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2005年09月17日

サン宮崎FCに元Jリーガーら5人が新加入 [ サッカー ]

 残り3試合でKyuリーグ最下位という状況のサン宮崎FCに、5人の選手が新たに入団することになった。

増田功作(背番号14、FW、29歳、174cm、69kg)
 所属チーム:大宮東高校→ヴェルディ川崎→横浜FC
手島光洋(背番号22、DF、22歳、175cm、71kg)
 所属チーム:浦和学院高校
関根雄太(背番号23、DF、23歳、177cm、71kg)
 所属チーム:花咲徳栄高校
林英樹(背番号24、MF、24歳、177cm、69kg)
 所属チーム:大宮東高校
大塚鷹史(背番号2、DF、19歳、173cm、66kg)
 所属チーム:流経大柏高校

 増田選手はJリーグで長く活躍してきた選手。横浜FCには創立から所属し、昨年末にチームを離れていた。じつは、伊藤監督の高校の先輩にあたる。三菱重工長崎との試合後、伊藤監督が東京まで足を運んで増田選手に会い、今回の入団が決まった。
 他の4選手については現時点では詳しくはわからない(ゴメンなさい)。彼らは増田選手が声をかけた選手たちである。DFなので、今のサン宮崎FCには心強い存在となるだろう。
 次の試合は9月25日(日)、佐世保陸上競技場でのV・ファーレン長崎戦。“助っ人”を加えたサン宮崎FCは、残留をかけて、勝つために敵地に乗り込む。

最終節まで毎日練習

 9月16日の夜、シーガイア・イベントスクエア。自分がサン宮崎FCの練習を見るのは、あの三菱重工戦以来である。正直言って、自転車こいでるときは気が重かった…。
 練習には13人の選手が参加していた。オフェンスとディフェンスに分かれての実戦的な練習。
 サン宮崎FCはこれまで1週間の決められた曜日に練習をしてきたけど、この日からはKyuリーグの最終節(10/2)まで毎日練習することにしたそうだ。最終日までやれるだけやるという意志の表れだ。広報・坂上さんによると「ずっと走りまくりですよ」とのこと。かなり遅い時間まで練習することもあるらしい。
 ところで、サン宮崎FCは三菱重工長崎戦で4枚のイエローカードを取られた。これにより、イエロー累積で秋山、大平、川崎の3選手が次の試合に出場できなくなっている。


元Jリーガーと4人の助っ人

 「元Jリーガーを獲得したんですよ」
 この言葉には「えっ!?」となった。ビックリした。今回加入が決まった5人については、上に書いたとおり。
 増田選手はJリーグで長くプレイしてきた選手。ドリブルが持ち味で、あのリトバルスキー(ドイツの天才ドリブラー。横浜FCの監督だった)も惚れこむほどだったらしい。今のサン宮崎には強力な戦力となる。
 他の4選手は、増田選手が声をかけた選手らしい。自分が受け取った資料だけでは、どういった選手かはわからない(ネットでも検索できず)。ただ、ほとんどがDFなので、自分が弱いと感じてる部分――ディフェンスの補強となる。ディフェンスが強くなれば、伊藤選手が前に行って得点を狙える形にもなる。


伊藤監督インタビュー

 練習は22時過ぎに終了。伊藤監督に話を聞かせてもらった。

――今日はだいぶ走りこんだ練習でしたね。

 今日から毎日練習です。ランニング中心でいって、(試合前の)1週間でボールと使った練習を中心にと考えてます。体力的にすぐ効果が出るわけではないんですけど、やるとやらないでは違いますからね。

――次の試合では3名が出場停止です。どういう影響があるでしょうか?

 リーグ戦を通じて(警告の)累積で出場停止というのは、どのチームでもある問題ですからね。選手が出れないのは現実として受けとめて、残った選手で次にのぞむしかないです。

――新たに5名の選手が加入することになりました。

 今は結果が何よりも求められてますからね。もう、時間がないですから。新しく入る選手たちには結果を出してもらわないと。今いる選手たちがどれだけやれるかも大切です。
 チームが発足した時点で、(チーム内の)競争が生まれないまま遅れてしまった。いい環境を維持できずにチームがスタートしてしまった。
 今回、5名が加入するというのは、こういう状況(1つでも負ければリーグ降格の危機)だからできた補強でもあります。彼らとチームがどう融合していくかですよね。彼らは新加入というよりも、助っ人です。外国人選手みたいなものです。

――21日(水)に3人が合流すると聞いてます。日曜の試合までには練習試合はやっておきたいですね。

 水曜からトレーニングして、金曜夜に格下のチームが相手でしょうけど調整ゲームをやりたいですね。土曜はほとんど練習できないですし。

――Kyuリーグの2位はFC琉球が取りそうですけど、現在3位のV・ファーレン長崎にも可能性はあります。しかも、長崎はホーム最終戦。あちらも全力でのぞんでくると思います。

 向こうも負けられないというのは、やりがいがあります。そういう状況だからこそ楽しい。結果を出せば…ですしね。重要です。

――増田選手について。

 高校の先輩なんですよ。チームに入れば年齢は上だし、ハートが熱い人なんで。技術は高いし、スピードもあります。
 ただでは終われない気持ちですから。今回の補強はまわりが動いて出したことでもあります。
 じつは、三菱重工長崎との試合が終わってから、自分が東京まで直接足を運んで、増田さんに会ったんです。そこで、伝えるだけ伝えました。どうこう言ってられる状況じゃないですからね。

 インタビューはここまで。
 他に話したのは、新しい選手が入ってもチームがやろうとしてるプレイは変わらない……とか、そういう話だったかな?


1つ1つを勝つ

 もう一度書くけど、今回の補強はビックリした。これは、サン宮崎FCを見ている人、気にしている人にとっては誰もが「ヨシ!」と力の入ることだと思う。
 あの敗戦を引きずっている感じはチームになく、とにかく残留のためにやるだけやるという前向きなものばかりを感じた。チームのモチベーションはグッと高まってる。
 「残り3つ」ではない。1つ1つ、次のことを考えずに全力でのぞみ、結果を出さねばならない。そのためにチームは動いている。

投稿者 pawaspo : 2005年09月17日 00:32

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