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2006年12月29日
"en-Ray"二胡と奏でる和みの世界 [ ホールライブ ]
◆ココレッタファンクラブ結成記念コンサート
突然ですが皆さん、来年3月に延岡の旧アズマヤ百貨店跡地に『ココレッタ延岡』という名称のショッピングモールがオープンする事をご存知でしょうか?このココレッタ延岡とは、『活気と魅力にあふれた場所・空間として、周りの商店街と一緒になって新しい延岡の街づくりを目指す』というコンセプトの元、エステサロン・セレクトショップ・レストラン・カフェ等の様々なお店が一同に揃うということで、県北地区ではオープンを心待ちにしている方も多数いらっしゃる様です。また、ショップにはエステなども入る事からも、特に女性の皆さんには今、最も気になると同時に期待感も高い様で、"ココレッタファンクラブ"というココレッタだけでなく、延岡市内の様々な商店街でオトクなサービスや特典も得られる会員になられる方も非常に多いとか!そういった経緯もあり、ココレッタ延岡では感謝の意味を込めて、いろんな会員向けのイベントが現在も開催されています。今回のライブレポートでご紹介する、この『"en-Ray"二胡と奏でる和みの世界』と題されたコンサートもその一つで、このココレッタ延岡のデザインコンセプトでもある『スタイリッシュ&カーム』(流行的であり上品、そして平穏・心休まるという意味)を体感するべく、たくさんの方がこの日会場を訪れていました。"女性へ贈る癒しの音楽"というサブタイトルのついたこのコンサートですが、メインゲストに中国出身で某ウーロン茶などのCM曲などでも有名なen-Rayさんを迎え、"二胡"という楽器と共に素晴らしい曲を披露してくれました。また、地元延岡からも津軽三味線の森山由希華さんがステージに上がられ、この日のコンサートをさらに盛り上げられました。早速、このコンサートの模様をお伝えしたいと思います。
(レポート:木原 ケイ)
▲左:スペシャルゲストのen-Rayさん
▲右:オープニングアクトの森山由希華さん
ココレッタファンクラブ結成記念コンサート
"en-Ray"二胡と奏でる和みの世界〜女性へ贈る癒しの音楽〜
日時:2006年11月29日 19:00〜
会場:延岡総合文化センター 小ホール
主催:ココレッタ延岡 http://www.cocoretta.com/
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●ココレッタファンクラブ入会者のみのプレミアムライブ
今回のこのコンサートはココレッタファンクラブ先行入会者のみが参加できるプレミアムライブ。特に、女性向けの招待ライブということもあり年齢を問わず沢山の女性の方が足を運ばれていました。メインゲストのen-Rayさんは全国的にも有名なアーティストだということもあり、今回のコンサート申し込みもかなりの数があったそうです。また会場ロビーではそのen-RayさんのCDなども発売されていました。
ココレッタ延岡 http://www.cocoretta.com/
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●津軽三味線森山流の森山由希華(OA)
会場内に人もたくさん入りだした頃、いよいよこの日のコンサートのスタートを告げるブザーが鳴り響き、大きな拍手と共に演奏が始まりました!まず初めにこの日のオープニングアクトとして登場したのは地元延岡を拠点に活動を続け、また今年度の津軽三味線全国大会で初出場ながら入賞を遂げた、津軽三味線森山流の森山由希華さん!たくさんの方を前に力が入りすぎたのか、1曲目から三味線の弦が切れる(!)というアクシデントがありましたが、特に焦ることもなく直ぐに持ち直し全国大会入賞者らしい素晴らしい演奏を披露してくれました。実は今回のコンサートタイトルにもある"二胡"とこの津軽三味線は同じ流れを組んでいるようで、いわば二胡の親戚だそうなんです。そして同じく流れを汲む沖縄の"三線"も披露してくれました。
津軽三味線森山流 公式ホームページ↓
http://www.geocities.jp/music_yukiaki45/
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●en-Rayプロフィール
中国江西省・景徳鎮生まれ。祖母は日本人。高校在学中に中国政府主催のコンテストで優勝。日本のレコード会社が主催したオーディションに優勝し本格的な音楽活動に入る。1998年に来日し日本を活動の拠点に、コンサート、TV出演、スタジオ・ワーク等で活躍の後、05年5月8日マキシシングル「永遠の人」で日本デビュー。同年11月16日サントリーウーロン茶ソングコレクション「chai chai」に参加。中国語による”木綿のハンカチーフ”など3曲を収録。そして06年2月22日ファーストアルバム「咲きましょう」をリリース。沖縄au着うたサイトで1位を獲得!
en-Ray 公式ブログ↓
http://blog.en-ray.com/
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●en-Rayライブ
そしていよいよen-Rayさんの登場!まずはアコースティックギターとパーカッションの奏でる曲にのり、木綿のハンカチーフの中国語Ver.からスタートです。「たくさん集まってくださいまして『てげ』嬉しいです(笑)謝々!」という、宮崎弁が飛び出すなどノリのいいen-Rayさんです。
その後中国から来日されている二胡の演奏者シュウミンさんもステージに上がり、広大な中国大陸をイメージさせる曲やアメイジング・グレイスなども演奏されました。この"二胡"という楽器が奏でる、木の温もりというか優しさを感じさせる音色は、フルートにも似ているような気がしました。音の強弱などの表現も見事で、優しさや力強さ・儚さなども強く感じました。また、二胡の代表作とされる「誰もいない山の中で、小鳥のさえずりを感じる」風景を表現した曲では、まさにその情景がそこに広がり、優しい空気感の中でゆったりと聞き入ってしまいました。
一方のen-Rayさんは3歳から歌う事を初められ、様々な大会で賞を獲得するほど歌唱力はバツグン!そして現在では日本を拠点に活躍中という事もあり、日本語の歌をうたくことが多いそうです。そんな中、中国の方特有の、日本語のイントネーションが、en-Rayさんの歌唱力とも相まって、なんともいえない、素朴な暖かさや、切なさを感じました。また透きとおる様な高温は、まるで清流を思わせような気持ちよさを感じました。
この日は2部構成になっておりまして、途中休憩を挟みスタートした後半のステージではチャイナドレスに衣装替えされたen-Rayさんがとてもステキでした…。某ウーロン茶のCMでもお馴染みの、「あの素晴らしい愛をもう一度」や「ピンクレディーメドレー」も中国語バージョンで披露してくれました。MCのなかで「中国語の"響き"を知ってもらうのにはピッタリの曲です」とおっしゃっていました。また、「en-Rayの快楽的中国語講座!」のコーナーもMCの中にあり、"お疲れ様でした=シンクゥラ"や"すみません=トゥエプーチャイ"、"愛しています=ウォアアイニー"という意味の中国語を会場の皆さんにレクチャーして下さいました。この日は女性が多かった事もあり「どの言葉も、夫婦円満にさせてくれる言葉ですよ(笑)」という事でした。皆さんもぜひ使ってみてください☆
昨年から沖縄に毎月行っているというen-Rayさん。何でも中国と通じることが、沖縄には非常に多いということです。今年の夏には、"琉球&中国的癒しチャンプルー"というコンセプトのみにアルバムも発売されており、この日の最後には、そのアルバムの収録曲の"風の道"や、"涙そうそう"も聞かせてくれました。ここでコンサートは終了!となるはずもなく(笑)、もちろんアンコールの大きな声がかかります!ステージを下りたと思ったら、あっという間に再登場してきたen-Rayさん。「長く皆さんにアンコールの手拍子をさせたら手が痛くなるので、早く出てきました(笑)」ということでした。アンコールでは「母の心は海のように広い」という意味の歌"海よふるさと"をなんと、マイクを通さず生声で二胡の音色と共に聞かせてくれました!そして最後にはTV番組のエンディングテーマにもなっている"咲きましょう"を歌われ、この日のコンサートは全て終了となりました!
終演後、ココレッタ延岡の安部社長さんから花束を貰い、ステージから降りるとそのままCDを買われた方にサインと握手をされるため、ロビーに登場したen-Rayさん。この日のコンサートのテーマでもあります「癒しの音楽」を肌で感じたお客さんたちからは、「素晴らしいですね!」「すごくよかったです!」等の声が上がっていました。ココレッタ延岡のイメージを掴むのにも大変分かりやすく、またゆったりとした中にも美しさや華やかさを感じ、まさに『スタイリッシュ&カーム』というコンセプトを感じたコンサートでした。この様なイベントを、オープンまでにまだ数回行なう予定だというココレッタ延岡さん。延岡の商業の活性化のためにも、ぜひ素晴らしい施設になる事を、心からお祈りいたします。出演者ならびにスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。オープンまで残り約3ヶ月、大変でしょうが頑張ってください!!
投稿者 blogpawanavi : 2006年12月29日 04:09
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