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2005年12月17日

日本一の産経大サーフィン部 (1) [ マリンスポーツ ]

 サーフィンのメッカ・宮崎にあって、宮崎産業経営大学サーフィン部はトップクラスの実績を残している。団体としては今年春の全日本大学サーフィン選手権で優勝、秋は準優勝。個人ではアマのタイトルホルダー、海外を転戦するプロ選手もいる。まさに“日本一”と言える。
 12月10日(土)、県総合運動公園そばの木崎浜で産経大サーフィン部の練習を見学させてもらった。まずは、選手たちのインタビューから紹介しよう。
産経大サーフィン部

 
杉原康幸(2年、20歳)

――出身地とキャリアは?

 愛知出身です。サーフィンは8年目。今年の夏、プロになりました。

――宮崎の良さって何でしょう?

 波もいいし、暖かい。ポイントが多いし、サーファーが少ないから混むこともないです。今はちょっと寒いですけど(苦笑)

――プロとアマの違いは?

 アマは趣味。プロになるとスポンサーが付いたり、大会で賞金をもらったりします。

――今後の予定は?

 2月、3月はハワイに出かけるつもりです。ハワイは波のスケールが違うし、人もハイレベル。最高峰です。

――産経大のサーフィン部員は?

 部員は13名です。部に入って初めた人もいれば、プロのまま入って来る人もいます。練習はみんな自分だけという感じですけど、一緒に接することができますからね。

――大事なことは?

 どれだけ楽しむかですね。

(サーフィン素人の筆者。ここでプロアマ大会のことなどを教えてもらった。杉原選手は「プロの中のプロの大会で上位になりたい」など語ってくれた)

――サーフィンの魅力とは?

 スポーツのなかでも、サーフィンは自然を相手にします。同じ波は来ないし、同じことはできない。毎日違うし、時間によっても違う。だから、いい波に乗ったときの快感はたまらないものがあります。

――体力は使います?

 使いますねぇ。

――どういう練習を?

 一番の練習は波に乗ること。プールで泳いだりとか、トレーニングもします。

――来年の目標を。

 プロシリーズに今年入れたんで、上位に入れるように頑張ります。
杉原康幸 杉原康幸(アップ)


梅野紘聖(1年、18歳)

――出身とキャリアを。

 サーフィンは10歳の時から始めて、今は清武町に住んでます。キャリアは昨年、日本代表になって世界大会で33位。全日本で4位、西日本で3位。今年は宮崎サーキットでグランドチャンピオンになりました。

――当面の目標はプロ?

 はい。

――サーフィンを始めたキッカケは?

 父がサーフィンをやってて、小さいときから海に連れて行ってもらってたので、自然に始めるようになりました。

――産経大サーフィン部は?

 上手い人がいて刺激になるし、楽しいです。

――宮崎はどう?

 暖かいし、外から来る人が多い。日本では一番の環境です。

――海外に行ったことは?

 ハワイが2回、インドネシアが3回あります。

――ハワイはいいですよね。

 来年の初め、ハワイ修行に行く予定です。世界のトップサーファーがいるから、見るだけでも参考になります。

――サーフィンの難しさとは?

 自然が相手だから、同じ波は来ません。いつも違う波に乗りますから。

――来年の目標は?

 海外の大会に参加して、世界を目指していきたいですね。
梅野紘聖 梅野紘聖(アップ)


川越章吾(2年、20歳)

――出身と始めたキッカケは?

 宮崎市内です。サーフィンは中学2年から。海の近くだったし、先輩に誘われて始めました。

――これまでの実績は?

 高3のときに西日本大会のジュニアで優勝。今年の春に全日本級別選手権の一級で優勝しました。

――当面の目標はプロ?

 そうですね。

――宮崎の良さは?

 波がいいし、ポイントがたくさんあります。

――海外に行ったことは?

 ハワイが2回、オーストラリアが2回あります。来年の4月ぐらいに休学して、カリフォルニアで3ヶ月ほど修行してくる予定です。

――やはり海外は違います?

 海外に行くと変わりますね。波のレベルも人のレベルも違う。みんな上手いです。

――夢は?

 やりたいことはいっぱいあります。

――産経大サーフィン部は?

 みんなでやるのが面白いですね。みんなバカだけど、盛り上がれます。サーフィンは個人のスポーツだけど、サーフィン部という形でチームワークで応援したり。楽しいと調子が良くなるんです。楽しいやり方でやってます。

――他は?

 スケボーにはまってます。スケボーも楽しい。上手くなりたいです。
川越章吾 川越章吾(アップ)


椎葉順(4年、21歳)

――出身、始めたキカッケなどを。

 出身は宮崎市内。始めたのは12歳、中1からです。キッカケは親父が昔やってたので家にボードがあって、兄貴が最初やってたんですけど、自分も自然に始めました。

――これまでの実績は?

 アマの頃は全日本メンクラスで3位、全日本級別選手権一級優勝、全日本学生サーフ選手権で優勝。世界選手権で日本代表になって、海外で47位でした。プロになったのは昨年4月でプロジュニア3位、JPSAプロアマで9位が2回ぐらいあります。

――目標は?

 日本で1位になることです。

――今後の予定は?

 卒業前にハワイで修行してきます。卒業したら海外に行きたいですね。

――これからはもうサーフィン一本で?

 はい。

――宮崎はどうですか?

 最高ですね。波もいいし、水も日本では温かいほう。いろんなポイントがあるから、初心者から上級者まで楽しめます。

――産経大サーフィン部は?

 盛り上がってるんで、みんなこのままでいってほしい。OBとしても協力していきたいです。

――サーフィンの魅力、楽しさは?

 やってみないとわからないですね。自然が相手だし、同じ状況というのがない。難しい。だからこそ、はまる。波は自分のやりたいようになかなかさせてくれない。したいようにできたときは、そのぶんうれしいです。
椎葉順 椎葉順(アップ)


持原孝介(2年、20歳)

――出身と始めたキッカケは?

 出身は宮崎市内。中3が終わる頃、15歳から始めました。親の友達に連れて行ってもらったのがキッカケです。

――これまでの実績は?

 宮崎のアマのサーキット戦、グランドチャンピオンで優勝しました。

――これからの目標は?

 今よりも上手くなっていきたいですね。

――宮崎は?

 サイコーですね。波もいいし、暖かいし。赤江浜とか、日南の内海とか。

――これまでに行ったスポットは?

 種子島、千葉、伊豆。海外はまだないんですよ。行ってみたいです。

――産経大サーフィン部は?

 刺激になります。みんなでやるのが楽しい。

――サーフィンの魅力は?

 大きい波に乗ったときがいいですね。

――来年は?

 一番上のクラスに行くので、ちょっとでも勝てればと思います。
持原孝介 持原孝介(アップ)


1年生3名

藤本副(1年、19歳)(ボディボード、写真左)
 「技術的にはまずはスピンを。来年は大会で勝ち上がりたい」
春園陽(1年、20歳)(ロングボード、写真中)
 「始めたのは16歳から。楽しくやります」
坂本純一(1年、18歳)(写真右)
 「目標は大会で優勝すること。今はダメっす(苦笑)」
藤本、春園、坂本

【参考サイト】
宮崎産業経営大サーフィン(公式サイト)
宮崎産業経営大サーフィン(大学サイト)
日本学生サーフィン連盟
日本プロサーフィン連盟
日本サーフィン連盟

≪つづく≫

投稿者 pawaspo : 2005年12月17日 17:50

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