会場となった『music & booze TAM』オーナーの田村さんは、地元のお祭りと重なった事もあり、お客さんが来てくれるかどうか、気にされていらっしゃいましたが、そこはま〜〜〜ったく問題無し！！開場と同時に客席はあっという間に埋まってしまいました。その日の蒸し暑さも手伝ってか、生ビールとピザが飛ぶように売れていました。（TAMさんのピザについての詳細はコチラ）それも手伝ってか、開演前から店内は熱気ムンムン。
　

　そんな会場へ颯爽と登場してきたelliさん。｢花火大会の日にこんなに会いに来てくれて本当にありがとう！次くる時は、花火じゃない日に来ますね(笑)では、まずは懐かしい曲から…｣という第一声から始まったこのライブ。elliさん弾き語りでの『後ろから抱きしめて』からスタートです。

　｢すばらしい方々が来てますよぉ！｣との呼びかけで、ベースの近藤さんと本日のスペシャルゲスト岩田さんが、いきなり2曲目から登場！｢今日は朝6時に起きて、延岡に着いたと思ったら、いきなりヨットに乗せられましたよ(笑)｣とは、岩田さんの第一声目。なんでも、このライブ前に延岡の夏を満喫してもらおうと、ヨットに乗って日向灘をクルージングされていたそうです。｢でも、すっごく海がきれいで感動しました｣とのことでした。そして、ここからはこの3名によるスペシャルユニットでの演奏となりました！

　その後、なにやらステージ上の3名が客席の方へ移動し始め、elliさんはカウンターの中へ……？そして、なにやら皆さん手元には…ウ、ウクレレ？｢チーママelliで〜す(笑)では、ここからはウクレレタイムです。そしてまたまたスペシャルゲストの登場です！｣という事で、延岡市在住の那須英彦さんも加わり、4本のウクレレでの生音･生声での演奏開始！ジャズの名曲"スウィングしなきゃ意味がない"等を演奏してくださいました。お客さんも入り乱れてのウクレレライブは、TAMさんでのライブならでは！大盛り上がりの中、前半が終了しました。。
　

　後半は、まず、岩田さんのギターソロからスタート。希代のブルースマンでもある岩田さん。そのギターの音色や歌声は、心の底から歌を伝えようとしているのが伝わってきて、迫力満点でした。さらに、近藤さんも加わり名曲｢春夏秋冬｣や、｢mama,don't cry｣等を熱唱。この時は写真を撮りながら、鳥肌が立つほどの圧倒的なパワーを感じました。す、凄すぎる……

　お二人の迫力あるステージの後、elliさんが再び登場。｢クリスタルクリアウオーター｣や｢瞬きの見える距離で｣等を披露してくれました。｢今日は、大人っぽい感じだぞっ｣と言いながら演奏しつつ歌うelliさん。強弱やブレスの使い方、間の取り方といったいわゆる"テクニック"はもちろんですが、それ以上に、歌の詩に込められた感情や想いなどを表現し伝えようとするもので、先程の岩田さんを"剛"とするならば、まさしくelliさんのそれは"柔"。そして、そんなelliさんの歌声もギターとベースの音色が見事に融合し、その曲の持つ｢情景･表情･言葉｣が客席にひしひしと伝わる素晴らしいステージとなるんですね。

そんな事を思っているうちに、本編終了……しかし、鳴り止まない拍手の嵐。そのままアンコールに突入です！ウクレレの那須さんも再び加わり、ボブディランの名曲を熱唱!!　こうしてこの日のお祭りはフィナーレを迎えました。

最後にお客さん･出演者･スタッフ全員で記念撮影！

　こんな写真が取れるのもTAMさんならではですね！｢これからも、いろんな形で皆さんと出会いたい。みんなの愛情に支えられて、この日のステージに立てました。また来年もぜったい来ます！｣とelliさん。本当に、何度きてもこのTAMライブは演者さんの声とか表情とかがリアルに感じ取れて、ホールでのライブとは一味も二味も違ったアーティストさんを感じることが出来ます。今後もTAMさんには、いろんな素晴らしいアーティストさんをご紹介していただけたらと思います。この日のお客様･出演者様、そしてスタッフの皆さん本当にお疲れ様でした!!