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2008年06月19日

「泣き虫パンチ」レコ発ライブ! [ ライブハウス ]

 梅雨に入ったこの時期は湿気が多くてなんだかうっとおしい気分の日が続いていますが、そんなジメジメした空気感を吹っ飛ばすライブが、先日延岡市のLittle Weather Kingで開催されました。そのライブの主役となったのは、6月9日"ロックの日"に南音レコーズからデビューシングル"酒をつげ"をリリースしたばかりの「泣き虫パンチ」!宮崎県内の音楽関係者なら誰でも知っていると言っても過言ではないメンバーによって結成されたこのバンドのコンセプトは「恐カッコカワイイ」。恐い+カッコいい+カワイイがギュッと組み合わさった雰囲気を目指す、このバンドがいったいどんなライブを展開したのでしょうか!?それでは早速この日のライブの模様をお送りしていきたいと思います!!
(レポート:木原、撮影 甲斐)

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泣き虫パンチ レコ発ライブVol.1
日時:2008年6月10日 19:00〜
場所:延岡市 Little Weather King
Little Weather King ホームページ

☆泣き虫パンチ プロフィール
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バンドプロフィール(メンバー紹介は画像とともにレポにて)
2005年に石川ケンタが帰郷。その年,Weather Kingの門を叩き,玉井氏がDrとして加入。その玉井氏の紹介で、榎本氏がBass&Keyとして加入。2006年より「泣き虫パンチ」として活動開始。人生の半分を大都会東京で這いつくばった石川ケンタの人生戯曲を、宮崎の音楽の憂きも喜びも知ったハコ主と共に、魂のロックでつづります。

キャッチフレーズ
憂う日本の傍らに しみじみ呑める唄がある
忘れられないあの人を 想ってこぼれる泪ある
夢にやぶれて悔し泣き ビルの向こうに夕日ある
夜霧にむせぶ泣き虫パンチ 一輪咲かせてあげやしょう

CD情報
泣き虫パンチ 第一弾シングル「酒をつげ」
2008年6月9日(ロックの日)発売
1,酒をつげ 2,もう一杯 3,みつけにいこう

取り扱い:Weather King,Little Weather King,SECRET GIG

視聴はコチラ
※クリックで試聴または右クリックから保存

☆ライブ
 この日のライブは、泣き虫パンチのほかにも現在活動中のアーティストが参加しました。気になる泣き虫パンチのライブをご紹介する前に、まずはそちらのアーティストのライブの模様をご紹介していきたいと思います。

MIKI
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 ライブ一人目に登場したのは「歌う事が本当に好きなんです」という、延岡を拠点に活動中のMIKIさん!3月に高校を卒業したばかりのMIKIさんは、ギター弾き語りでオリジナルを3曲披露してくれました。高2の頃から作曲を行っており、その曲に彼女の悩みとか喜びとかそういった等身大の歌詞が合わさって、等身大の彼女の姿がそのままに表現されていました。ちなみに彼女はHIPHOPダンスのインストラクターも行っていて、様々なステージにダンサーとしても出演しています。

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たこ焼き兄弟
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 続いて登場したのは、どこかで見たことのあるギタリストとキーボードのお二人…。ライブ終了後に聞いたところによると、泣き虫パンチの兄弟分なんだそうで、決して泣き虫パンチと同一人物ではないということでした(笑)しゃがれたボーカルとブルース調のギターで表現するその姿は、ちょっと切なくもありつつ、まるで普段の鬱憤などを路上で叫んでいる姿を想像してしまいます。それは、アメリカの黒人労働階級の人々によって日頃の鬱憤や悲痛な叫びを歌にしていったブルースの起源を思わせるような、魂のこもったステージでした。

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水川さん
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 そんなステージのあとに、ステージに飄々と登場したのは単身赴任で福岡から延岡に来られているという水川さん。某大型ショッピングセンターに勤務されている水川さんは、一曲目から自身の普段の悩みや不満がたっぷり詰まったオリジナル曲を披露しています。先ほどのたこ焼き兄弟と歌う事の表現の根っこは同じところにあるような気がしますが、曲調やキャラクターはまるで正反対で、なかなか興味深いライブとなりました。ちなみに普段はバンドとして活動されている様で、この日は弾き語りという形で、3曲ほど披露してくださいました。

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泣き虫パンチ
 そして本日のライブの主役!泣き虫パンチのメンバーが演歌のS.E.の流れる中、ステージに上がり準備を始められます。バンドのコンセプト「恐カッコカワイイ」のうち、どう見ても恐いとしか言いようのない衣装とその風貌の皆さん方…(笑)ですが、ドラムの玉井さんの「そ〜れっ!」っというカウントから始まったそのライブは、とてもオリジナリティーにあふれる音楽性で、先程ステージに上がっ…てない(笑)、たこ焼き兄弟そっくりのヴォーカルギター石川さんの魂の叫びが、仁王立ちのベース榎本さんの芯から響く低音と、本当に心からの笑顔で演奏を楽しんでいるドラムの玉井さんの嬉しげなリズムに絡み、これでもか!と言わんばかりにロックの真髄を感じさせてくれます。

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メンバープロフィール
石川 ケンタ・・・ヴォーカル,ギター,作詞・作曲
1970年,宮崎市出身。中学卒業と同時に上京し、都内のライブハウスからベースキャンプまで様々なジャンルのバンドのギタリストとして活動。その後シンガーソングライターとして活動を始め、ライブ活動の傍ら文化放送のパーソナリティやCMソングを手がける。2005年に帰郷し「泣き虫パンチ」を結成。現在に至る。

榎本 鱒太・・・・・ベース,キーボード
1969年,西都市出身。中学から高校までを延岡市で過ごす。宮崎市内のライブバー「SECRET GIG」のオーナー。本業はレコーディングエンジニア。2007年,UMK「HOT WAVE」の準レギュラー。

玉井 テンキ・・・ドラム
1967年,延岡市出身。宮崎市内のライブハウス「Weather King」のオーナー。
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 時に物悲しく、時に怒号にも似た爆発力を見せる泣き虫パンチのステージ。ちなみに"泣き虫パンチ"というバンド名の由来は、泣き虫の子供が泣きながらも一生懸命ケンカ相手に弱々しいパンチを繰り出している姿からという事。なんとなく、一見だけではそのイメージと違うかも?と思いがちですが、その曲調やステージでの立ち振る舞いを見ていると、どことなくそのバンド名のイメージを感じる瞬間がありました。40代のメンバーだから出せる説得力というか、いろんな葛藤を抱える男達が自分達の精一杯のやり方で何かを伝えようとしている様は、見ていて感動すら覚えました。もちろん、今回発売したばかりのシングル"酒をつげ"も演奏を行いました。ライブ途中でピアニカを吹く榎本さんの姿には"カワイさ"を感じ、怒号にも似たボーカルの石川さんからは"カッコよさ"を感じます。なるほど、バンドコンセプトである「恐カッコカワイイ」をまじまじと見せ付けてくれるメンバー方です!

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演奏後は、この日会場に駆けつけたお客さんのたくさんの拍手の中、にこやかにステージを降りるバンドメンバーの皆さんですが「ウチは物販も楽しいのでぜひ見ていって下さい!」というライブ中のMCが気になり、物販コーナーに駆け寄ってみるとそこにはCDはもちろんの事、現在流行中の「エコバッグ」やなぜか「学習帳」までが用意されていました(笑)

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 そんな楽しさも忘れない泣き虫パンチの皆さんですが、今後も県内のライブハウスやイベントを中心に、九州各地でライブを行っていかれるという事。ぜひ皆さんも、この泣き虫パンチのステージをご覧になってみて下さい!

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投稿者 blogpawanavi : 2008年06月19日 22:34

コメント

はじめて拝見しました。ぜひCDが欲しいのですがどこかネットで購入できるとこあったら教えてほしいのですが。

投稿者 李 : 2009年03月02日 23:08

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