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2005年08月02日

ウルスラナイン、甲子園に出発! [ 野球 ]

 今日(8月2日)、高校野球の宮崎代表・聖心ウルスラ学園の選手たちが甲子園に向けて出発した。空港ではウルスラナインの出発式が行われた。
バスを降りて空港ビルに向かう関係者と選手たち JALスタッフから花束を受ける甲斐主将

 自分が宮崎空港に到着したのは11時頃。夏休みだけに家族連れも多い。
 出発式の会場となるのは、空港ターミナルビルの東端にある「国際広場」。「聖心ウルスラ学園 祝 甲子園出場!!」と書かれたボードがセットされている。でも、人はまばら。準備してる人が数人いるだけ。う~ん、自分って早いなぁ(苦笑)
 空港内をウロチョロして、あちこちで試食してから戻ると、マスコミが徐々に増えていた。最終的にはテレビ3局、新聞社は数えきれないほどにいた(というか、数えるのめんどくて)。
空港ビルの時計。0分に神楽人形が舞う 祝出場のボード

 11時15分頃、聖心ウルスラのバスが到着。甲子園に向かう選手、監督、コーチ、校長などが乗っている。荷物を降ろして、空港ビルに入る。足を止める人、選手の家族らしき人たちが選手たちを見守る。
 選手たちが準備している頃、会場ではセッティングが進んでいた。花束を手渡すJALのスタッフや宮交のバスガイドなども集まっている。マスコミも多いし、にぎやかなものになりそうだ。
 しばらくすると、丸刈りに制服の男子生徒たちがやって来た。ウルスラの制服とはちょっと違う。話を直接は聞いてないけど、係りの人が「では、佐土原高校の選手たちはこちらへ」と声をかけていた。
バスで到着した選手たち 選手を見守る人たち

 11時40分頃、出発式が始まった。甲斐主将を先頭にウルスラナインが入場して整列する。
選手入場 会場

 まずは、ウルスラ学園校長、野球連盟理事長(代理)、朝日新聞宮崎総局長の挨拶。

盛武寛 聖心ウルスラ学園校長
「いま振り返ってみますと、栄光の陰には監督、選手、野球部関係者の苦しみがありました。それが今回の栄光につながったわけです。私は多くの方々のご支援とご指導があったことに深く感謝しております。
日頃、監督たちと語り合っていたことは、ふるさとの子供を大切にした、ふるさとを背にした野球部で夢の舞台に行こうということでした。その夢を監督や選手たちが4年で実現してくれたのです。
最近、野球やスポーツの素晴らしさを実感しております。見ず知らずの方々から野球を通して、昔からの知り合いのように声をかけてもらっています。感慨深いものがあります。
今日、選手たちは元気に甲子園に行ってきます」
盛武校長

松元泰 宮崎県高校野球連盟理事長
「ウルスラナインの皆さんを見ていますと、あの決勝戦から非常に逞しくなったなという印象を受けます。
“運”という字は“運ぶ”と書きます。ウルスラ野球部がグランド作りに励み、練習に汗を流し、規律ある生活を送り、練習の後には丁寧にグランド整備をしてきた積み重ねが今回、皆さんに運を運んできたのだと思います。
カタカナの学校としては初となる夏の甲子園出場であり、大きな期待を集めています(注:春の大会では、沖縄のコザ高校が出場したことがある)。
皆さんが決勝の後に宮崎北高から受けたエールには、宮崎予選で敗れた53校の熱い思いがつまっていると思います。
甲子園は県民に感動と勇気を与える場であり、皆さんが人間性や人間力を高める場でもあります。甲子園で一回りも二回りも成長してください」

岩下範之 朝日新聞社宮崎総局長
「宮崎の予選で優勝したことは忘れてください。(中略)決勝戦での5回裏での皆さんの集中力(注:これは間違い。4点を取ったのは6回裏)、素晴らしかったです。どうか肩の力を抜いて、自分たちの野球を思う存分やってください」

 挨拶が終わると、ウルスラナインが搭乗するJALのスタッフから盛武校長、石田監督、甲斐主将に花束が贈られた。つづいて、宮崎交通のバスガイド3人から折り鶴が。
バスガイドから折り鶴が 花束と折り鶴を受け取った選手、関係者

 そして、石田監督と甲斐主将の挨拶へ。

石田敏英 聖心ウルスラ学園野球部監督
「激励、ありがとうございます。これもひとえに部員51人の力がひとつになって、こういう結果になったと思っております。皆様のご支援とご声援のおかげでもあります。
甲子園では県の代表としてだけでなく、日本全国の代表とぶつかり合うことで、『学生野球とは何か?』をひとつでも掴み取って、宮崎県の高校野球全体のために力添えできればと思います。
ご声援に感謝しております。ありがとうございます」
石田監督

甲斐智之 聖心ウルスラ学園野球部主将
「甲子園では、まずは初戦突破を目標に頑張ります。県民の皆さん一人一人の期待に応えれるよう、責任と自覚を持って戦います。今日はありがとうございました」
甲斐主将

 挨拶が終わり、選手一同が礼をすると、会場から大きな拍手が贈られた。これで出発式は終了。
選手一同 礼

 関係者や選手たちは2階に戻って準備し、荷物を持って搭乗ロビーに現れた。スタッフ、メディアの人間、そして見送りに駆けつけた人たちが声をかける。
 13時5分、ウルスラナインは伊丹行きのJAL2436便で旅立った。
 ウルスラナインは到着して間もなく、16時半から甲子園で30分の練習を行っている。
搭乗する選手たち

 第87回全国高校野球選手権は明日(3日)16時から組み合わせ抽選、4日9時から開会式のリハーサルが行なわれ、6日9時に開幕する。

【甲子園での練習】
 テレビで見た。ノックをやって、最後はピッチャーが投げて――といった流れで、選手それぞれ甲子園の感触を確かめていた。
 石田監督は「子供たちはみんな緊張してますよ」とコメントしていた。う~ん、初めてだし、あの大きさだからなぁ…。

【あとがき】
 ウルスラの取材担当の方に会うはずだったけど、わからずに会えずじまい…。
 花束を渡すときの画像、ブレブレ。JALのスタッフもだけど、別に撮らせてもらえばよかった…。
 飛行機が離陸するところも撮りたかったけど、なんと予備の電池がすぐに切れて、デジカメが使えないアクシデント…。
 失敗つづきでした。ゴメンなさい(ノД`)

 今回は甲子園には行けません。近くに親戚の家があるので、滞在はできるんですけど…。資金的に難しいものがあります。来年は行きたいと思ってます。
 今後は宮崎にいながらになりますけど、よろしくお願いします。

投稿者 pawaspo : 2005年08月02日 16:52

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