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2005年09月04日

サン宮崎FCvs三菱重工長崎、今日キックオフ [ サッカー ]

 昨日の昼、サン宮崎FCが橘通りでビラ配りを行った。
道行く人に声をかける 選手とスタッフ

 時間は13時から1時間ほど。宮崎の中心街というのは、じつは土曜のこの時間でも人通りは(他の県ほど)多くない。交差点ではいろんな業種の人がティッシュやビラを配っていて、衆議院総選挙の期間中ということで候補者が演説をしている。そんななか、サン宮崎FCの選手、スタッフはボンベルタ橘前だけでなく山形屋前や一番街の近くまで範囲を広げてビラを配った。
 伊藤監督を筆頭に、選手たちが道行く人に声をかけてビラをどんどん渡していく。ほとんどの人が、こういうサッカーチームがあり、そして大事な試合を翌日に控えていることを知ったことと思う。どれぐらいの人が足を運んでくれるだろうか。台風が近づいていて、これを書いてる今も激しい雨が降ってるので非常に心配ではあるけど。沖縄でのKyuリーグ公式戦は早々と延期が決まっている。
 夜には地元テレビの番組に出演したようだ。
ボンベルタそばの角 伊藤監督

 金曜夜の練習は、J.U.R.I.SC(宮崎県リーグ)との練習試合。自分が見ていた30分のなかで、サン宮崎FCは5点ほど入れた。失点はゼロ。ただ、「入らないのか」「これはヤバイだろ」というシーンはあった。
練習試合

 さて、今日のKyuリーグ公式戦、三菱重工長崎との試合について。伊藤監督、秋山選手とちょっと話をさせてもらった。
 大阪大学との試合については、良い点と悪い点が見えて、それを意識しながら試合に臨めるようになった。ただ、J.U.R.I.SCとの練習試合については伊藤監督は不満をもらした。「こういう試合でも萎縮してプレーしてしまっている」「視野が狭くなっている」。前者については、練習でできないことは本番でも出せないということ。こういう練習試合でもしっかり出すべきことを出せていない、と。後者については技術的なものが大きい。それはいかにボールをコントロールできるかで、自分のもとにすぐにボールを置ければまわりを見る余裕ができる(海外の試合を見てみるといい)。でも、技術が足りないとボールの扱いに気を使うことになり、それだけ余裕は減る――そういうことだ。伊藤監督がなぜ選手個人のスキルアップに力を入れているかがわかる。
 三菱重工長崎については「手堅いサッカーをする」とのこと。新日鐵大分もだけど、三菱重工長崎は長らく九州リーグという地位をキープしている。企業チームで選手の入れ替わりはクラブチームほどないので、派手さはないけど手堅いサッカーをしてくる。九州社会人での新日鐵大分に対する自分の印象は「泥臭いサッカー」だった。三菱重工長崎は先週末の天皇杯長崎県予選決勝でV・ファーレン長崎に2-1で勝っている。秋山選手によると「V長崎は九州社会人など疲れがあったみたい」だけど、勝ちは勝ち。いい勢いで来るのではないだろうか。
 悪天候になった場合、伊藤監督曰く「ボールを相手陣地にとにかく蹴りこんでというサッカーになる」。こうなると、やるほうも観るほうも面白くないサッカーになるそうだ。そうなる可能性はどうやら高い。
 選手のコンディションについては、ベストに向けて努力しているとのこと。スポーツマンは怪我と二人三脚なのはしょうがないので、それは個人次第。ピッチに入ればもう痛いとか言ってられない、と。

 サン宮崎FCにとって降格にからむ重要な試合だ。これは現在9位の三菱重工長崎も同じ。もしサン宮崎FCが勝てば、勝ち点差は2つに縮まってわからなくなる。三菱重工長崎が勝てば勝ち点差を8つに広げれる。残り試合を考えればセーフティリードだ。お互い「負けられない」じゃなくて「勝つ!」だ。
 もし九州リーグから県リーグに降格すれば、チームのモチベーションが変わるだろう。県リーグ⇔地域リーグ、地域リーグ⇔JFLというのは昇格は難しいけど(決勝大会もある)、降格は難しくない。
 今日はお互い、総力戦になる。「最高のパフォーマンスを見せますよ」という言葉を信じたい。

投稿者 pawaspo : 2005年09月04日 01:27

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