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2007年09月10日

大萩康司 & チョウ・チン リサイタル [ ホールライブ ]

 2007年8月25日(土)宮崎県出身クラシックギタリスト大萩康司さんのリサイタルが、ゲストにチェリストのチョウ・チンさんを招いて「宮崎県立芸術劇場 アイザックスターンホール」にて開催されました。「チェロとギター、10本の弦が織りなす鮮烈な美の世界、才能溢れる2人が作りだす今までにないチェロとギターの意欲作」といわれた同じ二人によるアルバム『10弦の響』の曲など中心に約二時間半のリサイタル。アイザックスターンホールという厳粛なホールの中とても素敵な2時間半を過ごす事が出来ました。
(レポート:甲斐英利 取材協力:ガクオンユニティフェイス)

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大萩康司 & チョウ・チン リサイタル Eternal Harmony
日時 :2007年8月25日(土)
開場13:30
場所 :宮崎県立芸術劇場 アイザックスターンホール
公式ホームページ:http://www.jvcmusic.co.jp/ohagi/

※リサイタル風景の一部はは演出の妨げにならないようリハーサルにて撮影したものです。

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 台風の心配もありましたが当日は雲はあるもののお天気に。すこし蒸し暑いなかでしたがこの日を楽しみにしていた人達の長い列が出来ました。

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 前回のインタビューで「日常の空気からはなれて、コンサートの「聞く事しか出来ない」という独特の雰囲気を味わっていただきたいと思います。スピーカーから出た音楽を聞きながら何かをしたり、生活の音がする中で聞くものとは違い、それらが全くない、音が空中を飛んでいるような感覚、そしてそれが、舞台で演奏している人からでてくるという現象は見ていてとても面白いので、ぜひその感覚を味わっていただきたいと思います。それで、感動してもらえればとても嬉しいです。」とおっしゃっていた大萩さんでしたが。こうして開場で聞いてみるとその意味が本当にわかりました。

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 リハーサルの時に「とても静かで響くので下手に動けません(笑)」と大萩さんに話しかけたところ、「ここは空調の音がするでしょ?レコーディングの時はもっと静かですよ」と話してくださいました。写真を撮るときピントを合わせるカメラの超音波モーター音すら聞こえるほどの静かさなのにそれより静かなんて想像がつきませんね。そして言われるまでは空調の音にすら気がつきませんでしたから・・・

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 繊細な音・ダイナミックな音・ささやくような、歌うような。さまざまな10本の弦による響きがまさに目の前を飛んでいる感覚。そして、舞い降りてくる感覚。現在は、増幅された、さらにはデジタル化された音楽を聴く機会が殆どですが、「生」の音を聞くと体が喜んでいるのがとてもわかります。正直、普段からクラシックを聞く事はあまりないのですが、逆にせっかく聞くならたまにでも良いのでコンサートホールで聞きたいと強く思いました。

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 学生の頃は「眠くなる」とか思っていた事もありましたが、聞き入れば聞き入るほど目が冴えてくる感覚でした。体が飢えていたのかもしれませんが、クラシック音楽の楽しみ方を再発見した感じで、もっともっと聞いていたいと感じる事が出来ました。

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終演後の一コマ。
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 終演後はサイン・握手会が開催されここでも長い列が出来ました。地元宮崎ということで知人・友人の方も沢山こられていたようでした。右の写真は大萩さんがレコーディングでお世話になっているレコーディングエンジニアの奥原さん。今回はセッティングなどでステージにも登場されました。

投稿者 blogpawanavi : 2007年09月10日 19:28

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