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2005年11月21日
DPT決勝2日目 写真レポート [ ゴルフ ]
4ホールのプレーオフの末、横尾 要を降し2連覇を達成したタイガーウッズのプレーに
多くの人が感動した。1週間というロングラン取材を行ったパワナビDPT班、最終日はやっぱりタイガーの最終組について回りました。タイガーと横尾 要選手の死闘の模様を今日は紹介します。
(写真撮影:黒田 健 / みっちゃんの宮崎ガイド)
1H 386yard par4
2ndをピンそば3mにつけたタイガーと横尾がきっちりパットを沈めて、バーディ。
2H 435yard par4
ショットの安定しないタイガー、ボギーで一歩後退。
3H 180yard par3
グリーン手前バンカーにティーショットを外したタイガーは、
2ndもオーバーし寄せて2パットでダブルボギー。
13H 332yard par4
1オンを狙ったタイガーの球はグリーンをオーバーし、
観客の中へ消えた。騒然とした雰囲気の中、
タイガーの球が見つかったのはなんと、
ギャラリーの服のフードの中。アクシデントの後、
ドロップしての第2打はピンそばにピタリ。
難なくパットを決めてタイガーはバーディ。
ボギーの横尾を抜いて首位に。
14H 419yard par4
ティーショットを曲げた横尾に対し、タイガーは2ndミス。
グリーンを捉えられずラフに。寄せて1パット・パープレイ。
対して横尾はセカンドをバンカーに入れてチップインでバーディ、
2人が-7で並ぶ。
15H 455yard par4
ティーショットを左に曲げ林に入れたタイガーは、リカバリーショットで世界一の技を見せる。
林を抜けカラーまで寄せたタイガーはチップインバーディでガッツポーズ!
横尾はボギーで一歩後退。
16H 402yard par4
2ndでグリーンを捉えた3人。
横尾が一人バーディーパットを決め、再び一打差に詰め寄る。
17H 186yard par3
横尾のショットは松に当たりラフへ。タイガーは池ギリギリのところに落とし1オン。
リカバリーショットでピンそばにつけた横尾。
タイガーもバーディパットが外れ、共にパープレイ。
17番を終わり、タイガー「-8」、横尾「-7」。
18H 560yard par5
タイガーのティーショットは左バンカーへ。
2ndでバンカーから出し、勝負のバーディパット。
3打目でグリーンに乗せるが、長いパットを残す。
これに対し横尾は2ndをバンカーに入れたが、
リカバリーショットでピンそば1mに寄せ、バーディで並ぶ。
タイガーの長いバーディパットは外れるが、
きっちりパーパットを決めとうとう勝負の行方はプレーオフに。
プレーオフ1
林に深く打ち込んだタイガーは痛そうに
右足を引きずりながらのプレイ(試合中に傷めた模様)。
4打目でグリーンを外せば負けのロングパットを決め、プレーオフは続く・・・
プレーオフ4
プレーオフ2・3でも勝負はつかず、迎えたプレーオフ4。
横尾は2ndを右へ曲げ、松に当たりラフへ。
タイガーはきっちり2ndでグリーンを捕えた。
横尾は3ndでピンから5mの位置に寄せた。
タイガーは長いイーグルパットを狙うが外れるも、ピンそばに寄せ難なくバーディ。
外れれば負けの横尾のバーディパットが外れた瞬間、タイガーの2連覇が達成された。
激闘の末、2連覇を達成したタイガーは遅くまで残ってくれた多くのギャラリーに
笑顔で応え「来年会いましょう」とコメントを残し、長かったトーナメントは終わりを告げた。
◆タイガー
(全体を通して)
長い一日だった。今日は正直言っていいプレーをしていなかった。
プレーオフ1ホール目では負けたと思った。
今日は最終組の3人ともいいプレーをしていた。
いいところでバーディを獲ろうと思っていた。
横尾がNO.16、18でバーディを獲り、並んだ。すばらしかった。
(左足首)
傷めてから1ヶ月たつ。試合が3週続いているが、
何とか1日持つだろうと思っていた。
しかし今日は寒かったし、途中から痛かった。
スイングで左足が痛いので、体重がしっかり左に乗れない。
そのためドライバーを引っ掛けることがあって、その辺でいらいらした。
後半は大きなスライスも出ていた。
大変だったが、エンジョイできた。1番バーディのあと、
2番ボギー、3番ダボでそれを戻そう、上に追いつこうと思っていた。
インに入って横尾がスコアを崩して、シーソーゲームのような展開だった。
(昨年は2位に大差の勝利、今年はプレーオフ、この勝利の違いは?)
昨年のほうがストレスがなかった。
(横尾選手はインタビューでタイガーのほうがプレッシャーを感じていたのではといっていたが?)
彼も日本人プレーヤーでホームツアーでの試合ということでプレッシャーがあったと思うし、
わたしも首位で3日目を終えてプレッシャーはあったと思う。
(プレーオフ1ホール目でティショットを林に入れて?)
あきらめるということは考えない。
パー5なのでバーディを狙いに行くが、
林に入れたのでパーを獲ろうと思った。
最高のエフォートだった。
この勝利で今年のようなことが来年もあればいい。
◆横尾 要よく頑張った。
(プレーオフ)
タイガーはバーディを取ってくると思っていたので、「4」で上がるしかないと思っていた。
(1ホール目のタイガーのパーパット?)
入れてくると思っていた。
今日は自分にとっていい展開だった。
彼は故障していて、急に気温が下がったので、
前半明らかにおかしかった。僕は先週寒いところでやっていたので、
大丈夫だった。前半終わって行けるかなと思ったけど・・・。
NO.16でタイガーがレイアップしたのをみてまだチャンスあるかなと思っていた。
(NO.14でチップインバーディ?)
入っちゃったという感じ。前の2ホール連続して短いのを外していたので、
いやな感じだった。いいわけだけれどもNO.12で競技委員から「遅い」といわれ、
自分のリズムでできなかった。気持ちが焦っていたのかも。
カーッと来て・・・まだまだですね。
今日は5ボギーですか・・・勝てるわけないですね。
僕より彼のほうがプレッシャーを感じていたのでは。
僕はチャレンジャーですから。彼は勝って当然と思われていますからね。
朝から自分のプレーをしようと。
(タイガーが18番で足を引きずっていたが?)
あまり見ないようにしていました。やりずらいので。腰とひざだと思いますけど
「気にしないように」と言い聞かせていました。
チャンスだと思わないといけないのかもしれないけれども、性格ですかね。
(タイガーと戦ったっことで?)
別にきっかけにはならない。次元が違いますから。
こっちはいっぱいいっぱいだったし。
パワーとかの差を埋めるのは無理。
ショートゲーム、アプローチ、パットをもっと
磨いていけば多少は差が詰まるのでは。
(米ツアー再挑戦?)
まず日本で優勝したい。いっぱい優勝して自分のゴルフに自身を持ってから。
今の状態で行っても同じ事の繰り返し。
◆デビット・デュバル
(今日の調子は?)
全体的に調子が悪かった。特にアプローチが悪くてスコアメイクに苦しんだ。
(今週を振り返って)
日本に来て、この試合に出れて本当に良かった。
(復活の手応えは?)
手応えはあったと思う。特に、初日のプレーは
復活のきっかけとなったと思うし、あの様なプレーを続けられれば、
米ツアーでも十分に通用できると思う。
◆宮本 勝昌
今日は最高のプレーができた。満足です。
日本シリーズを意識しながらプレーした。
今回出場できれば7年連続。今年も出たくて気合を入れました。
やっぱりすごいことですから。
(横尾 要さんについて)
タイガーを負かせてほしいと思うね。要とは同級生だし。最後まで食らいついてほしい。
◆田中 秀道
少しずつは(体調が)良くなってきているけれど、やっぱり辛い。
これからの予定としては年内は日本にいるつもりでいる。
投稿者 pawaspo : 2005年11月21日 00:10