第38回 全国選抜高校テニス大会

テニス

投稿:2016.04.09
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選抜高校テニス、久しぶりの男女出場となった今年の大会、男子の宮崎日大は1回戦で大阪代表履正社高校と対戦、エース小泉が緊張のため自分らしさを出せずにシングルス1を落とすと、その後は力を出せずに0-5で敗れた。女子の宮崎商業は1回戦で九州大会で1回戦で敗れた長崎代表九州文化に3-2で勝利しリベンジをはたし2回戦にも期待がかかったが、愛知県代表愛知啓成に力の差を感じる内容で0-5で敗退。今年も日本一の夢はかなわなかった。

第38回 全国選抜高校テニス大会

【日程】2016年3月21日(月)~25日(金)
【会場】博多の森テニス競技場

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男子団体戦

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1回戦
宮崎日大 0-5 履正者(大阪)

S1 ×小泉亮太 2-6 西本光一○
D1 ×魚住・原﨑 0-6 竹田・福田○
S2 ×畑中勇輝 0-6 曽川大輔○
D2 ×濱田・福永 1-6 松山・吉田○
S3 ×兒玉知樹 1-6 川野祐輝○

 宮崎日大は県予選、九州大会とシングルスの3本を中心にポイントを稼ぎ勝ち上がってきたチームで、1回戦シングルス1小泉が序盤から緊張のため自分らしさを出す前に敗れると、ダブルス1では魚住・原崎が思い切ったプレーを見せたが力の差は大きく、シングルス2畑中は全く自分を失ったような状況で敗退。勝負が決まった後もダブルス2、シングルス3と落としてしまい0-5での敗戦となってしまった。個人の能力ではそれほどの差は感じなかったのだが、選手たちがパニック状態に陥っているときこそ、ベンチやチームワークの力が大きく、そういった意味では久しぶりの選抜出場で大会に完全にチームが飲まれてしまった結果となった。夏に向けて平常心とチーム力が上位進出のカギとなるだろう。

男子個人戦

×小泉亮太(宮崎日大) 2-8 宮本 大勢(秀明八千代)○

 

女子団体戦

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1回戦
宮崎商業 3-2 九州文化学園(長崎)

S1 ×井本海月 3-6 大村千乃○
D1 ○東・戸高 6-1 山之内・藤谷×
S2 ×浅見真帆 6-7(5) 中島ゆりか○
D2 ○猪野・郡 6-0 川久保・鴨川×
S3 ○師岡未来 6-1 吉村果歩×

 

2回戦

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宮崎商業 0-5 愛知啓成(愛知)

S1 ×井本海月 1-6 野々山風花○
D1 ×東・戸高 4-6 佐々木・加藤○
S2 ×浅見真帆 4-6 大坪美結○
D2 ×猪野・郡 4-6 阿部・福島○
S3 ×師岡未来 0-6 大村遥香○

 日本一を目指しての戦い、これは宮崎商業の目標であり、今年も大きな期待がかかったが、この世代の選手たちの夢は世界に向かっていて、高校の日本一という価値観は少しずつ変わりつつある。そんな中世界を目指す子供たちがしのぎを削ってチーム内で戦い、レベルアップしていき、チームが出来上がっていく。今回の大会では全国との大きな差を感じてしまう内容となった。まず実感したのはミスの多さ、宮崎商業の強さは、レベルの高い選手が集まってできるものではなく、日本一と思われるような練習量があった。その中で築かれていく自信が粘りでありチームの強さであり、学校の練習はそれほど変わっているとは思えない。環境は良くなっている気がする。ただそれにプラスするような過酷な練習を先輩たちは行っていた。すべてをテニスにかけるような気迫と向上心。今回の取材をする中、そういった練習からくる自信を感じさせたプレーヤーはいなかった。もちろん小さい体をフルに使って戦い続けたキャプテン浅見、復活を感じさせた東、壁を破った師岡、そして何より突然の出場となったが、精いっぱい自分のプレーを続けた郡など選手たちの成長を感じる内容もあったが、日本一という大きな目標にはそれだけでは決して届かないこともはっきりした。総体に向けて大きな課題が残った今大会、ただチームを鼓舞する迫田先生の元気な姿に宮商復活に期待を感じた。そして誰よりも一番悔しそうな顔をしていた菊池監督に夏への大きな期待を感じた。

 

女子個人戦

予選ラウンド1回戦

×井本海月(宮崎商業) 7-9 池内鈴奈(同志社女子)○

 

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