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2007年05月08日

JABBERLOOP〜日向駅LIVE [ 自主企画ライブ ]

 ゴールデンウィークの最終日にあたる5月6日、昨年の12月にJR日豊線高架に伴い、旧駅舎から新駅舎へと生まれ変わった「JR日向駅」にて、高千穂出身のトランペッター「長友誠」さんが在籍するバンド「JABBERLOOP」によるライブが行われました。主催は県北を中心に自主企画ライブイベントを展開しているグループ「Joze」。運営は彼らが中心となり、地元日向市の方々の協力のもと行われ、ステージやチラシなどは全て手つくりによるものでした。「JABBERLOOP」に関しては、パワナビでも、昨年11月に高千穂町で行われたライブをレポートいたしましたが、あれから半年、なんと今回は2007年7月4日に、ファン待望の1stアルバムが、コロムビアミュージックエンターテイメントよりリリースという、嬉しいニュースを届けに東京からやってきてくれました。この日はあいにくの雨模様となり、同時に開催を予定していたフリーマーケットが雨天中止となってしまったのですが、それでも「JABBERLOOP」のサウンドを楽しみに、JR日向駅にはたくさんの人々が訪れました。「駅ライブ」という、県北ではちょっと珍しい試みではありますが、そんなところからも、生まれ変わったJR日向駅の可能性を追求する地元の方々の活力を感じさせられるイベントになりました。
(レポート:松田秀人)

JABBERLOOP JABBERLOOP
▲雨にも関わらず日向駅にはたくさんの人が集まった

長友 誠さん 日向駅
▲左:高千穂出身のトランペッター長友 誠さん 右:日向駅

◆JABBERLOOP公式ホームページ↓
URL:http://www.jabberloop.com
◆2006年11月の高千穂ライブの模様↓
URL:http://www.pawanavi.com/music2/archives/2006/11/post_65.html

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◆JR日向駅

「木からの発想/まちづくりからの発想」
 まずはじめに、会場となった「JR日向駅」をご紹介いたします。同駅はJR日豊線の高架に伴い2006年12月に「日向市中心地区再生の中心となるようなシンボル性と、それに伴う高いポテンシャルを持つ駅」というコンセプトの元生まれ変わりました。地元産杉集成材をふんだんに使った近代的でお洒落なデザインの駅からは、外観の美しさだけでなく、機能面も充実しており、体の不自由な方にも優しいバリアフリー設計がなされています。ちなみに、男子トイレにも子ども用の椅子が設置されているのは嬉しいです。これがありそうで中々ないんです・・・。

JR日向駅 JR日向駅
JR日向駅 JR日向駅
JR日向駅 JR日向駅
JR日向駅 JR日向駅
JR日向駅 JR日向駅

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「まちの駅・とみたか」

 また通常の売店の他にも地元の物産を販売する「まちの駅・とみたか」もあり、鉄道利用客以外の市民や観光客にも人気のようです。休憩コーナーもあるので、待ち合わせ等のさいはとても便利です。

まちの駅・とみたか まちの駅・とみたか
まちの駅・とみたか まちの駅・とみたか

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◆イベントスタッフ

イベントスタッフ イベントスタッフ
▲(左より)音響:Jive請関さん、企画:Joze高舘さん、協力:BUCKAYRO寺尾さん

--- 高舘英嗣さん(Joze)コメント
 イベント主催者代表の「Joze」高舘英嗣です。「音楽を通して人と繋がろう」をテーマに、友人(田崎さん)と二人で、「Joze」というライブイベント企画グループを結成したのがちょうど1年前の2006年5月でした。年2回のペースで県北を中心にライブイベントを企画しているのですが、今回が4回目の主催になります。僕たちの大きなテーマでもある「音楽を通して人と繋がろう」ということから、今回はさらなる地域密着という角度から考え、単なる交通手段としてだけでなく、街のシンボルとしても市民の方々に愛されている「新しいJR日向駅」でのライブイベントを試みました。今回も、JABBERLOOPのメンバーのみなさんはじめ、たくさんの地元の方々の協力により、あいにくの雨模様ではありますが、たくさんの方々に足を運んでいただき無事開催することができました。本当にありがとうございました。

地元のDJ 地元のDJ
▲地元のDJもイベントに協力

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◆JABBERLOOPライブ

 2007年7月4日に、ファン待望の1stアルバムが、コロムビアミュージックエンターテイメントよりリリースされる事になった「JABBERLOOP」のライブが、JR日向駅の1階、入り口前にて行われました。ゴールデンウィークの最終日だというのに、外はあいにくの雨模様・・・。しかしライブスタート前からたくさんのファンや、地元の方々が駅につめ掛け、演奏が始まると同時に、雨だったことを忘れてしまうような盛り上がりを見せていました。さらに駅を利用される方達も、そんな光景を目の当たりにし、しばし足を止めてライブに見入ってしまったりと、次第にその数が増していきました。

JABBERLOOPライブ JABBERLOOPライブ

◆2006年11月の高千穂ライブの模様↓
URL:http://www.pawanavi.com/music2/archives/2006/11/post_65.html

 そんな中、JABBERLOOPでトランペットを担当する、高千穂出身の長友 誠さんは、日向市民吹奏楽団に所属し、ひょっとこ祭りで演奏したことなど、宮崎県での思い出話をはじめ「ゴールデンウィーク最後の日曜日の昼間にも関わらず、こんなにたくさんの人が集まってくれて、東京から来た甲斐がありました。みなさん本当にありがとうございます。」と笑顔で語ってくれました。

JABBERLOOPライブ JABBERLOOPライブ

 そして、JABBERLOOPのライブは、聴かせることはもちろん、道行く人が思わず立ち止まってしまうような、迫力のパフォーマンスを惜しみなくみせてくれるので、あまりJAZZになじみのない人でも、思わずのめりこんでしまいます。なんといっても、まったく予備知識の無い、小さな子ども達までノリノリにさせてしまうところが凄い!特に女の子達は、時折みせるフロント二人の笑顔にやられてしまうのかも・・・。とにかく、ファッショナブルであり、さらに、見るたびに進化していくように思えるJABBERLOOPサウンドからは、アルバムリリース効果もあってか、さすがに登り調子の勢いを感じさせてくれます。また次回お会いできるのが楽しみです!

JABBERLOOPライブ JABBERLOOPライブ

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◆メンバー

後藤大輔 長友誠
▲Sax:後藤大輔  Trumpet:長友 誠

永田雄樹 岸本亮
▲Bass:永田雄樹  Keyboard:岸本亮

斉藤陽平 DJ Shinsuke
▲Drums:斉藤陽平  Turntable:DJ Shinsuke


◆JABBERLOOP公式ホームページ↓
URL:http://www.jabberloop.com

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JABBERLOOP

 県北においては、町の中心部での屋外ライブイベント自体が、案はあっても騒音などの問題などから中々実現できないでいるのが現状なのですが、メジャーデビューを果たすJABBERLOOP同様に、若返った新日向駅に、様々な角度から可能性を見出そうとしている地元の人々の背中からは「やれることはなんでも精力的にやっていこう!」というやる気オーラが出ています。さらに駅をもライブ会場にしてしまう若者ならではの陽気なパワーが感じられます。そして、やはりパワーのみなぎるところには必ず人が集まってくるもので、この日も雨にも関わらず本当に多くの人が、このJR日向に集まってきました・・・。線路の高架及び、この新駅舎により、国号10号線側と、線路の反対側にある駅前リーフギャラリーが筒抜けになり、新駅舎のデザインも手伝って、以前とくらべると、日向の町の中心がとても明るくなった事が簡単にみてとれます。気持ちが明るくなれば、行動力も増すのが人間です!今回、メジャーデビューを果たし、勢いにのるJABBERLOOPのライブが実現したのも、きっとそうした明るさが大きなポイントだったはずです。そんな、両者には、ぜひ今後も持ち前の明るさで、さらなる進化をとげていただきたいと思います。

投稿者 blogpawanavi : 2007年05月08日 20:04

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