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2005年08月21日

九州社会人サッカー、新日鐵とNW北九州が代表の座に [ サッカー ]

 「第41回九州社会人サッカー選手権大会」の3日目、代表決定戦2試合が宮崎市の総合運動公園サッカー場で行われた。
 C代表決定戦は新日鐵大分が佐賀県代表・九州INAXに勝利。昨年はアルエット熊本にPK戦で敗れたものの、1年ぶりの代表権をつかんだ。
 Kyuリーグ同士の試合となったD代表決定戦は、ニューウェーブ北九州が後半に2点を取ってV・ファーレン長崎に勝利。2年連続の決定戦勝利となった。

新日鐵大分 2 - 1 九州INAX
 (前半2-0、後半0-1)
ニューウェーブ北九州 2 - 0 V・ファーレン長崎
 (前半0-0、後半2-0)
北九州vs長崎の前半 表彰される北九州

新日鐵大分 vs 九州INAX

 中津SCに圧勝した新日鐵大分、Kyuリーグのヴォルカ鹿児島を降して勢いに乗る九州INAX。
 すんません、試合観てません(-_-; 雨が降る中での試合だったと思う。
 九州INAXにはいい大会になったと思う。選手が「楽しかったです」と話していた。

○新日鐵大分 2 - 1 九州INAX●
(前半2-0、後半0-1)


ニューウェーブ北九州 vs V・ファーレン長崎

 Kyuリーグ同士の試合。NW北九州は黄色、V・ファーレン長崎は青色のユニフォーム。雨は止んで、青空が見えてきた。

 前半の序盤はNW北九州の時間。10分過ぎのシュートはバーを直撃、コーナーキック(CK)は得点ならず、フリーキック(FK)は惜しくも左。V長崎イレブンから「立て直そうぜ!」と声が出る。
 V長崎がFKを得るも、ボールはバーの上。NW北九州が前線からプレッシャーをかけてくるため、なかなか攻撃のリズムをつかめない。19分過ぎにはペナルティーエリア前のFKというピンチがあった。
 V長崎は右サイド→左サイド→センターとロングボールでチャンスを作るも、合わせることができず。しかし、ボールを細かくつないで持ち直してきた。カウンターのロングボールをV長崎27番・井石が抜けてシュート。左に逸れてしまったけど、いい攻撃だ。
 V長崎は細かいパスでつなぎながら、時折ロングパスを縦に流してくる。フィニッシュは27番・井石に合わせようとしている。低いクロスのチャンスはキーパー正面。
 天気は太陽が出たり、雲に隠れたり。蒸し暑いなか、両チームのモチベーションは高い。声もよく出ている。
 NW北九州の反撃。シュートするもキーパーにはじかれる。CKは活かせず。
 39分、NW北九州がペナルティーエリア正面のFK。しかし、ボールはバーのはるか上に。
 ロスタイムは2分。ここでV長崎の凄いロングシュートがあった! 惜しくもバー。自分は「あっ!」と思った。あれは、入ってたらほんと凄かった…。

 インターバル。V長崎の監督の指示は「水分をいっぱい取れ」「向こうはいつものパターンでやれてるけど、ウチのリズムも出てるからあわてんでいい」「ボールをもらう意識も出てるし、声も出してるし、ボールをいいリズムでまわせてる」「あっちは9番と29番がワンツーで動いてるから」「プレッシャーをかけられたら無理にまわすなよ。つけこまれるから」「ディフェンスの裏をかけ。それで1点取れる」「キーパーとの1対1はもっと奥まで行け」「相手はもう止まってるぞ。ここでいかに自分のサッカーをやれるか、だ」「迷ってパスミスとか怖いからな」「1点取ったら楽になるぞ」。
V長崎は監督が大声で指示を飛ばしていた 円陣を組むNW北九州

 後半、いきなり均衡が破れる。4分、NW北九州10番・井手田がボールを持つと、V長崎ディフェンスは9番と29番へのパスを警戒する。ところが、井手田はそのままミドルシュート。ゴールの右に突き刺さって、NW北九州が1点を先制した。V長崎は、監督が口にしていた「最初の10分」での失点だった。
 点を取ったからか、勢いはNW北九州。17分にはCKから9番・植木が押し込んで2点目を追加。ベンチからは「もう1点取りに行こう」と声が飛ぶ。NW北九州29番・池元がドリブルで切り込んでシュートを放つも、惜しくも入らず。しかし、NW北九州の流れだ。
 20分をまわってもV長崎のピンチは続く。NW北九州10番・井手田のシュートはキーパーが好セーブ。V長崎はボールがつながらないし、27番・井石の出番がない。V長崎ベンチから「まだ(時間は)あるぞ! (まずは)1本!」と檄。
 30分で両チームとも選手交代。空き時間の水分補給は欠かせない。35分、V長崎が攻める。しかし、NW北九州キーパーの好セーブでチャンスは実らず。キーパーからはディフェンスに「連動しろ!」と指示が飛ぶ。メンバーからは「1点取って終わるぞ」と声が出る。
 ロスタイム2分。V長崎はCKとFKを得ながら、活かせないまま試合は終わった。
2点目直後 ドリンクを飲む選手たち

○NW北九州 2 - 0 V・ファーレン長崎●
(前半0-0、後半2-0)


新日鐵大分とNW北九州が九州代表に

 試合終了後、手短な表彰式があって、NW北九州イレブンに賞状と盾が贈られた。
 「全国社会人サッカー選手権大会」(兵庫、10月14日~19日)には九州代表としてロッソ熊本(A代表)、FC琉球(B代表)、新日鐵大分(C代表)、ニューウェーブ北九州(D代表)が出場する。
 ちなみに、大会の案内には「代表は全国大会への出場義務を負う」と書いてある。権利じゃないやん(苦笑) 社会人の全国大会は、Jを目指すチームにはどんなメリットがあるのだろうか…。
敗れたV長崎 表彰式

 この大会には主力組が出てるか、そしてモチベーションはともかくKyuリーグ勢が出場した。Kyuリーグ昇格を狙う各県のトップチームも出場した。自分はまだまだ九州のサッカーに疎いので、そういったチームを一度に観られたのはいい機会だった。2試合が同時進行だったのは辛かったけど……まあ、しょうがないか。
 今日戦ったニューウェーブ北九州、V・ファーレン長崎はサン宮崎FCとのリーグ公式戦を残している。サン宮崎は果たして、彼らに一矢報いることができるのだろうか。残留のためには、勝ち点を1つでも2つでも得たいところではある。

投稿者 pawaspo : 2005年08月21日 16:59

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