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2006年10月11日
米倉利紀in宮崎"fall back" [ インタビューPR ]
いよいよ10月15日に宮崎市民文化ホールでコンサートが開催される米倉利紀さん。今回のレポートでは、8月23日に発売されたアルバム"fall back"に関するインタビューに、タワーレコード宮崎店で開催されたインストアイベントの模様を織り交ぜてご紹介いたします!
(レポート:☆パワナビ甲斐)
米倉利紀公式ホームページ
http://www.toshinoriyonekura.com/
取材協力
タワレコード宮崎店・MRTMicc
宮崎でも数多くのファンに支持されている米倉さん。甘く切ないバラードからダンサブルな楽曲、そして、ファン達の心を鷲づかみにするような人間味あふれるトーク。そんなことからコンサート会場では米倉さんが、思わず照れ笑いするくらい盛り上がります。最近は男性ファンが年々増え続けているそうですが、なんといってもファンの中心となっているのは米倉さんと同世代の女性達・・・。ライブ会場は、一緒に歌って、踊って、泣いて、笑って…時間と空間を共有できる場所。そこで、米倉さんとお客さんを繋ぐ「音楽」・・・「前回のアルバムでは自分の事を伝える土台を作って、今回のアルバムでは自分のスタイルが伝えられればと思います。」と米倉さんは最初に語ってくれました。それは、どんなスタイルなのか、どんな気持ちで聞こうか。そもそも"fall back"とはどんな意味なのか?落ちる?戻る?
↑インストアでは異例の?ホール・ステージでのライブ・・・・・。宮崎での人気の高さの証拠です。ちなみにこの日は朝から整理券が発行されました・・・
---それでは、まず今回の"fall back"というタイトルについて。実際の意味合いなどを教えて下さい。
"fall back"とはスラングで「リラックスして楽しむ」という意味があるんです。子供の頃に歌い、聞いてワクワクしていた歌謡曲のように音楽を純粋に楽しみたい。そんな純粋に楽しめる僕らしい曲を作りたかったんです。皆さんにもリラックスして楽しんで聞いてもらいたい。人によって、「リラックス」の状態って様々だと思うんですよね。シチュエーションも様々だから、いろんな人の、それぞれの「リラックス」した状態・スタイルで自由に楽しんで聞いてもらえたら良いと思うんです。
---そういえば、自分はよく車の中で音楽をきくのですが、一人で運転してるあの空間が今の自分には一番リラックス出来る場所なのかもしれません・・・米倉さんのアルバムも車の中で聞き込みましたから!知らず知らずに「リラックスして」楽しんでいたようです(笑) では、制作時の米倉さんも?
今回のアルバムの曲達は、とってもリラックスした状態で書けていると思います。レコーディングも本当に充実していました。今まで何度も一緒に音楽を作ってきたアレンジャーさんとは今まで以上に息の合った作業が出来ましたし、今回が初めての方とも良い緊張感の中で楽しくレコーディングが出来ました。
↑登場のアナウンスとともにご覧の盛り上がり。この後、ほぼ総立ち。
---そんな雰囲気の中、出来たアルバムですが、自分には楽器の”生音”がとてもすんなりと入って来ました。これは意識されたものなんですか?
今回のアルバムですが、実はリズム系は殆ど「打ち込み」で機械的な音が多いんです。でも自分の周りの人からも「今回の生音良いね〜」って言われるんですよね。小さな音でも楽器やアーティストの音がうまく主張してくれているのだと思います。生楽器ならではの現場での掛け合いもありますし、音と心の臨場感を感じてもらえるのは嬉しいですね。
---米倉さんは以前コンサートで自分にとっては「声」が楽器で、いわゆる楽器がは弾けてたら・・・と。また、ヴォーカリストとバンドという感じではなく同じ立場で一緒に音楽をつくりたいとおっしゃっていましたが。
そうですね、今回のレコーディングでも、他の楽器との兼ね合いもそうなんですが、自分の声でコーラスを数多く重ねています。それは例えば、ギタリストの方がレコーディングで幾重にも音色を重ねたりするのと同じ。今回のツアーでも他のメンバーの方達のアイデアをいろいろと吸収しつつ皆で作っていきたいですね。
↑「ほんま、うるさいなぁ〜笑」と愛のムチに会場はさらに大喜び☆うるさいと言われるのがうるさくて騒いでるのか?と思う程(笑) 写真右:このアルバムジャケットのパネルがこの後大変な事に!
---では、詩の面からの聞きどころというか、こういう部分を聞いて欲しいというところはありますか?
曲は昔から即興で歌ったりするのが好きで、そのノリで自然に口ずさんだものの中から気に入ったメロディーを自宅の留守電に残したりするんですが、歌詞は書きためてしまうと、夜中に書いたラブレターみたいに後から見ると恥ずかしいので、頭の中にストックしていますね。リアルな気持ちや考え方を正直に書いています。そして、ラブソングでも恋愛以外のメッセージも込めているので、皆さんにうまく伝わっていると とても嬉しいです。
↑実は両サイドのお客さんは実物の米倉さんがこのパネルに隠れてうまく見えなかったらしく、「パネルの米倉さん」は邪魔者扱い(笑) 「ごめんねぇ〜おれじゃまやねぇ〜」
---それでは最後に、10月15日の宮崎でのコンサートにむけての想いを聞かせて下さい。
新しいシングル・アルバムの曲はもちろん、15周年を前に、この14年間をみなさんと一緒に振り返りながら楽しめればいいなと思っています。宮崎のみなさんには本当に温かく応援していただいています。また一緒に楽しい時間を過ごしましょう!
---コンサート本当に楽しみにしています!今日はどうもありがとうございました! あっあの、コンサートのMCが楽しすぎていつも大笑いしてるんですが、ネタ考えたりしてるんですか?
実は、ステージに上がるまでMCの内容は考えてません (笑) でも、普段から、「笑いたい」「楽しみたい」って気持ちが強いですね。 MCはいつもテトリスのような感じですね。こまめに積んで消して「アハハハっ」ってこともあるし、積んで積んで「ドーン」とテトリスしたり 笑。 だから、各会場のお客さんの反応で、いい意味で毎回変わっていきますね。
↑最後の最後まで見送り続けるファンの皆さんに対して、米倉さんもしっかり答えてくれます。本当に距離のないすばらしいインストアライブでした♪
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とても、鋭いまなざしで想いを語る米倉さんも、冗談をいっておどけてみせる米倉さんも、どちらも自然な「米倉利紀」そのもので、それらがスマートに表現できることが魅力の秘密だと感じました。
「今回のアルバムは夏に発売しましたが、多くのみなさんの耳に届くのは秋ぐらいでしょうか、インスタントの音楽ではなく、じっくりと冬になっても、春になってもいいなぁと感じてもらえたら嬉しいです。永遠に輝き続けるダイヤモンドのように」
米倉さんのホームページではアルバム・シングル共に、セルフライナーノーツがご覧頂けます!ライナーノーツを読みながらアルバムを聞くのも良いですね!あなたにとって一番「リラックスして楽しめる」環境でぜひ"fall back"を聞いてみてください!
投稿者 blogpawanavi : 2006年10月11日 02:39
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コメント
本当に楽しい時間でした。
企画した頂いた方。馬谷さん、米倉さんありがとうございます。
投稿者 まなみ : 2006年10月22日 18:24