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2005年08月27日
宮崎県サッカー選手権大会準決勝 [ サッカー ]
天皇杯宮崎県予選となる「宮日旗・NHK杯 宮崎県サッカー選手権大会」の準決勝2試合が小林市総合運動公園陸上競技場で行われた。
ホンダロックSCと宮崎産業経営大学が勝利し、明日の決勝で戦うことになった。
ホンダロックSC 2 - 0 宮崎日大高校
(前半0-0、後半2-0)
宮崎産業経営大学 1 - 0 鵬翔高校
(前半0-0、後半1-0)
小林市総合運動公園
小高い丘の上の小林市総合運動公園には野球場、陸上競技場、テニスコートなどがある。さらに高い丘には展望広場があって、ここはサッカーの試合会場に使われることがある。
宮崎県サッカー選手権大会準決勝の会場は、陸上競技場のフィールドコート。芝生の状態は木花のサッカー場やラグビー場よりはいい。スタンドもある。
一番いいのは眺め。霧島連山が大きく見える。今日は快晴なのでくっきりと。
ホンダロックSC vs 宮崎日大高校
競技場の中に入ると、フェンスにホンダロックイレブン一人一人の横断幕が掲げられていた。チームカラーの赤色とフェニックスをバックに、名前とニックネームがくっきりと書かれている。「ミラクルパサー 廣池寿」とか「堅守!!攻伐!! 川島正士」とか。
スタンドにはホンダロックサポーターが陣取っている。応援バスなどでやって来た人たちだ。帽子、ユニフォーム、タオル、メガホンなど何かしらチームカラーの「赤」を主張している。でっかいフラッグもある。年配の人たちが多いように見える。会社の人たちだろうか。
宮崎日大は、じつは小林へ悪友バンと向かっていたときバスを見かけた。自分の「追い抜こう」指令で抜いていったけど。
試合前の練習でビックリしたけど、部員が多い多い。何人いるんだろう。ピッチの外に試合に出ない部員たちがズラリと並んで、ボールがこぼれないようにしている。彼らは試合中、応援団に変わる。
ルールについて。天皇杯宮崎県予選は40分ハーフ(計90分)だけど、準決勝からは45分ハーフのインターバル10分になる。
天気は快晴。雲はほとんどない。気温はもちろん高め。暑さが水分とスタミナを奪っていく。ちなみにこれを書いてる今、日焼けしたところが赤くなってヒリヒリしてたまらん…。
ユニフォームはホンダロックが白、宮崎日大はピンク。
前半開始。キックオフと同時に応援が始まった。ホンダロックは太鼓とメガホンを叩いて「ホーンダロック!」。ゴールキックだけで「ぉぉぉぉおおおおお!」と盛り上げる。対する日大サッカー部員はピッチの向こう側で、旗とメガホンと太鼓と笛と歌で対抗している。スタンドには父兄らしき人たちがいる。
序盤は特に動きはない。どちらかといえば、ホンダロックが攻めている。ホンダロックは3バック。日大は選手が小さく、線が細いように見える。
15分をまわって、ホンダロックが左側からのフリーキック(FK)を得る。しかし、得点ならず。20分過ぎには低いクロスに10番・大串がヘッドで合わせるも、ボールはバーの上。対する日大はコーナーキック(CK)を得るも活かせず。ホンダロック反撃のシュートはキーパー(GK)正面だ。
両チームともロングボールが多いように感じる。パスは選手たちが思っているよりはつながっていないのでは。中盤のスペースはホンダロック。
28分、ホンダロックのシュートは枠の外を転がってしまった。ホンダロックはこれまでに決定機を何度か作りながら得点できていない。もう一押しが足らない。
30分をまわり、ホンダロックが右からのFK。しかし、日大GKが止める。その後にシュートを狙うも、上手くボールにヒットせず。決定機をまた逃す。コーナーキック(CK)から5番・城がボレーを放つも枠の外。
ホンダロックがチャンスを活かせぬまま、前半が終了。日大はピンチが多いせいか、キーパーの好セーブが目立つ。
15分のインターバル。日大の選手たちが水をかけてもらっている。
後半開始早々、ホンダロックにビッグチャンスが来る。クロスに10番・大串がボレー。ところが、ボールはバーを直撃。これは痛い。その後もヘッドなどでゴールを狙うも、得点に至らない。
12分、ペナルティーエリア前でホンダロックがFKを得る。これを10番・大串が直接決めて先制! やっと得点に結びつけることができた。サポーターは大喜び。
そして、20分過ぎには大串が左からのゴールで2点目。1点目から2点目の間にも得点機が何度かあり、決めることができた。
日大は数少ないながらもチャンスを作る。11番・甲斐がシュートを放つもGK正面、はじいたボールはディフェンス(DF)にクリアされる。
ホンダロックは得点をキッカケに、細かいボールもつながるようになってきた。攻撃については10番、小柄な14番、長身の25番が目立つ。
ホンダロックはどんどん攻めるけど、得点には結び付けれない。ミスがあるし、ボールを持ちすぎる場面もある。あと、日大GKが頑張っているというのもある。
試合はこのまま終了。後半の2得点でホンダロックが勝利した。試合の流れはずっとホンダロックだったので実力どおりではあるけど、決定機の精度が低いのは気になった。日大は数少ないチャンスはあったものの、DFやGKに阻まれた。
○ホンダロックSC 2 - 0 宮崎日大●
(前半0-0、後半2-0)
宮崎産業経営大学 vs 鵬翔高校
お互い、九州の大学と高校の強豪同士。産経大は九州大学リーグ1部だし、鵬翔学園はプリンスリーグ九州の1位。
ユニフォームは産経大がイエロー、鵬翔はブルー。鵬翔のユニフォームは久しぶりに見たけど、昔と変わってないよな…?
スタンドにはさっきの試合の選手たちがいる。
前半の序盤は産経大の時間。5分過ぎ、左からのクロスに合わせたシュートはゴールの右に。ヘッドはGKのサイドジャンプセーブに阻まれ、CKからのヘッドはGK正面。10分過ぎのチャンスもGKに止められた。
産経大がチャンスを活かせないまま時間がすぎ、流れは互角になっていく。30分すぎ、鵬翔が右からのFK。これはGKがキャッチ。その後もシュート。鵬翔はチャンスがようやく出てきた。声もよく出し合っている。互角の流れのまま前半を終えた。
後半最初のチャンスは産経大。ボールはバーの上。次のシュートも上。鵬翔は10分過ぎに産経大DFのミスからボールを取ってシュートも、これまた上。
均衡が破れたのは20分をまわってから。鵬翔のエリア内で乱れるなか、産経大20番・吉本がシュート。ボールはまっすぐ、ゴール右上に突き刺さった。キーパーは動けず。思わず手を叩いてしまうほどのシュートだった。産経大は「やっとこじ開けた」ような感じだ。
鵬翔は残り時間で1点を追う。GKが「1点いこうぜ!」と叫ぶ。産経大ベンチからは「気持ちで守りに入らない!」と声が飛ぶ。
試合は互いがぶつかり合うなか、そのまま終わりを迎えた。鵬翔は最後まで追いつく気持ちを見せたけど、実らなかった。
この試合、一番目についたのは鵬翔のGK。彼がいなかったら、失点は1点ではなかった。この日の高校チームのGKは、2人とも良かった。
○産経大 1 - 0 鵬翔●
(前半0-0、後半1-0)
宮崎代表はホンダロックか? 産経大か?
決勝戦は28日(日)、準決勝と同じ小林市総合運動公園陸上競技場で行われる。
≪決勝戦≫ ホンダロックSC vs 宮崎産業経営大学(13:00~)
この試合は当日の13:00~15:00、NHK宮崎で中継される。延長はあり。
優勝したチームは天皇杯の全国大会に出場。宮崎県代表は9月17日(土)に青森県代表と鈴鹿で対戦する。
投稿者 pawaspo : 2005年08月27日 16:20