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2007年03月15日
坂本梨奈インタビュー〜あめいろのうた [ インタビューPR ]
2006年8月2日に、5曲入りのミニアルバム「Mamma」で、AtoNO Recordsよりデビューした、宮崎県出身のシンガーソングライター「坂本梨奈」さんが、2007年2月9日に、待望の2ndミニアルバム「あめいろのうた」をリリースしました。昨年のデビュー時期に「スタートを切るにあたって、まず自分のルーツに立ち戻って始めたい」とのことから、活動の拠点を東京から故郷の宮崎に移し様々なイベントやライブに出演し着実にファンを獲得している「坂本梨奈」さんですが、今回リリースされた「あめいろのうた」は"全5曲中、3曲が宮崎に来てから書き上げた楽曲"というほど、昨年からの宮崎帰郷が強く作品に影響を与えているようです。という事で、今回のインタビューは2月14日のヴァレンタインデーにライブハウス「WEATHER KING」(宮崎市)にて開催されたライブイベント"アコギな夜"に出演される坂本梨奈さんの楽屋にお邪魔し、近況や最新ミニアルバムについてあれこれお聞きいたしました。ちなみに、今回記事内でご紹介している画像は当日のライブ風景です。それではインタビューと合わせてご覧ください。
(レポート:松田秀人 取材協力:WEATHER KING)
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●坂本梨奈プロフィール
※プロフィールに関してはこちら(昨年のインタビュー)をご覧ください↓
URL:http://www.pawanavi.com/music2/archives/2006/07/post_59.html
坂本梨奈さん公式ホームページ↓
URL:http://www.atono.co.jp/rina/
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●坂本梨奈インタビュー
※インタビューは2月14日、WEATHER KING(宮崎市)にておこないました
▲坂本梨奈さんのCDも発売されていました!
※左がイベント主催者のWK・ウエダさん、手にしているのは「あめいろのうた」
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◆近況報告
松田:まずは、2007年2月9日にリリースされた、2nd mini album 「あめいろのうた」について、深く掘り下げる前に、今回(2007年2月14日)のライブの趣旨について気お聞かせください。
坂本梨奈:え〜と、今日行われるのは、毎月1回、こちらのライブハウスWEATHER KINGさんの主催で開催される"アコギな夜"というギターとうたのみの編成が中心のライブイベントなのですが、今回は特別に「あめいろのうた」のレコード発売記念として、私だけバンドスタイルで出演させていただくことになりました。さらに宮崎では特別にもう一本、レコ発ライブを予定していて、そちらはまた今回とは違う編成で考えています。東京でもレコ発ライブを行いますが、あちらは1本だけです・・・宮崎は2本(笑)!
松田:個人的には、坂本梨奈さんがバンドスタイルで歌われるのを拝見した事がないのですが、バンドは東京からレコーディング参加メンバーを呼ばれているのですか?
坂本梨奈:いえ、レコーディングメンバーとは異なります。実はバンドメンバー全員が宮崎人で構成されています。(坂本梨奈/ヴォーカル、甲斐真資/ギター、魚下あさひ/ベース、井ノ上智宏/ドラムス・パーカッション)みんな私の大好きな人たちなので、レコーディング(あめいろのうた)時のメンバーとは違いますが、とても暖かい音を出してくれるので、歌う側としては精神的な面からも凄く気持ちよく歌えると思います。
松田:前回のインタビュー(2006年7月)時に坂本梨奈さんがおっしゃっていた内容から、現状での活動は東京やその他の地域と、宮崎を行き来しなければならないため、あまり練習などにあてる時間がないように思うのですが・・・宮崎での練習はどうされていたのですか?
坂本梨奈:実際に、時間はあまりありませんでした。それに、メンバー達もそれぞれ自分のバンドを持っていますし・・・。だから私が宮崎にいるときにキュッと詰めて(笑)、がんばりまし
た。
松田:さらに、前回のインタビュー(2006年7月)では、東京のAtoNO Recordsというレーベルからデビューするのに、何故わざわざデビューと同時に宮崎で活動するのですか?という質問に対し「私にとっての音楽活動の始まりは宮崎ではなく、東京なので、宮崎では、両親や友人などの一部の人を除いて私が音楽活動を行っている事を知りません。後から"あっ坂本梨奈って宮崎人だったの?"という事にならないよう、まず、地元から正式にスタートをきりたかったのです」とおっしゃっていましたが、その後、宮崎での活動は順調でしたか?
坂本梨奈:そうですね、前回のインタビューの直ぐ後に、フェニックス・シーガイ・リゾートで開催された「楽園音楽祭2006」では、ゴスペラーズさんや一青窈さんのオープニングアクトとして、約8000人の前で歌うことができまし、各地の学園祭やイベントにも多数呼んでいただき、UMK、MRT、NHK、また九州内各メディアにもたびたび出演させていただきました。。つい一昨日も、宮崎山形屋さんの屋内モールで、FMQ‐Leagueのスペシャルプログラムとして開催さた「Love Connection Kyusyu '07」で歌いました。テレビなども含めると、月2〜3本ぐらいライブを行っているかなと思います。
松田:2006年の5月頃から、積極的に宮崎に戻られてデビューの準備をされていましたが、2006年8月2日にデビューミニアルバム「Mamma」がリリースされてから半年以上たち、地元の反応はいかがですか?
坂本梨奈:当初の目的だった「宮崎の方々に私の顔と名前を覚えてもらう」という事に関しては、日々を重ねるごとに「浸透してるな〜」って凄く手ごたえを感じています。
松田:宮崎帰郷は結果的によかったと考えていいわけですね。
坂本梨奈:はい。レコーディングや中央でのライブ・イベントなどもあり、2週間〜1ヶ月くらいのスパンで行き来を続けていますが、、私は宮崎に帰郷してよかったと思います。実は今回の「あめいろのうた」を製作するにあたって、"宮崎帰郷"という事がとても影響しているんですよ・・・。それはどういう事かというと、7〜8年ぶりに家族と生活する機会が生まれたたわけですが、はじめは東京と宮崎を行き来する中で、生活スタイルや時間軸のギャップが不安だったんですけど、今にして思えば、「もしかしたら、あのタイミングで戻っていなかったら、こういう形で故郷で暮らすということはなかったかも・・・?」なんて考えてしまうんです・・・。やはり、ツアー先でのホテル滞在や、東京での生活と違い、家族と共に実家で生活すると、、お互いの時間軸の違いを感じつつも、随所に「私にも同じ血が流れているんだ」って感じられる事がたくさん見つかったり、生まれ育った場所のぬくもりや安心感を与えてもらったり、なんて表現したらいいのかな〜・・・ん〜、大切な人たちのそばに居ると体の中に流れている水がちゃんとめぐっているのがわかるというか・・・その辺のイメージが「あめいろのうた」には詰まっているんです。
松田:確かに、デビューミニアルバム「Mamma」は、坂本梨奈さんが宮崎を離れ、東京暮らしの延長線で製作されたものなのに対し、今回の「あめいろのうた」は、ふるさと宮崎での生活に触れつつ製作されたものだから、変化があって当然なわけですよね!
坂本梨奈:私は昔から曲を書いているので、以前にも「いま楽曲として完成しているのは70〜80曲ぐらいあります」といいましたが、今回リリースされた、5曲入りの「あめいろのうた」の中で、3曲が宮崎に着てから書き上げたものなんです。私は宮崎から東京に行ってしまった人間なんですけれども、それだけに、今こうして帰郷し"水のめぐり"を感じつつ"丁寧に生きよう"とかって考えはじめた時に、あらためて東京と比べると、宮崎って地元が好きで、ココに居たいから住んでいるという人が多いじゃないですか・・・?なんか、大それたことではなく「そばにいる人を幸せにしてあげようよ」そして「シンプルに生きる事、身近な人を大切にする事」・・・そんな事を感じさせられる機会が多く、そういう優しい気持ちをふるさとで再確認させられ、自然と曲が生まれたんです。
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◆あめいろのうたについて
松田:それでは、ここからは2007年2月9日にリリースされた、2nd mini album 「あめいろのうた」に関する質問をさせていただきます。まずタイトルの意味を教えてください。
坂本梨奈:「あめいろのうた」の”あめ”って、実は"べっ甲飴"の"あめ"なんですよ!たとえば、ひなたで子供の髪の毛が透けている色だったり、瞳に光が入っている色だったり、暖かい間接照明の色だったり、思い出の中の映像にあるセピア色だったり、はちみつが甘くとろける色だったり・・・・・全部私が居心地がいいと感じる空間に存在する色なんです。
松田:収録曲のタイトルを見ると"あめいろのうた"という楽曲はありませんよね・・・だとすれば、先ほどおっしゃっていた、5曲中、宮崎に帰郷してから出来た曲を3曲収録したという事から想像できるのは、坂本梨奈さんにとって、この宮崎が"あめ色"であったと、受け取ることが出来ますが・・・。
坂本梨奈:ですね・・・私にとってこの約半年間はとても居心地がよかったんだと思います。そして"あめいろのうた"というタイトルは全部ひらがなで構成されているのにも理由があって、今回は「ひらがなのうたを歌おう」というテーマが私の中にあって、そんな思いを込めてタイトルを全てひらがな表記にしているんです。
松田:すいませんが"ひらがなのうた"ってちょっと意味がわからないんですけど・・・。
坂本梨奈:ん〜・・・。音楽は文学ではないので耳から入ってきますよね!だから、みなさんに聴いてもらったときに、頭で考えないでそのまんまスト〜ンって心まで落ちていくような・・・それが、難しい漢字や言葉のイメージではなく、全てひらがなで聞こえてきて、一度聞いたらそれが何なのか直ぐにわかり、心まできちんと響く!それが私の思う"ひらがなのうた"のイメージです。
松田:そういえばデビューミニアルバムの「Mamma」は、どちらかといえば、1曲1曲がストーリー性のあるもので構成されていて、曲順もさることながら、全体の流れが気持ちいいみたいなイメージがあるのですが、今回の「あめいろのうた」は、単語ひとつひとつが、スッ〜と体に入ってくることから、逆に、何気ない言葉がとても意味を持ったり、ちょっとした単語が意外と苦しかったり、悲しかったり、また微笑ましかったり感じることが出来るんですよね!だから、「この曲は切ない曲」とかいうのではなく、1曲の中でも単語の数だけ喜怒哀楽があるといえるのではと思います。"ひらがなのうた"と言われると、確かに飲み込んだ感触は、漢字やカタカナ、そして英語ではない、のど越しの柔らかな"ひらがな"だったような気がします。それが優しい言葉でも、苦しい言葉でもです。
・・・・・「01.name」
坂本梨奈:1曲目の「name」は、曲の頭から、先ほどお話ししたような単語がランダムにでてくるんですけど、この曲は宮崎に来てから書いた曲なんです。
松田:少し前に"宮崎に来てから丁寧に生きようと思った"とおっしゃっていましたが、ひらがなの食感(音感?)って、まさにお母さんが子供達のために丁寧に作る家庭料理のようなものに似ていますよね!そんな感情が宮崎で沸いてきたというのは、宮崎に生きる者にとってとても嬉しいことです。
坂本梨奈:この曲こそ、まさに毎日の生活の事を歌っているのですが、その中でも名前を呼ぶということに凄く意味を感じていて、この行為って、実は名前を呼んだり、呼ばれたりする相手が生活の中にいるからこそ出来るのであって、そこにすごく”必要としている"という意味があると思うんです。大げさにいえば、名前を呼ぶ事そのものが、「好きだ」とか「愛してる」って言う事につながると感じるんです。だから、何気ない毎日の中で、お互いに名前を呼び合っている・・・呼び合えている事の大切さを思い出そうよ・・・っていうメッセージが込められているんです。本当に何気ない空間の中でのやり取りをイメージして書いているので、曲の冒頭にでてくる短い文節から、その他の部分も、最初に浮かんだものから手直しはまったくしていません・・・。
・・・・・「あなたのうた」
松田:続いて2曲目の「あなたのうた」ですが、イントロから自然なかたちで、とても心地のよい世界につれっていってくれます。そんな中、歌詞・メロディー共に可愛らしさと切なさが、短いスパンで交互にやってきて、心にやわらかい刺激を与えてくれます。私は2曲目を聞き終わった時点で、このアルバムにハマってしまいました。
坂本梨奈:あぁ、うれしいです!ありがとうございます。この曲は、宮崎で書いた曲ではないのですが、東京で暮らしながら宮崎の家族の事を想って書いた曲なんです。家族であったり、恋人であったり、友人であったり、誰にでも大切な人がいるとおもうのですが、「あなたの笑顔が見れるだけでいい」そんな事を、自分の大切な人のために歌いたい、そして贈りたい曲です。1曲目の「name」同様、そういう大切な人がいるという事が重要なんですよね!もちろん恋愛対象に限らず、そうですね、愛犬に対してでもいいと思います。生きていく糧って、結局そういうところにあるんだと思います。
・・・・・「kidnapper」
松田:3曲目は、いかにも南国っぽい感じの、ゆる〜くて、明るい曲ですよね!
坂本梨奈:アフロポップの要素が入った楽曲です。楽曲の中に「愛されたい欲求は愛したい人がいるしるし」という歌詞がでてくるのですが、1曲目、2曲目同様に、この「kidnapper」も対象となる人がいるからこそ、自分もそんな気持ちになるっていう事をうたいました。タイトルの「kidnapper」って誘拐犯という意味なんですが「誘拐されたい欲求は誘拐したい人がいるしるし」なんて、言葉遊び的なもので、「思いつめて誘拐に走った・・・」ではなく(笑)、好きな人に対して「わたしを丸ごとさらってよ!」と、まあ、ちょっとしたイタズラ心を陽気なリズムにのせて歌っています。
松田:これは、南国風なので宮崎で出来た曲ですか?
坂本梨奈:ずいぶん前に作った曲で、作りはじめてほんの何曲目かに出来た曲なんです。1作目の楽曲選出のときにも、実は候補に上がっていたんですよ。そして宮崎では、UMK”HOT WAVE”のエンディング・テーマとして、しばらく流れますよ〜。
・・・・・「シャワーワルツ」
松田:4曲目のシャワーワルツ・・・文字どうりワルツのリズムにのったお洒落なメロディーが印象的な曲です。はじめに今回の作品では5曲中、3曲が宮崎で書いたものということでしたので、4曲目、5曲目がそれにあたるわけですよね!
坂本梨奈:ハイ!タイトルの通り、おうちでシャワーを浴びているときに出来た曲です(笑)。
松田:歌詞内容とは裏腹に、3拍子のリズムがお洒落なんだけど・・・どこか能天気な感じもして、優雅というよりはコミカルに聞こえなくもないです・・・。そういえば坂本梨奈さんのお話を聞いたり、ライブを見たりする中で思ったのですが、3拍子の曲ってないですよね・・・。
坂本梨奈:ん〜そうかもしれませんね〜全編通して3拍子ってのは、少ないですね・・・。前回は8分の6だったので(笑)。端的に言ってしまえば、この曲は女性達への応援歌なんです。私自身コンプレックスが多く、自己嫌悪にはまっちゃうこともあるのですが、そんな時は鏡に映った自分を見て「生きている・・・それだけで生き物としての美しさがあるからいいじゃない・・・」って励ますんです。コンプレックスに縛られていると、コレもアレもって結局、自分が思うように動けなくなるんです。「じゃあ、どうなればあなたは満足なの?」って自問自答していくよりも、まずは、「今いる自分を素直に愛してあげるところからはじめようよ」って。その一歩が踏み出せたら、実は、その一歩目の勇気から美しさが沸いてくるんじゃないかって思ったので、そういったメッセージを込めて歌にしました。でも、なんだか重たくなるのはいやだったので、軽やかな3拍子でかわいらしいアレンジに仕上げました。
・・・・・「LOVE」
松田:さて、収録曲としては最後にあたる5曲目の「LOVE」。今回の中では一番しっとりとしているのですが、逆に一番引き締まっている曲ともいえます。もちろん宮崎で書かれた曲ですよね!
坂本梨奈:そうです。アイリッシュハープと歌だけ、という曲なので、ハープ奏者とわたしと2人で呼吸をあわせて録りました。本当はタイトルに「LOVE」ってつけてしまっていいのだろうか?と、とても悩んだんです。"愛"に関しては私がうたう上での大きなテーマではあるのですが、まだ2枚目なのにドドンと「LOVE」って冠しちゃっていいのか?と・・・。だけど、私の中の"今現在の愛"はコレ!という事でそのまま「LOVE」で通しちゃいました。きっと"愛"っていうと、真っ先に浮かぶのが"恋人"なんでしょうけど、私はそうは思っていなくて、人間愛とか、博愛とか、慈愛という意味も含まれた大きな意味での"愛"を歌ったのが「LOVE」なわけです。
松田:じゃあ「あなたを愛してます」的な事を言っているのではなく、"愛"という目に見えない存在ってなあに?という部分ですかね?
坂本梨奈:そうですね・・・。今回も何度も言っているのですが、様々な感情は相手があってこそ存在するもので、そういう気持ちにさせてくれるのは恋人だけではありません。「大切な人」のことを感じていようよ!という中で、その、人と人の感情の間にいるコレはなんですか?っていう・・・。私は友情も愛情の一部だと思っているし、そんなことから人と人は種類の違う様々な愛情で繋がっているんだな〜って思うので。私の中での"愛"は、それを"感じとる心"が愛なのだと思っています。だから、「これが愛なんです」って説明するのではなく、なんとなくでもかまわないので、何かを見たり、何かに触れたりするときに、思わず心が暖まったり、胸がキュンとする・・・そんな"感じる心"の全てが愛なんじゃないかな〜と思うんです。
松田:この「LOVE」という楽曲は、坂本梨奈さんが感じる大きな意味での愛そのものをテーマにしているということから、今後「LOVE2」「LOVE3」っていうのがあってもおかしくはないですね!
坂本梨奈:そうですねぇ(笑)。とにかく今回の「LOVE」に関しては、凄く大きいものを表現したかったんです。
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◆みやざきのみなさんへ
松田:あと少しでお時間となってしまいますが、宮崎の皆さんに向けてなにかメッセージはありませんか?
坂本梨奈:そうですね・・・今、東京と宮崎を頻繁に行き来している事から、東京だけでなく、宮崎を中心とした九州全体にも、徐々に広がってきていて、多くの人のお耳に届けられることを本当にうれしく思っています。そんな中で、「こころをほぐしてもらってます」的なメッセージをいただくことが本当に増えてきて・・。宮崎でリラックスしてるときに生まれた曲たちも多いだけに、この土地の、ひとの、ぬくもりに恩恵を受けているんだと感謝しています。特に今回の「あめいろのうた」は、それぞれの居心地のいい場所に、なにげなく置いてもらえるようなものを作りたかったので・・・だから、お礼と言っては何ですが(笑)宮崎のみなさんの柔らかい部分にも、そっと寄り添っていられればいいな〜って思います。
松田:そういえば、私の個人的な体験からも、坂本梨奈さんの音楽って、「さぁ〜今からコレ聴いてやるぞ!」とか、そういった気持ちで聴いた事はないですね・・・。逆にいえば、「コレ聴こう」「あれ聴こう」って一生懸命考えて、ハードなものからポップなものまでガッツリ聴いた最後に、必ず戻ってくる音楽のような気がします。たとえば、1日中頑張って働いて、家に帰ってお風呂の湯船につかる瞬間のような・・・食べ物ならスープ?お茶?コーヒー?のようなイメージですかね・・・。
坂本梨奈:それは嬉しいですね!もともと、私は構えて聴かれてしまうような音楽は作りたくなかったから・・・もちろんそれがいけないということではなくって、今のところそういう音楽のイメージが私の中には無いということです。先ほども言いましたが、私としては、リスナーのみなさんがリラックス出来る空間であったり、大切な人と過ごす時に、そっと寄り添う事が出来る音楽を作っていきたいと思っています。
松田:そんな、居心地のいい音楽を聴きに、今日もたくさんの方が応援に駆けつけたようですが・・・。
坂本梨奈:本当にほんとうにうれしいです・・・!宮崎での活動に関していえば、最初のころは、宮崎人だから応援してくれているという優しい方が多かったです(笑)。でもそんな方々のおかげで、徐々に歌が広まっていき、最近では"宮崎人だから"という部分を離れ、私の歌そのものを好きになってくださるファンの方が増え、「やっと私の音楽がみなさんの柔らかいところにたどりついているんだ」という実感が沸いてきたところです。だから、これからも、私なりのペースで、ライフワークとして、長く愛されるものを作りながら、この活動をつづけていきたいと思います。どうぞ長い目で見守っていただきたいと思います。
松田:最近は特に様々なシーンで流行のサイクルが激化しています。そんな中、1年もたてば、てっきりお茶だと思って飲んでみたら、中身が炭酸飲料に変わっていたという事は日常茶飯事です。坂本梨奈さんは、ファンにとっていつまでも、ほっと一息つける存在でありつづける事が出来るでしょうか?
坂本梨奈:もちろんそのつもりです!
松田:今日はありがとうございました。
◆2/14 ライブセットリスト
M1 smells like you
M2 あなたのうた
M3 Mamma
M4 満ち潮ロック
M5 シャワーワルツ
M6 name
M7 kidnapper
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●2nd mini album 「あめいろのうた」
(画像提供:AtoNO Records)
2007/2/9 ON SALE
01.name
02.あなたのうた
03.kidnapper
04.シャワーワルツ
05.LOVE
ATNR-44 1,575円 (税込)
→AtoNO Records
※坂本梨奈さん公式ホームページ内より視聴が可能です↓
URL:http://www.atono.co.jp/rina/index02.html
投稿者 blogpawanavi : 2007年03月15日 12:21
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