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2006年09月14日
ダンロップフェニックストーナメントSP Vol.01 [ ゴルフ ]
■スペシャルインタビュー「茂山宏美」さん
パワスポでは今月からトーナメントの楽しみ方と見所を、関係者の方に3回に渡ってインタビューします。第1回目は歴史あるこのトーナメントを昭和62年から企画し、トーナメント事務局にも深く関わり、現在も事務局としてトーナメントの運営、広報のお仕事をされている茂山宏美さんにお話を聞きました。「オーガスタを目標に日本の中でも模範になるようなインターナショナルなトーナメントを目指してやってきました。」と力強く語ってくださった茂山さん!日本を代表するトーナメントを裏で支える方の話だけに興味津津です。
と、その前に、昨年2005年のダンロップフェニックストーナメント振り返ってみましょう。大会を連覇したのはもちろんタイガー・ウッズ選手。そして最後の最後までギャラリーを熱くさせてくれたのが惜しくも4ホールに渡るプレーオフで負けてしまった横尾要選手です。11月の暮れ行く宮崎の空のもと、両選手の1打1打にギャラリーは静寂と歓声を繰り消し、歴史に残る世界最高のアスリートの死力をつくした戦いをおおいに楽しむ事ができました。そして2006年、王者タイガーは、3連覇を目指して今年も宮崎にやってきます。全英オープン、全米プロゴルフ選手権をはじめ数々のトーナメントで優勝。タイガーにとっては近年にない最高の状態で迎えるダンロップフェニックストーナメントだけにファンの期待も昨年以上だとおもわれます。さて、そんな大会を影で支えてきた茂山さんは、今年のトーナメントをどう見るのでしょうか?
(文・撮影:黒田 健 インタビュー日時:2006.09.05)
(今年大会三連覇をかけて参戦が決定しているタイガー・ウッズ選手)
※以下プレイ画像は昨年の試合のひとコマ/撮影:黒田 健)
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●茂山宏美さんインタビュー
~トーナメント事務局、運営、広報担当
パワスポ黒田(以下:黒田)
ダンロップフェニックストーナメントというと、たくさんのボランティアの方が参加されて、他の大会にはないすばらしい雰囲気の中試合がおこなわれますよね!それだけに、準備など、とても気を使うのではないですか?
茂山さん
世界のトップレベルの選手のプレーを、最高の舞台で、最高のギャラリーサービスをボランティアと共に提供することを目指して、トーナメントを運営しています。多くの方の協力があってこそそういった目標に近づくことができています。
黒田
ずっとトーナメントに関わられてたくさんの名勝負を観てこられたと思いますが、そんな歴史あるトーナメントの中でも印象に残ったシーンを教えてください。
茂山さん
憶えていらっしゃるファンの方も多いと思われますが、1996年の大会でジャンボ尾崎が大逆転で3連覇を成し遂げたシーンが最も印象的で感動しました。私自身、「もう優勝はないだろう」と考えていたので、あの精神力には本当に驚かされました。もうひとつ、1985年の中島常幸の勝ち方は神がかり的でした。
黒田
たくさんのトッププレーヤーがこのトーナメントには参戦してきましたが、印象に残っている選手はいらっしゃいますか?
茂山さん
ラリー・ネルソン、グレッグ・ノーマン、セベ・バレステロス、アーニー・エルス、フィル・ミケルソン、たくさんの世界のトッププロにお会いしましたが、やはりどの選手からもオーラを感じましたね。もちろん近年ではタイガー・ウッズ選手もです!
黒田
そういった選手が参戦することによってトーナメントはどうかわるのでしょうか?
茂山さん
トッププロがプレーに入るときの緊張感が違います。フェアウェイに静寂広がり、ショットの後には歓声が・・・。世界のトップトーナメントとかわらないものだとおもいます。そういった緊張感の中で最高のプレーは生まれるのだと思います。
黒田
トーナメント観戦のポイントを教えてください?
茂山さん
選手にとってその日の第1打目となる1Hの緊張感を共に感じるのもいいですし、後半の通常はパー5で使われている10Hのティーショット、飛ばし屋のプロなら1オンを狙える13Hのグリーン周り、終盤の17番、18番は勝負どころということで見所がいっぱいです。お気に入りの選手について観戦するのも楽しみの一つだと思いますが、最終日ともなるとギャラリーが多くてなかなかついてまわるのも大変です。そんな時は、何処かのホールに絞って観戦するのも悪くないと思いますよ!また、楽しみなのは3連覇を目指すタイガーを相手に、どういった選手達が絡んでくるのか?といったところですね!これから決まる海外からの招待選手をはじめ、昨年死闘を演じた横尾。全英で活躍した谷原、伊沢、片山などの日本勢にも注目したいです。
黒田
最近のタイガーの好調ぶりから、大きな大会では、とくに他選手との力の差が目だつような気がします。
茂山さん
タイガーは「メジャーを勝つ。」といって唯一勝つことができる選手です。心の強さと抜きにでた技術、そして自分を知り、世界NO1で常にトップを維持できることこそ真のNO1だと感じています。タイガーに勝つという目標に向かって他の選手の気迫も変わってきますし、逆にタイガーのプレッシャーに負けてしまう選手もいます。そういった経験が日本の選手のレベルアップにも繋がっていきます。そんなことから、このダンロップフェニックストーナメントは、日本選手達のレベルアップを計る上でも重要な大会だと思っています。
黒田
昨年のプレーオフを撮影していてタイガーはもちろん、横尾選手にもホールを重ねるごとにオーラというか闘志のようなものを感じました。横尾選手は最初からメラメラと闘志をむき出しにしていたのではなく、最終日に他選手とともに上がり下がりを経験しつつ、その闘志を内に秘め、最後まで生き残ったように感じました。それがプレーオフになると闘志を前面に押し出して戦っていたように感じました。
茂山さん
横尾選手もでしょうが、タイガー・ウッズ選手も獲物を狙うようなすごい眼をしていましたよ!今年のタイガーは三連覇もかかっているし、昨年以上にすばらしいプレーを見せてくれる事と思います。トッププロならではの「闘志」を含め、ギャラリーの皆さんには現場で緊迫した空気を楽しんでもらいたいとおもいます。みなさんも、新しい伝説が生まれる瞬間を、ぜひ生で見に来てください。
黒田
今年も強いタイガーのプレーを楽しめそうですね!そして、タイガーと日本人選手達の闘いにも注目できたらと思います。茂山さん、今日はありがとうございました。
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■ダンロップフェニックストーナメントチケット情報はコチラ↓
http://www.seagaia.co.jp/japanese/guidance/news/20060628.html
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●昨年の大会をレポートで振り返る
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投稿者 pawaspo : 2006年09月14日 01:28
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