しいですね!
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■初心者競馬教室
乗馬体験の後は、初心者の為の競馬教室が行われました。ここ宮崎には全国でも2ヶ所しかない競走馬の育成牧場があるのですからもっと競馬に興味をもってもらいたいわけなんです!そんなことからJRA宮崎育成牧場の松本係長による競馬新聞の読み方や予想の仕方など、初めて競馬を始める人にとても解りやすい「競馬講座&馬学講座」が行われました。特に「競馬新聞の読み方」では、初心者には全く分らないと思われる文字がギッシリと印刷された、謎の多い新聞を隅々まで解説!一通りの説明を受けた後、実際に「菊花賞」の予想をして投票用紙に記入後、予想大会の行われている会場へ合流して一緒に菊花賞のレース観戦をしたりもしました!
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●写真展~宮崎県出身調教師とその調教馬
そして最後になりますがお知らせです。菊花賞予想大会の会場となったインフォメーションセンターでは、只今「郷土の誇り」と題し、宮崎県出身調教師とその調教馬達の写真展を開催(年内中開催予定)しています。過去において宮崎県内には四つの競馬場があったことから、競走馬の育成の盛んな土地であり、そのために自然と競馬関係の道に進む人も多く、県内からは何人もの優秀な人材が中央競馬界に排出され大活躍をしています。
現在も現役馬として活躍中のディープインパクトやハーツクライをはじめ、メジロマックイーン、ダンスインザダーク、タマモクロスなど、あまり競馬を知らない人でも名前だけはどこかで聞いた事があるという名馬達を管理していたのも宮崎県出身調教師達であり、さらに、1922年の天皇賞・秋(次週開催)では、橋口弘次郎調教師と大崎昭一騎手という宮崎県出身コンビでレッツゴーターキンを勝利に導いたりもしています。
上のリストをよ~く眺めてみると、「へぇ~あの馬も、この馬も・・・」というように、意外な事実にびっくりするかもしれません!是非、興味のある方は、この機会に足をお運びください。もちろん入場は無料となっております。
投稿者 pawaspo : 2006年10月23日 12:03