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2005年10月10日

九州のサッカー県リーグ [ サッカー ]

 Kyuリーグが終わった今、気になるのは「地域リーグ上位のJFL昇格をめぐる戦い」と「九州各県リーグのKyuリーグ昇格をめぐる戦い」である。
 前者については、11月25日からの全国地域リーグ決勝大会に出場する13チームがだいぶ決まってきた。すでに決定しているのはノルブリッツ北海道(北海道)、TDK秋田(東北)、グルージャ盛岡(東北)、ルミノッソ狭山(関東)、ジェフ千葉アマチュア(関東)、静岡FC(東海)、バンディオンセ神戸(関西)、南国高知FC(四国)、ロッソ熊本(九州)、FC琉球(九州)の10チーム。北信越は長野エルザ、金沢SCのいずれか。中国は佐川急便中国がほぼ決まりで、あとは広島フジタSCかファジアーノ岡山のいずれかとなっている。
 このトピックでは後者について触れたい。Kyuリーグ昇格を決める各県リーグ決勝大会には、県1部リーグで優勝した8チームが出場できる。その出場権をめぐる状況、あとはどういう形で県リーグを開催しているかも紹介しよう。状況がわからない県もあるけど…。

宮崎県

 宮崎県リーグについては先日の『サッカー宮崎県リーグとは?』で紹介したとおり。1部8チーム、2部と3部が9チームで実施されている。
 2000年にプロフェソール宮崎FC(現在のサン宮崎FC)が県1部で優勝して九州リーグに昇格したあと、2001年からは延岡市サッカークラブが県1部で優勝している。今年のリーグも半分が終了した時点で唯一の4戦全勝だ。8月の九州社会人選手権ではV・ファーレン長崎を相手に1-3と健闘している。
 ただ、県リーグは前半で前年の上位と下位を戦わせる組み合わせ。上位同士はこれから当たる。3勝1分の綾サッカークラブがライバルとなるだろう(最終節で直接対決)。優勝まで届く可能性は低いだろうけど、下位との対戦を残す楽蹴クラブが上位に来そうだ。

 サン宮崎FCの降格が決まったので、来年は県1部リーグは9チームということになる。そのときの力関係は非常に気になる。
 宮崎県サッカー協会は「MIYAZAKI・FOOTBALLアクションプラン」という10年計画の事業を進めている。来年度からの社団法人化も決まっている。じつは、「来年から○○○が始まる」という話も聞いてはいる。そういうニュースも、紹介できる段階になったら紹介していこうと思っている。


沖縄県

 今年はFC琉球、海邦銀行、沖縄かりゆしFCの3チームがKyuリーグに参加した沖縄県。海邦銀行、沖縄かりゆしFCは残留が決まり、FC琉球はJFL昇格のチャンスをつかんでいる。
 沖縄の県リーグは宮崎と同じ3部制。ただ、2部は東西10チームずつ、3部は東西南北11チームずつにさらに分かれていて、下になるほどチームが多いピラミッド型になっている。
 1部は与勝スポーツ、ライフ電子、小禄クラブ、読谷AP、三和FC、FC与那原、沖市クラブ、ヴェント具志川の8チーム。2試合を残して小禄クラブが5戦全勝。勝ち点5差で与勝スポーツが2位だけど、小禄クラブが1つでも勝てば優勝となる。16日(日)に直接対決があるので、早ければそこで決まる。
 情報は沖縄県サッカー協会が役に立つ。


鹿児島県

 県リーグは2部制。1部は8チーム、2部はAとBそれぞれ8チームとなっている。その下は地域リーグで計115チームある。甑島、屋久島、種子島、奄美諸島はないかな…?
 1部所属は大隅NIFS UNITED、ユーカリSC、NST DREAMS、国分クラブ、鹿児島銀行ユニオンエスペランサ、JR九州スワローズ、KFCフェローズ。第6節終了時点(延期ありまくり!)で大隅NIFS UNITED(NIFSとは鹿屋体育大学の略称)が5戦全勝で、16日が最後の試合の予定。10日に2位のNST DREAMSと直接対決をやってるので、もしかして優勝はもう決まってるのかも?
 情報は鹿児島県サッカー協会大隅NIFS UNITEDを参照。


熊本県

 豊富な資金と地元の強力な支援でJリーグを目指すロッソ熊本のいる熊本県。
 リーグ構成はちょっと複雑。1部は10チーム、2部はAとBで10チームずつ、3部はAからOまで15のブロック(1ブロック8~10チーム?)がある。詳しくは熊本県サッカー協会を。
 1部に所属しているのは大阿蘇クラブ、熊大理学部、マリーゴールド、相互電工北部、ダイナマイツ八代、益城BW、熊本FC、スポーツの森大津、ランザ熊本、熊本教員蹴友団。試合は9月4日から12月4日までの短期開催なので、優勝争いはまだ見えない。
 ところで、九州社会人選手権に熊本代表として出場したのは鶴屋百貨店だった。ここはロッソ熊本の前身であるアルエット熊本にいた選手が多い。今は3部のBブロック所属。再来年には1部に上がっているだろう。


大分県

 大分といえばJ1の大分トリニータ。ワールドカップの開催地だったし、先日はJリーグオールスターも開催された。Kyuリーグには企業チームの新日鐵大分がいる。
 県リーグは1部が10チーム、2部がAとBで9チームずつ、3部はAからEの5パートで9~10チームずつ。一覧はここに載っている。
 1部に所属しているのは中津SC、耶馬渓FC、ASボラーレ、中津市役所サッカー部、スクデット、F.C.アレス、グランブルー、吉冨FC、インター・ミナミ、別府サッカークラブ。リーグ戦は6月から12月までで、ASボラーレと耶馬溪FCが首位を争っている。1部リーグの日程と結果はここに載っている。


福岡県

 J2にアビスパ福岡、Kyuリーグにニューウェーブ北九州がいる福岡県。天皇杯に福岡代表として出場した福岡大学は現在、九州大学1部リーグでトップだ。
 県リーグは1部が6チーム、2部が10チーム。1部は九州では珍しい前後期の2回総当りで、2部は1回総当り制となっている。この下に福岡、北九州、筑豊、筑後の地区リーグがある。北九州リーグだけでも7部あって70チームが所属しているから、福岡はかなりのサッカーチームがあるのだろう。
 1部リーグは七隈トンビーズ、春日イーグルス、A.C.AZALEA、三宅クラブ、九州三菱自動車、大川ピーナッツクラブ。前期終了時点では福岡大学サッカー愛好会の七隈トンビーズが4勝1分でトップ。もしかしたら、10月9日の後期第3節で優勝を決めてるのかもしれない。
 情報は福岡県サッカー協会A.C.AZALEAを参照。速報がないから困る。


佐賀県

 佐賀にはJ2のサガン鳥栖がある。鳥栖には佐賀競馬観戦のため何度か行ってるけど、田舎で駅は古いのに、近くに近代的なでかいスタジアムがあるからビックリした。
 県リーグについてはサイトがないので、よくわからない。3部制で1部が9チーム、2部が12チーム、3部が11チームほどだろうか? 下には地区リーグがある。
 1部は九州INAX、FC東与賀、牛津FC、川副クラブ、佐賀楠葉クラブ、黄城クラブ、唐津めづらSC、鹿島2.28、SUMCO.V。この中ではKyuリーグの実績がある九州INAXが一番強いだろう。昨年は6勝2分で優勝。今年は九州社会人で(やる気のなかった)ヴォルカ鹿児島に勝ったし、佐賀代表として天皇杯は2回戦まで行っている。
 情報サイトがあれば、誰か教えてください。


長崎県

 V・ファーレン長崎、三菱重工長崎の2チームがKyuリーグにいる長崎。V・ファーレン長崎はJリーグを目指している。三菱重工長崎は降格の可能性がある。
 長崎の県リーグもあまりわからない。FC AMIGOのサイトで1部についてだけわかった。
 1部に所属するのは三菱電機長崎、長崎県教員、佐世保SC、大村航空基地、西有家SC、諫早クラブ、エスタジ佐世保、FC AMIGOヴェルダデイロ佐世保、多良見(チーム名不明)、COOL(チーム名不明)の10チーム。この中で昨年一番いい成績だったのは三菱電機長崎。


各県の優勝候補は?

 10月10日時点で、各県の優勝候補を勝手に予想してみる。12月上旬には出そろう。
 今年の各県リーグ決勝大会は昨年のFC琉球のように強力なチームはいない(そういうチームはみんなKyu以上に行った?)。混戦だろうけど、九州INAXあたりが有力では思う。

【宮崎】延岡市SC or 綾SC
【沖縄】小禄クラブ
【鹿児島】大隅NIFS UNITED
【熊本】?
【大分】ASボラーレ or 耶馬溪FC
【福岡】七隈トンビーズ
【佐賀】九州INAX
【長崎】?

投稿者 pawaspo : 2005年10月10日 19:25

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