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2005年11月08日
2005ダンロップフェニックスに海外から11名が参戦! [ ゴルフ ]
開幕まで残り1ヶ月を切った「2005ダンロップフェニックストーナメント」(宮崎市・フェニックスカントリークラブ、11月17~20日)。19日(水)、フェニックスCCのクラブハウスで記者会見が行われ、大会の概要や海外招待選手などが発表された。
1974年(第1回)のジョニー・ミラーから昨年のタイガー・ウッズまで、錚々たるプレイヤーが歴代王者に名を連ねるダンロップフェニックストーナメント。今年もディフェンディングチャンピオンのタイガー・ウッズをはじめ、世界のビッグネームたち11名の参戦が決まった。
今大会の概要は後に譲るとして、まずは彼ら11名を紹介したい。アメリカとヨーロッパの賞金ランクトップ、そして今季の4大メジャー(マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロ)のうち3つのタイトルホルダーがそろうという豪華な顔ぶれだ。
(掲載している画像は大会PR事務局提供のものです。無断転用は禁じられています)
タイガー・ウッズ(Tiger Woods 、アメリカ)
1975年12月30日生(29歳)、188cm、84kg
通算勝利数:ツアー46勝、インターナショナル8勝
主な戦績:米ツアー賞金王5回、メジャー10勝
今季の獲得賞金:$9,913,024(米ツアー1位)
今季:マスターズ優勝、全英オープン優勝、WGC-NECインビテーショナル優勝など
本大会出場:3回目(2004年優勝)
タイガー・ウッズの名を知らない者はいないだろう。世界最強のゴルフプレイヤーであり、ワールドスポーツのスーパースターだ。
今年は1月のビュイック・インビテーショナルで(ストロークプレーでは)2003年10月以来となる米ツアー優勝を飾り、現役プレイヤーによる米ツアーの連続優勝年数記録を更新(10年)。3月のフォード選手権は27バーディーを出して優勝し、世界ランク1位を奪回。4月のマスターズは4度目の優勝。全米オープンは2位に敗れたが、7月の全英オープン優勝で今季2つ目のメジャータイトルを獲得している。勝ち続けると同時にさまざまな記録を更新しており、その勢いはとどまることを知らない。
この快進撃のきっかけが昨年のダンロップフェニックス優勝だった。長く優勝から遠ざかり、スランプだったタイガーが宮崎で復活した。タイガー自身、「昨年の活躍があったから」と語っている。ディフェンディングチャンピオンとしての参戦は、まさに「凱旋」と言える。
ジム・フューリク(Jim Furyk、アメリカ)
1970年5月12日生(35歳)、188cm、84kg
通算勝利数:ツアー10勝
主な戦績:2003全米オープン優勝
今季の獲得賞金:$4,096,769(米ツアー4位)
今季:ウェスタン・オープン優勝
本大会出場:2回目(1996年10位)
2003年の全米オープンでチャンピオンに輝いたが、手首の負傷で翌年に手術。しかし、7月のウェスタン・オープンで見事カムバック。猛追するタイガー・ウッズを振り切っての優勝だった。ワゴビア選手権ではビジェイ・シンと4ホールにわたるプレーオフを見せた(2位)。本大会も沸かせてくれそうだ。
マイケル・キャンベル(Michael Campbell、ニュージーランド)
1969年2月23日生(36歳)、178cm、86kg
通算勝利数:ツアー8勝、インターナショナル3勝
今季の獲得賞金:2,434,069ユーロ(欧州ツアー2位)
今季:全米オープン優勝、HSBC世界マッチプレー優勝
本大会出場:2回目(1995年37位)
今季の全米オープンを優勝して、ニュージーランド人としては42年ぶりとなるメジャー制覇をはたした。その後のHSBC世界マッチプレーも優勝。今年は飛躍の年だった。宮崎で全米オープンの再現を見せるかもしれない。
コリン・モンゴメリー(Colin Montgomerie、スコットランド)
1963年6月23日生(42歳)、185cm、90kg
通算勝利数:ツアー29勝、インターナショナル3勝
主な戦績:賞金王7回(1993~1999年)
今季の獲得賞金:2,587,556ユーロ(欧州ツアー1位)
今季:ダンヒル・リンクス選手権優勝、全英オープン2位
本大会出場:初出場
1993年から7年連続でヨーロッパツアーの賞金王を独占した偉大なプレイヤー。今年は6年ぶりの賞金王を狙えそうだ。今季の全英オープンでは念願のメジャー初優勝を目指したが、タイガー・ウッズの2位に敗れてしまった(メジャー2位は4度目)。初参戦の宮崎でリベンジなるか?
トーマス・ビヨン(Thomas Bjorn、デンマーク)
1971年2月18日生(34歳)、189cm、88kg
通算勝利数:ツアー8勝、インターナショナル2勝
今季の獲得賞金:1,561,189ユーロ(欧州ツアー7位)
今季:デイリーテレグラフ・ダンロップマスターズ優勝、全米プロ2位
本大会出場:7回目(1999年優勝、2003年優勝)
ビヨンといえば2001年のドバイデザート・クラシック。首位で最終日を迎えれば負けないというタイガー伝説を初めて破った。
2003年は全英オープンで2位になり、本大会では1999年以来2度目の優勝。翌年は病気と怪我に見舞われてしまったが、5月のデイリーテレグラフ・ダンロップマスターズを優勝するなど復調している。「ダンロップフェニックストーナメントは大好き」と話すビヨンだけに、今回の参戦を心待ちしているだろう。
ロバート・アレンビー(Robert Allenby、オーストラリア)
1971年7月12日生(34歳)、185cm、81kg
通算勝利数:ツアー4勝、インターナショナル12勝
今季の獲得賞金:$1,184,458(米ツアー56位)
今季:ビュイック・オープン4位
本大会出場:3回目(2004年10位)
世界各地で16勝をあげているインターナショナル・プレイヤー。日本ツアーで優勝すれば、世界4大ツアー制覇となる。通算8勝無敗という数字が示すように、プレーオフにはめっぽう強い。
ジョン・ロリンズ(John Rollins、アメリカ)
1975年6月25日生(30歳)、183cm、91kg
通算勝利数:ツアー1勝
今季の獲得賞金:$813,947(米ツアー94位)
今季:B.C.オープン2位
本大会出場:初出場
2002年のベルカナディアンオープンで米ツアー初優勝。グリーンでのプレーに不安はあるが、ドライバーは距離も正確性もある。
ダニエル・チョプラ(Daniel Chopra、スウェーデン)
1973年12月23日生(31歳)、183cm、82kg
通算勝利数:インターナショナル4勝
今季の獲得賞金:$722,668(米ツアー104位)
今季:チューリッヒ・クラシック9位
本大会出場:2回目(2004年5位)
遅咲きながら今後が期待されるプレイヤー。日本ツアーの経験もあり、2000年の日本ゴルフツアー選手権で3位という実績がある。今回は昨年の5位を上回るか期待されている。
ゴンサロ・フェルナンデスカスタノ(Gonzalo Fernandez-Castano、スペイン)
1980年10月13日生(25歳)、186cm、85kg
通算勝利数:1勝
今季の獲得賞金:380,505ユーロ(欧州ツアー61位)
今季:KLMオープン優勝
本大会出場:初出場
母国の英雄であるセベ・バレステロスに憧れるルーキー・プレイヤー。欧州ツアーにデビューした今年、いきなりKLMオープンを優勝。今後の活躍が期待されている。バレステロスが2度優勝した宮崎が飛躍のきっかけになるか?
バッバ・ワトソン(Bubba Watson、アメリカ)
1978年11月5日生(26歳)、190cm、82kg
通算勝利数:0勝
今季の獲得賞金:$200,064(ネーションワイドツアー18位)
今季:BMWチャリティ・プロアマ2位
本大会出場:初出場
世界一の飛ばし屋。ネーションワイドツアーに参戦している選手だが、ドライバーの平均飛距離はなんど335.8ヤード。もちろん1位。しかも、PGAツアー1位のスコット・ヘンド(319.9ヤード)さえ大きく上回るのだから凄い。ちなみに、PGAツアー2位のタイガー・ウッズは315.5ヤードだ。
今季は400ヤードドライブも見せている。イーグル数は18個。日本初参戦の本大会は、豪快なプレーで大いに沸かせてくれそうだ。
デビッド・デュバル(David Duval、アメリカ)
1971年11月9日生(33歳)、183cm、82kg
通算勝利数:ツアー13勝、インターナショナル1勝
主な戦績:1998年米ツアー賞金王、2001全英オープン優勝
今季の獲得賞金:$7,630(米ツアー260位)
今季:バレロ・テキサスオープン60位
本大会出場:4回目(2001年優勝)
1997年暮れの連続優勝でトッププレイヤーの仲間入りをはたしたデュバル。2000年は腰痛、翌年は右手首の腱鞘炎に悩まされたが全英オープン優勝で頂点に上りつめた。
しかし、2002年からは体調不良もあって苦しいプレーが続いている。4年前に優勝した宮崎で浮上のきっかけをつかめるだろうか?
投稿者 pawaspo : 2005年11月08日 19:40