全日本選手権宮崎予選2007
ゴールデンウィーク真っ只中の5月3日(木)から6日(日)宮崎県総合運動公園(5日は雨天の為シーガイア室内コート)で行われた全日本テニス選手権予選大会は、男女ともに第1シードの本間一弥(法政大学)小林佳子(サザンフィールド)が優勝し全日本選手権への出場権を得た。男子の決勝は第1シードで今大会の出場のため宮崎に帰ってきた本間一弥が日向学院高校の2年生、横山良輔に1セットを奪われるものの2セットで流れを取り返し、3セットは力の差を見せて突き放し優勝を決めた。女子は今季宮崎では無敗の小林佳子が最後までセットを落とすことなく勝ち進み、決勝でも東を相手に2セット連取で優勝を決めた。高校生の活躍でレベルアップの期待がかかる男子、絶好調の小林が引っ張り、東、西村の宮崎商出身の大学生2人が活躍の女子、ともに国体に向けて楽しみな選手の台頭が感じられた大会となった。
男子優勝 本間一弥(法政大学)
準優勝 横山良輔(日向学院)
3位 小山祐輔(鹿屋体育大)
4位 菊池誠(サンタハウス)
女子優勝 小林佳子(サザンフィールド)
準優勝 東友賀(園田学園女子大)
3位 西村美咲(福岡大学)
4位 杉田直子(クラブキャンティ)
●一般男子
1回戦
本間一弥 6-1,6-2 弓削貴嗣
山田利光 6-1,6-0 石井智久
小山祐輔 6-1,6-0 田沢省吾
池元俊也 4-6,6-2,5-7 北村真理人
渡邉赳典 6-0,6-0 小椋大
前田直樹 2-6,4-6 菊池誠
荒木啓太 3-6,3-6 横山良輔
森木玲雄奈 1-6,2-6 本田充生
2回戦
本間一弥 6-3,6-4 山田利光
小山祐輔 6-1,6-0 北村真理人
渡邉赳典 2-6,2-6 菊池誠
横山良輔 6-2,6-4 本田充生
準決勝
本間一弥 6-0,6-0 小山祐輔
菊池誠 2-6,1-6 横山良輔
3位決定戦
小山祐輔 6-4,6-4 菊池誠
決勝
本間一弥 2-6,6-3,6-2 横山良輔
序盤から若さと勢いでリードを広げる横山に対して、第1シード本間は雨天の為行われた準決勝の影響もあってコートの特徴をつかめないままズルズルと1セットを失ってしまう。2セット中盤、深いリターンでペースを取り戻した本間は次々とポイントを奪っていく。自分のプレーの出来ないことに苛立ちを感じた横山の隙をつき一気に勝負をかける本間。そのまま横山は失った流れを取り戻すことなく第2、3セットを本間が奪い優勝を決めた。
本間選手コメント
「優勝しなければならないプレッシャーを感じながら、1セットを失って若さにもっていかれたたんですが、終盤はしっかりやれて勝てました。横山君は高校生では抜けた感じがしました。宮崎に追い風が吹いているんで(知事の活躍、宮崎ブーム)僕も流れに乗っていきたいです。国体ではベスト8以上に入ってポイントを稼いで、きりたんぽを美味しく食べたいです。全日本では本戦に出場が目標です。」
横山選手コメント
「勝てそうな気がしたんですが、2セット目から相手のリターンが深く入ってきてやられました。それでも今日の試合はいい経験にもなりましたし、とにかくプレーしていて楽しかったです。出来る限りネットにでていくというゲームプランはあったのですが…。頑張って練習して考えている事が出来るようになりたいです。」
●一般女子
1回戦
小林佳子 6-0,6-0 三隅由美
本智美 6-4,3-6,4-6 杉田直子
安藤由子 5-7,3-6 西村美咲
渡部李香 2-6,1-6 東友賀
準決勝
小林佳子 6-0,6-2 杉田直子
西村美咲 0-6,1-6 東友賀
3位決定戦
杉田直子 1-6,1-6 西村美咲
決勝
小林佳子 6-2,6-3 東友賀
予想通り第1シード、第2シードの争いとなった決勝は、終始リードを守り相手のプレーをさせなかったl小林が2セットを連取し、2年連続の優勝を決めた。東も何とか小林にくらいつくが、上手く長所を消してくる巧みな作戦の前に、セットを奪うことなく敗退した。準決勝のゲームの内容が良かっただけに残念な結果。
小林選手コメント
「守りに入っているプレーが自分には不満で、練習不足を感じたゲーム。優勝は嬉しいが選手としての気持ちをもう少し盛り上げていきたい。6月からは県外のツアーにも積極的に参戦して、何とかランキング50位以内には入れるように頑張りたい。今年に入って宮崎では負けなし、今大会も2連覇になるが、今年は国体や全日本もあるので、練習を重ねてもっともっと自分のプレーが出来るように頑張りたいです。」
東選手コメント
「今日の内容ではとりあえず練習を頑張るしかないです。」
西村選手コメント
「熊谷杯3位に続きまた3位、自分なりには結果は残せたのですが、小林選手、東選手の壁は今回も越せませんでした。国体やこれから始まる大学のリーグ戦に向けて練習して、これからも強気で戦っていきます。」