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2007年06月27日
DADDY'S EX BEAT #2017 / BULLJUN IS BACK [ 自主企画クラブ系 ]
突然ですが皆さん、"BULLJUN"というアーティストをご存知でしょうか?延岡市出身の彼は高校を卒業後、単身渡米し、現在ではニューヨークに在住し、世界的にも注目を集めるDJとして、国内だけでなく、世界的に活躍をしているアーティストなんです!そのBULLJUNが自身の新作アルバムを引っさげて故郷延岡に帰省されました。帰国してからも、沢山のメディアからの取材をうけたり、彼の所属する「A.Y.B FORCE」の新作アルバムのレコーディングを行うなど、忙しさはニューヨークにいる時と何も変わらない様子ですが、そんな中、学生当時の親友でもある延岡市在住のDJ"HONEY-BEE"が主催した『DADDY'S EX BEAT #2017 / BULLJUN IS BACK』というイベントに出演され、久しぶりに延岡の地でプレイしました!イベント会場には、延岡在住時のBULLJUNを知る古い友人から、その頃を知らないBULLJUNのファンまでたくさんの人が集まり、懐かしさと新しさが同居した、魔法のような一晩を過ごしました!!今回はそのイベントの模様と一緒に、BULLJUNのミニインタビューも合わせてご紹介したいと思います。
(レポート:木原ケイ)
「DADDY'S EX BEAT #2017 / BULLJUN IS BACK」
2007年5月19日(土)
open 19:00 start 20:00
at spoon cafe
BULLJUN official web site↓
URL:http://www.bulljun.com/
FLATROCK RECORDS official web site↓
URL:http://www.flatrockrecords.net/index.html
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◆BULLJUNとは?
----- BULLJUN プロフィール
(FLATROCK RECORDS official web siteより抜粋)
宮崎県延岡市出身。昼間は学校を抜け出してヒップホップ・ダンスに明け暮れ、夜は地元でも有名なジャズバーに入り浸り、帰り道ではB.D.P. 『Bridge Is Over』のメロディを単車の爆音で奏でながらパトカーを煙に巻くという健全な青春時代を経て、高校卒業と同時に単身渡米。当時ニューヨークで最も有名だった某レコード・ディーラー宅の門を叩き、そこで住み込みのアルバイトを始める。レコード掘りとしての確かな目利きは紛れもなくその時期に培われたものだが、踊る側から躍らせる側に回った彼のキャリアは、そんな汗と埃とジャンク盤がむせ返る倉庫の片隅から始まった。'00年一時的に帰国した際に後のA.Y.B.Forceの礎となるDJ Lark & The Funk Messengersの『Baddest Breaks & Beats EP』に参加。'02年に自身のレーベルFlatrock Recordsを設立。その翌年レーベル・プロモーション及びLord FinnesseとBuckwild来日のツアー・アテンダンスの為再度帰国したが、制作とレーベル運営に専念する為に再び渡米。現在もニューヨークに在住しながら、自身のミックスCD『Funky Hustle』&『Hustler's Life』のリリースで大きな反響を呼んだA.Y.B.Force名義のプロジェクト『Lost Breaks』(P-Vine Records)への参加、北欧の雄Speech Deffectのリミックス・ワーク(Handcuts Records)、某アパレル・ブランドへの音源提供、ニューヨークはソーホーのAdidasオフィシャル・ショップでのインストアDJ('06年5月)等、引き続き多角的な活動を続けている。
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◆BULLJUNミニインタビュー
イベントのレポートを行う前に、まずはBULLJUNミニインタビューのご紹介から☆インタビューの際には、この日出演するJ-ROCKと今回のイベントを主催したHONEY BEEの同級生お二人も同席され、リラックスした雰囲気の中行わせていただきました。
----- 久しぶりの延岡ですね?
そうですね、延岡へはLORD FINESSE JAPAN TOURで帰った時以来だから4年ぶりかな?久しぶりな気はするけど・・・そうでも無い気もするなぁ・・・(笑) 4月の始めに帰国して、それから全国あちこちのイベントに呼ばれてて。今回は2ヶ月くらいこっちにいるけど、延岡だけ見ても新しくなってる部分とそうでない部分が色々見えて、結構面白いですね。
----- その新しくなった部分とそうでない部分って?
ん〜、例えば今回のイベント会場のspoon cafeもそうだし、昔よく通ってたHARD BOILEDも新しくなってるし、その他にも色々と新しいものが出来上がってますよね。しかもそれが凄くいい感じのモノばっかで。自分の中ではこのspoon cafeなんか、全国でも有数のおしゃれなカフェだと思うし。その一方で、自分が子供のころ見てた色んな山だとか海だとか、そのまま残ってますよね。昨日行った馬ケ背なんかも凄く綺麗だし、愛宕山とか今山とかも眺めは最高だし。そんな風景を見てるとやっぱホッとしちゃいますね。ニューヨークに住むようになって10年位経つけど、こっちにいる仲間との関係もネットとか使って連絡してるからそのままの部分も多いし。
----- 今回のイベントはその仲間であるhoney-beeさん主催ですね?
はい。ある意味今回の日本滞在の中でも最大級のイベントですね(笑)長い付き合いのhoney-beeが主催して、J-rockも一緒に回して、mixなんかで協力してもらってるLemonade Studioの羽田さんのドラムともコラボるし。んで渡米前に働いてたHARD BOILED系列のspoon cafeがイベント会場。もちろんお客さんにも昔からの友達や世話になってる人たちもたくさん来るので「緊張してるんじゃないの?」って冷かされるんですけど(笑)逆に仲間だらけなので久しぶりの時間を過ごすのが本当に楽しみです。全然気負いは無いですね。
----- 延岡の皆さん達へ何かメッセージを
よくみんなに凄いね!って言われるんですけど、全然そんなこと無いんですよ。向こうにいてもネットとかで繋がれるから、こっちの友達にも色々と協力してもらってるんですけど、自分は昔から結構いい加減で、周りのみんながしっかりフォローしてくれるんです。でも、そこが甘えすぎだなとも思うんですけど・・・。今度のアルバムでも延岡を拠点にしているトンダキヨシとか中原測量とか多くの仲間に協力してもらって、今まで以上にいいアルバムが出来上がったと思います。ボクに興味があるとか無いとかに関わらず、沢山の方に聞いてもらえたら本当に嬉しいです。十数年前、頭の中でいろいろ考えてる事をとりあえず形にしていきたいと思ってニューヨークに行きました。もちろん不安な事が多かったですけど・・・。でもなんとか、まわりのみんなの協力があって、今の自分の立ち位置が出来上がっていったのだと思います。もし今、色々と悩んでいる人たちがいるなら、その人達には「考えているばかりじゃなく、とにかく動いていきましょう!」って伝えたいですね。
----- ありがとうございました。今日のイベント楽しみにしています!
張り切り過ぎない程度に頑張ります(笑)
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◆イベントスタート!
さぁ、ここからはいよいよイベント当日の模様をお伝えしたいと思います!イベント会場となったのは、これまでも様々なイベントが行われています、延岡市船倉町のSpoon cafe。先程のインタビューでもBULLJUNが大絶賛がしていたとおり、オシャレでありながらアットホームな感覚が大人気の県内でも有数なカフェです。このカフェの兄弟店であるBAR HARD BOILEDにBULLJUNはよく通っていたという事で、BULLJUNにとってはホットなホームタウンでのプレイとなります。そんな場所に彼を迎えいれ、イベントを開催するなんて何だかとてもステキですよね?この日はアルコールが飛ぶように売れ、中でもこの日限りのオリジナルカクテル『BULLJUN』は一番人気だったようです☆
またこの日は、延岡在住の絵画アーティスト中原測量がspoonのテラスにペインティングを行い、イベントをさらにオシャレに仕上げていました。ちなみにBULLJUNやA.Y.B FORCEのアルバムジャケットは彼の作品でもあります。
そしてスタート時刻の21:00頃。まずはBULLJUNの大親友でもあり、今回のイベント主催者でもあるHONEY BEEがプレイをスタート!普段はHIPHOP系のセレクトショップ"HUTCH"のオーナーを勤めるHONEY BEEですが、プレイ中には普段のイベントではあまり見せないスクラッチプレイも飛び出し、彼のテンションの上がり具合を感じさせてくれました。それに呼応し、フロアからも声援が上がります!!
そして次に登場したのは、これまた昔からの親友のJ-ROCK。先程のHONEY BEE同様、HIPHOP系のセレクトショップ"HOMIES"のオーナーを勤める彼ですが、やっぱりこの日にかける想いは強いものがあり、いつも以上にテンション高めの選曲だったようです!その曲に反応するかの様に、フロアの皆さんもウマイ酒とダンスがグイグイ進んでいる様です☆
そして時刻は23時。大きな歓声とともに、いよいよ待ちに待ったBULLJUNの登場です!!カウンターやテラスでお酒やフードを楽しんでいた方々も、待ってました!と言わんばかりにフロアーに集まり、あっという間に若干酸素が薄い状態に・・・。ゆったり系なリズムの曲から始まった数年ぶりのBULLJUNの時間。自身のアルバムの中からもたっぷりと聞かせてくれます・・・。
ムーディーな曲がかかったと思えばダンサブルな曲がかかったり。誰でも知ってるようなメジャーなナンバーがかかったかと思うとエフェクターを使ってアレンジを変えてみたりと、幅の広い音楽の楽しみ方をフロアーに伝えるBULLJUN。途中、MC Q-PEEも一緒になって会場を盛り上げていきます。そして時計の針が1時を回った頃、生のドラム&ボーカルとのコラボも披露!!会場の盛り上がりはピークに達しようとしています!!
そして時刻は2時半を回るころ、この楽しかった宴もいよいよフィナーレへ。ラストはしっくりとしたジャズナンバーで今日のイベントの余韻を楽しむかのようにBULLJUNは舞台から降りていきました・・・。結局この日は150人を超える方が会場に詰め掛けた様で、完全にキャリーオーバーだった様です。。あまりにも人が多くてフロアに入れない方も続出・・・。カウンターやテラスでも多くの方が漏れ聞こえるサウンドを聞きながら、お酒や会話を楽しんでいました。こんな感じで久しぶりに多くの地元の仲間と触れ合ったBULLJUN。合計3時間を越える出演でしたが、本当に心から楽しんでレコードをまわしている様でした!今回の日本滞在では結構タイトなスケジュールの中イベントに参加されていたBULLJUNですが、今後も自身のアルバムやA.Y.B FORCEとしてのアルバムのリリース予定があるようです。地元延岡から世界に向けて活躍中のBULLJUN。今後も彼の動きから目が離せませんね!!最後に、イベントに関わったスタッフの皆さん、出演者の皆さん、本当にお疲れ様でした!
投稿者 blogpawanavi : 2007年06月27日 12:54
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