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2005年09月24日
全国選抜バスケットボール宮崎県予選 1日目 [ バスケットボール ]
「全国選抜バスケットボール選手権大会」の宮崎県予選が開幕。9月23日(祝)は男子・女子の1回戦と2回戦が宮崎市内の5会場で行われた。
宮崎の高校バスケ
「全国選抜高校バスケットボール(ウインターカップ)」の宮崎県予選会は男子43チーム、女子38チームが参加している。各優勝校だけが12月24日(土)~30日(金)に東京体育館で開催される全国大会に出場する。
日程は1日目が1回戦と2回戦、2日目が3回戦と準々決勝、3日目が準決勝と決勝。会場は1日目が5会場、2日目が3会場、3日目が宮崎市総合体育館のみ。各会場とも、コートは2面ある。チームは1日に2試合戦うのが普通だ。試合のサポートは高校野球と同じで、バスケ部員たちがやっていた。
念のために説明しておくけど、バスケットボールは1クォーターが10分で、1試合につき4クォーターを戦う(アメフトと同じ)。10分とはいっても時計が止まることが多いので、試合時間は長くなる(これもアメフトと同じ)。第1と第2、第3と第4の間は2分のインターバルが、第2と第3の間は10分のインターバルがある。
自分はバスケットボールの観戦は初めて。宮崎の高校バスケについての知識はほどんどない。都城泉ヶ丘の監督である金本さんに宮崎のバスケのこと、今大会のことなどを教えてもらった。
まずは男子について。一番強いのは8月のインターハイで全国制覇を達成した延岡学園。このチームには206cmのママドゥ・ジェイといった外国人がいる(外国人選手は他県の学校でもいるとこはいる)。今大会ではスーパーシードとして準々決勝から登場する(九州大会優勝以上の成績を残しているため)。延岡学園につづくのが小林、妻、都城泉ヶ丘といったシード校だ。
女子は小林が抜けて強い。宮崎高校総体を30年近く優勝しているから凄い。離れてシード校の宮崎商業、延岡学園、妻が強豪とのこと。
今大会は3年生が参加できる最後の大会。とはいっても、登録メンバーを見ると2年生中心のチームが多い。延岡学園や小林は3年生で、他にも何校かある。登録メンバーについては各学校さまざま。日章学園の女子は6人しかおらず(バスケは5人で試合する)、コメントに「20年ぶりに人数が揃い」とある。6人や7人のチームはけっこういる。宮崎第一の女子チームは「バスケットボール部誕生!」とあるから創部して間もないのだろう。延岡学園みたいな全国ナンバー1もいれば、少ない人数で頑張ってるチームもいるのだ。
金本監督曰く、ベスト8あたりから試合は白熱していくそうだ。男子は迫力がある、と。強豪は準々決勝あたりから本気を出していくのだろう。
男子2回戦
自分が1日目に来たのは宮崎市総合体育館。着いたのは昼過ぎで、男子の2回戦をやっていた。
小林工業(紫) vs 日南振徳(白)。後半になるとジリジリ差が開いて、得点するたびにベンチは大喜びだった。
○小林工業 79 - 46 日南振徳●
(26-13、16-13、18-9、19-11)
都農(黒) vs 福島(白)。福島は自分が見てるときはほとんど点が入っていなかった。ハーフタイム(10分)になると都城泉ヶ丘と宮崎農業の選手たちが練習を始めたのを見て、バスケではハーフタイムに次の試合に出るチームが練習するんだとわかった。試合が終わると横断幕を張る。
○都農 124 - 42 福島●
(36-10、24-10、25-14、39-8)
都城泉ヶ丘(茶) vs 宮崎農業(白)。泉ヶ丘は第4シード。宮崎農業よりも身長が高い。実力も上で、第1クォーターから点差が開いていく。スタンドでは部員たちが巨大メガホンを持って、変な声を出して応援している。なんか、アフリカの部族みたいだ。宮崎農業はタイムアウトで休んでいるとき、マネージャーの女の子が両手に持った団扇をパタパタしていた。
○都城泉ヶ丘 86 - 44 宮崎農業●
(27-12、14-13、26-8、19-11)
宮崎工業(オレンジ) vs 聖心ウルスラ(白)。泉ヶ丘の応援は、高校男子バスケのスタンダードな応援なのだろう。宮崎工業も巨大メガホンを手に、より大きな声で応援していた。
○宮崎工業 142 - 60 聖心ウルスラ●
(35-15、38-13、44-13、25-19)
女子2回戦
この日は2つのコートで10試合を行ったけど、9試合目と10試合目が女子の2回戦だった。
都城泉ヶ丘(白) vs 宮崎農業(小豆)。宮崎農業の選手たちは小さい。泉ヶ丘は得点するたびにベンチもスタンドの部員も大喜びで、ちょっとした踊りをする。そして「ディー、ディー、ディー、ディフェンス!」と声を掛け合う。実力差はいかんともしがたく、宮崎農業は攻撃を止められ、どんどん引き離されてしまう。でも、3ポイントを決めることがあった。
○都城泉ヶ丘 120 - 31 宮崎農業●
(35-5、27-8、36-8、22-10)
延岡学園(白) vs 鵬翔(オレンジ)。延岡学園は第3シード。対する鵬翔は登録選手が8名のみ。
延岡学園は横断幕の他に、選手たちがメッセージを手書きした幕も出していた。そのなかから1人だけ紹介。「夢を叶えるためには2つの水分がいる。1つは汗。もう1つは涙。最後の大会は、悔いの残らないようにみんなが1つになり優勝目指してがんばりましょう!! えりか」。
試合は延岡学園のワンサイド。ガードは堅いし、3ポイントも取るわで試合開始からどんどん引き離す。レイアップは確実に決めるし。27点取ったところで、鵬翔がフリースローでやっと1点を取った。
○延岡学園 162 - 19 鵬翔●
(40-5、51-6、29-5、42-3)
1日目の感想
1日目はレベルは高くはなかった。1、2回戦で敗れたチームとシード校の一番の違いは、自分たちの攻撃でどれだけ確実に点を取るか――だった。攻撃をカットされたり、シュートしても入らなかったりという場面が多かった。
男子の応援はビックリした。正直、「なんじゃこりゃ」と思った。女子の応援は、ソフトボールもそうだったけどチームの雰囲気を上げようという感じで、見ていて楽しい。
1日目の結果
【女子・1回戦】
宮崎北 69 - 39 延岡西
(14-8、19-15、16-7、20-9)
日向 135 - 30 日章学園
(27-3、38-8、39-6、31-13)
都城農業 57 - 43 宮崎日大
(14-6、15-14、16-8、12-15)
鵬翔 70 - 62 小林工業
(8-16、16-8、14-16、22-20、延長10-2)
宮崎農業 61 - 46 西都商業
(25-11、14-11、16-10、6-14)
宮崎大宮 74 - 41 延岡商業
(17-4、25-8、22-11、10-18)
【女子・2回戦】
小林 146 - 22 宮崎北
(46-1、40-6、27-6、33-9)
日南 75 - 39 日向学院
(12-5、22-12、21-12、20-10)
本庄 60 - 54 聖心ウルスラ
(10-18、16-14、9-11、25-11)
高鍋 82 - 63 日向
(11-23、14-14、30-12、27-13)
都城商業 165 - 20 都農
(36-6、43-0、46-8、40-6)
宮崎西 63 - 62 都城西
(12-8、17-9、16-22、18-23)
佐土原 53 - 35 飯野
(14-11、11-7、12-10、16-7)
妻 85 - 74 都城農業
(23-21、15-12、23-25、24-16)
延岡学園 162 - 19 鵬翔
(40-5、51-6、29-5、42-3)
高千穂 66 - 52 宮崎第一
(20-12、15-9、20-18、11-13)
延岡 88 - 39 都城東
(29-8、14-8、25-12、20-11)
宮崎南 63 - 36 延岡東・星雲
(4-14、16-8、28-8、15-6)
都城泉ヶ丘 120 - 31 宮崎農業
(35-5、27-8、36-8、22-10)
高城 81 - 77 日南振徳
(15-18、20-12、13-16、10-12、延長23-19)
富島 100 - 56 日南工業
(18-12、19-7、30-18、33-19)
宮崎商業 124 - 50 宮崎大宮
(37-16、30-16、29-11、28-7)
【男子・1回戦】
富島 103 - 90 日向学院
(20-25、22-17、22-23、39-25)
日南 105 - 54 延岡東・星雲
(25-16、16-14、34-13、30-11)
日向 81 - 74 延岡西
(29-21、23-15、19-18、10-20)
都城農業 130 - 51 延岡商業
(30-14、35-8、31-19、34-10)
高千穂 75 - 68 本庄
(16-19、14-19、22-16、23-14)
延岡 85 - 56 都城西
(27-11、20-16、16-14、22-15)
宮崎農業 91 - 57 西都商業
(23-13、19-10、29-13、20-21)
五ヶ瀬 65 - 59 宮崎商業
(14-8、13-13、14-12、24-26)
高鍋 124 - 43 日向工業
(22-6、33-14、28-8、41-15)
聖心ウルスラ 109 - 56 鵬翔
(24-7、31-10、27-16、27-23)
宮崎北 124 - 32 高鍋農業
(36-6、38-10、20-9、30-7)
延岡工業 113 - 52 都城東
(25-9、29-9、30-16、29-18)
宮崎大宮 103 - 81 日南工業
(30-16、20-20、20-16、33-29)
佐土原 75 - 57 飯野
(21-11、11-16、15-19、28-11)
【男子・2回戦】
日南 82 - 60 富島
(17-12、18-11、25-18、22-19)
都城農業 100 - 83 日向
(29-22、26-25、22-16、23-20)
宮崎西 115 - 27 高千穂
(22-8、25-9、24-2、44-8)
都農 124 - 42 福島
(36-10、24-10、25-14、39-8)
延岡 81 - 71 宮崎南
(20-20、17-14、19-10、25-27)
都城泉ヶ丘 86 - 44 宮崎農業
(27-12、14-13、26-8、19-11)
小林 20 - 0 五ヶ瀬
(20-0、0-0、0-0、0-0)※これはデータが違う?
高鍋 157 - 41 日章学園
(49-10、38-14、40-5、30-12)
小林工業 79 - 46 日南振徳
(26-13、16-13、18-9、19-11)
宮崎工業 142 - 60 聖心ウルスラ
(35-15、38-13、44-13、25-19)
都城工業 101 - 35 宮崎北
(31-10、28-6、31-11、11-8)
宮崎日大 94 - 90 延岡工業
(26-24、19-21、19-16、30-29)
宮崎大宮 172 - 18 高城
(46-8、50-0、38-6、38-4)
妻 109 - 61 佐土原
(24-19、29-16、27-11、29-15)
投稿者 pawaspo : 2005年09月24日 02:30