投稿:2015.02.06
オリックス・バファローズ宮崎春季キャンプ 清武特産品⑧
パパイア
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キャンプ地周辺で生産される宮崎県産パパイア、ハウス栽培のため1年中食べることが出来ます。今回はパパイア生産農家でパパイア研究会 会長 田代敏徳さんにたくさんの実をつけたパパイアのハウスの中でお話をお聞きしました。
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「パパイアは無農薬有機栽培で体に優しい果物です。以前は花の生産を行っていたのですが、10数年前からパパイアの生産を始めました。ハウスの温度は20℃で夏の高温時期に花が少なくなってしまうので、今の時期は少ないのですが、キャンプの中盤ぐらいには出荷ができそうです。生産の苦労はやはり木を誘引するのが大変です。元々大きな気になるのでハウスの中で育てるのは注意が必要です。また実が近くになりすぎると形が悪くなったりするので摘果作業も必要です。」
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まるで竜がとぐろを巻いているような形でパパイアの木は伸びています。また実を収穫した後はうろこのような模様になっています。ハウスの中で育てる苦労はやはりこういった木の姿を見ればわかります。
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「珍しい果物で食べたことのない人が多いと思いますが、せっかくなんでお土産に買って帰ってもらえればと思います。夏場は追熟も早く食べごろが短くなってしまうのですが、この時期は追熟するのもゆっくりなんで、食べごろを見極めてもらって食べてもらえればと思います。またパパイアは体に良い果物と呼ばれていますので女性にもおすすめです。」
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宮崎でも人気のパパイア、マンゴーほどの甘さはありませんが、完熟のパパイアは産地ならではの味です。町内の直売所やJA宮崎経済連での通販で販売していますので宮崎にお越しの際にはお土産におすすめの果実です。
歴史
パパイアは熱帯地方(メキシコ・コスタリカ)原産と言われています。
宮崎では宮崎市(清武町)を中心にハウスで栽培されています。
宮崎産の特長
パパイアは日照条件がよく、排水良好な土地を好みます。品種は生食用のサンライズソロで品質的にも優れていて、1年中収穫できます。
選び方
果皮が全体に黄色くなり(完全着色)、手のひらに持った感触が柔らかくなった頃合いが食べ頃です。
保存方法
時期により着色度合が違いますので、着色を促すため「室温」で保存してください。
美味しい食べ方
縦半分に切り、種と繊維を取り除いて、そのままスプーンで食べます。
サイコロ大に切れば、野菜サラダ等にも利用できます。
栄養価・効用
食物繊維がバナナの2倍と豊富で、クリプトキサンチンとβ-カロテンも多く含まれています。
パパインとよばれるタンパク質分解酵素を含み、レモン果汁と同量のビタミンCも含有しています。
カロリーはバナナの45%と低カロリーです。
※JA宮崎経済連HPより参照