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2005年12月09日

筋肉ミュージカル2005ジャパンツアー宮崎公演レポ [ スポーツ ]

 テレビでおなじみの筋肉(マッスル)ミュージカル。「筋肉で音楽を奏でる」というコンセプトのもとに生まれた、エネルギッシュなパフォーマンスだ。2001年にスタートしてから年々規模は拡大し、来年はラスベガス公演が予定されている。
 その筋肉ミュージカルが宮崎に上陸! 大盛況に終わった宮崎公演をここに紹介する。
(レポート:照屋盛義)

■10月29日(土)宮崎市民文化ホールにて昼夜2回の興行にて開催
演目画像提供:マッスルミュージカルオフィシャル
取材協力:ガクオンユニティフェイス
マッスルミュージカル マッスルミュージカル

子供から年配の方までマッスル

 公演が行われたのは10月29日(土)。会場は宮崎市民文化ホール。昼夜2回の興行で、自分は昼に足を運んだ。
 会場に着いてビックリ! 駐車場は満車に近い状態で、入口は長蛇の列。会場ロビーは人であふれ、グッズ売店には人が押し寄せている。公演時、会場は満員だった(たしか、立見席もでていた)。しかも、まだ土曜の昼だ。夜も多くの人が訪れるはず。大盛況だ。
 いろんな世代の人がいることにも驚いた。小さい子供を連れた家族もいれば、老夫婦もいる。カップルがいれば、中年の女性同士で来た人もいる。
 筋肉ミュージカルは「筋肉で音を奏でるミュージカル」だ。音楽というのは人の好みが大きいけど、彼らが奏でる音は人を選ばないということ。テレビ番組や「海筋肉王バイキング」で興味を持った人も多いのではないだろうか。
宮崎市民文化ホール 入口
長蛇の列 売店


祭りだマッスル。驚きマッスル

 公演が始まり、幕が上がるとステージはお祭りだった。男性アスリートたちが神輿をかつぎ、その上には女性アスリートが座っている。「ワッショイ! ワッショイ!」。神輿が客席にまで入って、会場全体を祭りの空気に変える。今回の公演タイトルは「MATSURI JAPAN TOUR」。祭りがテーマだ。
 ワッショイのノリそのままに、ロングロープのパフォーマンスが始まった。長縄跳びだ。小学校のときにやったアレが、目の前でとんでもないものになっている。グラスを盆に載せたまま跳んだり、肩車しながら跳んだり、その他いろいろ! 1つ1つに会場が驚いて沸く。「なんでそうできるの!」って感じで。「ロープ」は縄だけじゃない。女性アスリートの身体も使っている。手首と足首を持って…。ほんと、あれはビビッたな…。このロングロープで観客の心は掴まれただろう。
 次もビックリした。バイク(自転車)のパフォーマンス。一番凄かったのは大の字に寝た人の上で、車輪が当たらないように位置を変えながら着地するもの。小さい頃、香港映画『Mr.Boo!』で手の指の間をナイフで突きまくるシーンがあって、鉛筆でよく真似した。たまに刺さって痛かったけど、目の前のバイクは失敗したらそれどころじゃない…。もちろん、失敗はなし。凄かった。
 「むぎわらぼうし」は麦藁帽子を使ったパフォーマンス。大道芸に近いものを、大人数でユーモアも交えて演じている。「だるまさんが逆立ちした」は、だるまさんが転んだを逆立ちで。鬼さんが向いてるときは、逆立ちで静止だ。日常的なもの、昔遊んだものをマッスル風にアレンジするアイデアに感心させられる。観客への説明も身体の動きでコミカルにやってくれる。
 観るだけの演目ではない。観客参加型のものもある。座りながら、腕を使うだけでできる筋肉体操。「M! U! S! C! L! E! マッスル!」に合わせて、ステージのアスリートたちと一緒に行う。観客はノリノリだから、ほとんどの人が一緒にやっていた(自分もマッスル!)。
 前半が1時間ほどで終了。観るほうもちょっとだけ疲れる。
kinniku002.jpg


跳びマッスル。笑いマッスル

 15分のインターミッションを挟んで後半がスタート。序盤にテレビで観た「跳び箱」が来た。跳び箱といえば、小中学生のときは怖いものだった…。中学では普通に跳ぶだけでなく、脚を伸ばしたままとか変わった跳び方をするようになった。逆立ちするのもあって、自分は失敗して転落、肩が外れた嫌な思い出がある…。
 しかし、ステージ上のアスリートたちは恐怖感を微塵も感じさせず、観客が驚くような跳び方でドンドン越えていく。輪をくぐったり、とか。跳び箱の前だけじゃなく、横からもポンポン越えていく。個人のムーブだけじゃなく、チームの息のあったコンビネーションにも驚かされる。しかも、息つく暇もないほどに次々とサプライズなアクションが繰広げられていく。
 さあ、モンスターBOXの登場だ。故アンドレ・ザ・ジャイアントよりも高い透明のボックスが運び込まれ、セッティングされていく。このときは場内は「シーン」。これは常人に跳べるものではない。自分だったら、壁にへばりつくのがやっとか…。でも、跳ぶんだよな~。高跳び競技のような記録挑戦の演出をしてたけど、どの公演でも失敗なく跳んでるんだよなぁ…。それが凄い。
 後半、一番楽しかったのが「けんばん君」。アスリートたちがピアノの鍵盤になり、音に合わせて腕立て伏せで鍵盤の動きを表現するもの。音が外れたり、1つの音が何度も鳴らされたり(=何度も腕立てさせられたり)で可笑しかった。
 健康筋肉体操で観客も楽しく動き、獅子づくし、大漁祭とフィナーレに近づいていく。後半が終わったとき、場内からはすぐにアンコールを求める拍手が起こった。拍手が延々とつづく。しばらくして、幕が再び上がった。
 アンコール演目は「新Body Slap」。身体を叩いて音を鳴らす。「筋肉で音を奏でる」をシンプルに体現したパフォーマンス。これで公演のすべてが終わった。


鍛え上げられたスポーツエンターテイメント

 帰り、会場から出てくる人たちの顔を見た。ニコニコしてる人が多い。舞台や映画、ライブの満足度は観た人たちの表情に表れる。売店はグッズを買い求める人でいっぱいだった。
 何から何まで鍛え上げられたもの――自分はそう思った。アスリートたちは個人の肉体や技術はもちろん、チームのコンビネーションも洗練されていた。相当に練習を積んでるんだと思う。演出や進行もさすがで、たとえばハリウッドのアクションムービーのように序盤に観客の心をつかめるものがしっかりあった。
 演目もさまざまで、サーカスや大道芸でありそうなものから日常の遊びまで、いろんなものをマッスル風にアレンジしたり生み出したりしている。笑いもいろいろあって。観客参加のアクションがあるのもよかったと思う。1つの簡単なもので、公演に何度か参加できた。
 印象的なのは笑顔。表情もだし、身体でも楽しんでいることを思いっきり出していた。ステージと客席が1つになって楽しんでいた。

 それにしても、凄かったなぁ。ステージのアスリートたちはミスすることなく、いろんなアクションを見せてくれた。「こうするんだ」とわかるものでも「どうなるんだろう?」とわからないものでも、それが目の前で起こると観客は驚くわけで、成功が当たり前だと思って観ている。これが、今回のスポーツエンターテイメントとスポーツ競技の違いだと思う。スポーツ競技なら失敗が起こって当たり前。ゲームの流れが変わったり、結果に影響したりする。でも、スポーツエンターテイメントは成功するのが当たり前。失敗はアクシデントだ。筋肉ミュージカルのアスリートたちは、そんな難しい状況のなかで演じている。それに感心させられた。
 最後に個人的なことを。自分は横浜に住んでる頃、よく大井競馬場(TCK)に行っていた。TCKではよくステージでショーをやっていて、自分が一番好きだったのが女性のショーダンスグループ「REGINA」。メインレース前でも、馬券の予想そっちのけで観ていた。その「REGINA」のメンバーの1人が、筋肉ミュージカル女性リーダーの浅見さん。久しぶりに観て、うれしかったです。

投稿者 pawaspo : 2005年12月09日 17:06

コメント

元パワレポのあやぴぃで~す☆
あたしは福岡のマッスル行ってきたよん♪
バリ興奮いたしました!!
宮崎にも来るっち話やったけん、「良いよ~」ってコメしようと思ってたんやけど・・・
忙しくてねぇ(言い訳;)。

てか、もうすごいのなんのって!! これぞエンターテイメント!と言わんばかりのステージでした☆
マッスル好きのあやぴぃはもうたまらなぁ~い♪

演出家さんが客席におられたけん、終わって挨拶に行ったのです。
そしたらアヤコ興奮おさまってなかったみたいで、お辞儀して頭上げたら
倒れちゃった(^^; びっくりされとったです;
だってすごいんだもん!! メンバーが近くまで来るんだもん!!
タッチとかできちゃうんだもん!! 何回もなんだもーん!!!
最初っから最後まで、アドレナリン出まくりでした♪

以上福岡公演レポ(感想?)でした☆

P.S 元パワレポのカヨと一緒に行ったのよぉ~☆
    んで公演後のTVコメントインタビューに出ちゃった♪
    「めっちゃ興奮しましたぁ~☆んんんんん~!!マッスルゥ~♪」
    って感じで(笑) 相変わらずです♪

投稿者 あやぴぃ☆ : 2005年12月14日 02:11

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