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2005年12月22日
10Shoes LIVE in TAM [ 自主企画ライブ ]
10Shoes LIVE in TAM
オープニングアクト:ともぞう with 岸田良一
■11月20日(日)music&booze TAM(延岡市)にて開催
主催:music&booze TAM
MUSICのコーナーでおなじみとなっています延岡市一ヶ岡の「music&booze TAM」さんで今年5本目となるライブが11月20日に開催されました。出演は、プロとしても活躍している福岡在住の蓑原淳平さん他3人のアコースティックユニット「10Shoes」。そして、オープニングアクトには、延岡在住の“ともぞうwith岸田良一”さんのユニット。両出演者とも、長年音楽活動をし、しかも九州で生活していることもあり、『福岡と延岡 音楽を愛する男たちの競演』と銘打ち行われました。
今回はTAMさん直々にレポートしていただきました!それではTAMさんよろしくお願い致します!
まずはオープニングアクトを務めてくれました
“ともぞう”さんと岸田良一さんを紹介しましょう。
ともぞうさんは、約2年前に延岡にUターン。それまでの約20年間、東京でプロのギタリストとしての仕事も含め多くのライブ活動を行ってきました。実は、ともぞうさんは私の1学年下になるのですが、お互いの高校時代(20数年前!?(爆))に、当時の延岡で噂になるほどのスーパーテク・高校生ギタリストだったのです!
そんな、根っからのミュージシャンのともぞうさんは、バンド活動をしたいがメンバーが見つかるまでとレコーディング機材を購入し、オリジナル曲のデモ音源を精力的に作り始めました。作品が出来るたびに聞かせてもらっていたのですが、その内容や彼の意気込みに感銘した私は今回のライブに出演してくれないかと依頼。バンド形式を前提にしているのに、弾き語り形式でと半ば(かなりかな・・)無理を言って・・ですが・・。(ほんとありがとうございます!)
そして、同じく当店の常連さんでもあり、昨年夏に門川総合文化会館で行われた『中野督夫ライブ with蓑原淳平(今回の10SHOESのメンバー)』でプロミュージシャンとセッションを果たした岸田良一さんと一緒にやってみてはと提案。ともぞうさんと友達でもあり、延岡を中心に積極的に演奏をしている岸田さんも快く了解していただき、今回初のユニットが誕生しました!本番当日の今日までの2ヶ月間、二人は幾度もスタジオに入り、ライブ用に曲を仕上げてきました。いくら上手くても、長年やっていてもこういった事が大切なんですね。さすがです!
さてさて、開演時間となり、ともぞうさんと岸田良一さんの登場です!
ステージ中央には鮮やかなブルーのエレアコを手に堂々と立つともぞうさん。そして後方には愛用のフェンダー・シンラインを手にする岸田さん。ハードロック出身のともぞうさん、一曲目から飛ばします!エレアコを鋭くカッティング!岸田さんはシンラインをマーシャルアンプでドライブさせともぞうさんの迫力ある歌とギターをサポート。それはとても骨太で男っぽいサウンド。さらに歌詞の内容もとても伝わりやすく、これぞ『大人のロック』だ!特にラストの曲は、かなりの大作!ともぞうさんの熱く叫ぶ歌に岸田さんの太く情熱的なギターソロで絶妙に絡まってくる。是非、ドラム&ベースのあるバンド形式で聞きたくなった楽曲でした。今回は30分のステージでしたが、オリジナル曲で臨んだともぞうさんと岸田さん。彼らのキャリアを伺わせてくれたライブでした。今後の活動に期待したいと思います!
そして、セットチェンジとしばしの休憩を挟み『10Shoes』の登場!
10Shoesのメンバーは、当店でもおなじみのSHIME、中野督夫(センチメンタルシティロマンス)、さらには、チューリップの姫野達也などのプロミュージシャンのサポートギタリストしても活躍、そして、福岡の老舗ライブハウス『DREAM BOAT』のオーナーでもある蓑原淳平さん(Vo&Ag 写真右)と、ライブも行われている福岡のレストランバー『TUPERO(トゥペロ)』のオーナーの藤城広和さん(Vo&Ag 写真左)、そして、ZUNNYさん(Cho&Bass)の3人です。この『10Shoes(テンシューズ)』とは、淳平さんと藤城さんがお店の店主であることから、店主'S・・テンシュズ・・テンシューズとなったそうです。(笑)そしてこの3人は『サザンロッカーズ』というバンドも組んでおり、先日BS-NHKで放送された『全国バンド自慢コンサート』に出演!なんと!全国から応募された362バンドから選ばれた13バンドのみ出演できたコンサートなんです。その『サザンロッカーズ』のフロントマン3人のライブ、期待以上にクオリティーの高いライブとなりました!
セッティングも終え、和やかな雰囲気の中、淳平さんから3人の紹介。そして、「TAMさんに捧げます(笑)」と1曲目はジェームス・テイラーの『バーテンダー・ブルース』を演奏。1曲目から3人の素晴らしいコーラスワークとアンサンブルがお客様に確実に伝わっています。それぞれ仕事を持ちながら福岡を中心に活動する彼らのサウンドは、プロミュージシャンと言っても疑うことの無いサウンドです。それはリハーサルの時の音作り、バランス、コーラスなどを的確に、そして妥協せずにチェックする姿勢からも表れていたのです。その後、イーグルス、AMERICA、オールマンブラザーズバンドなどアメリカのウエストコースト系の曲を休憩を挟み2ステージにわたって演奏。
リードボーカルは曲の藤城さんと淳平さんが代わる代わるに担当。リードをとっていない時は、ZUNNYさんと共にコーラスで参加している。そうなんです、3人とも歌えるんですね。ウエストコースト系サウンド独特の高音パートの効いたコーラスワークと、淳平さん、藤城さんの高度な演奏力のギターアンサンブル、ZUNNYさんのベースラインがとても爽やかで心地よいのです。
しかし、爽やかなだけでなく、淳平さんのワイルドなスライドギターや、ZUNNYさんのうねるようなベースソロも随所に盛り込ませ、迫力ある演奏でお客さんを圧倒させます!そしてそして、さらに、彼らは歌と楽器がうまいだけでなく、話も面白いのです(笑)釣り好きの彼ら、釣りの話のほか、日常の出来事など面白おかしく、お客様と会話するように話をします。その中でも特に、ZUNNYさんの食べ物や“1日分の野菜ジュース”に関しての素朴な疑問(笑)がお客様の爆笑を誘いました。
常にお客様がいる『ライブ』と言うものを意識し、歌、演奏はもちろん、トークでもしっかりとお客様を惹きつけ、なによりも自分たちが楽しそうに『ライブ』をしている『10Shoes』。素晴らしいの一言につきました。
ここで、ライブアンケートに書かれていたお客様の感想を紹介しましょう。
「初めてTAMさんのLIVEを観させていただきました。すごくアットホームな感じで好きになりました。今度は友達と一緒に来ます!」
「10Shoesの音楽もMCも楽しくて好きになりました。」「クリアな音で目をつむって聞いていても心地よくてクセになりました。」
「10shoesはさすが、3人の個性がそれぞれ引き立っていて、コーラスも完璧でした。今回来れなかった人はつくづくかわいそうですね〜。」などなど、ちなみに批判等のご意見はありませんでした〜。
さてさて、
終演後はTAM恒例の「ライブが終わったと思いきや、ある意味これからが本番?タ〜イム!」。(笑)
出演者の方々が一旦楽器を置き、客席でお客さんと共にお酒を飲みながらご歓談。さらに店内が盛り上がり始めた頃、10Shoesの方々が当店に来る前に浦城で釣ってきた魚を淳平さんがお客様の目の前で魚をさばき始めましたのです!
さらに、今年2度も当店に出演してくれたCAPELLAのボーカル、響子ちゃんもお三人が釣ってきた魚で味噌汁を作り、淳平さんの船盛り(笑)と共にお客様全員にご振る舞い!!美味しいお魚とお酒…、そう、あとは、セッションタイム!実は、そのCAPELLAの響子ちゃんの相棒、ギターのマーシーこと銀島君が東京で音楽活動をしてみたいということで、翌日に東京に旅立つことになっていました。
それを聞いた10Shoesの皆さんから2人の演奏を聞こう!とのリクエストもあり、CAPELLAの2人の演奏が急遽スタート。途中、淳平さんもギターを手にとり、CAPELLAのオリジナル曲に参加。「マーシー、東京でも頑張れよ!」とお客様からの温かいエールの声と拍手で店内はつつまれました。(感動・・)
その後も、遅くまで皆さんと共に楽しい時間を過ごすことができました。10Shoesのお見送りで皆で店を出た時、「見て!星がきれいだ〜。」と藤城さん。しばし、広い空に輝く星を皆で見上げてました。10Shoes、ともぞう&岸田良一、子供の頃から音楽を愛してきた男達の音楽を楽しむことが出来きた夜。
何ともいえない清々しい気分になれた夜でした。私自身、両氏の次回のライブを楽しみにしています!これをごらんの皆さん、意外と楽器等をやっている方よりも、ライブってどうなもの?と興味を持って来て頂いている方も多くいらっしゃいます。是非一度、TAMのライブをご覧くださいませ。
来年2006年もどんどんライブを行っていきます!よろしくお願いします!
投稿者 blogpawanavi : 2005年12月22日 00:34
コメント
この間の岸田さん&ともぞうさんのレポート、今仕事場のパソコンで見ました。まさか、自分の事や写真まで載っているとは思わず、ビックリしました。嬉しかったです、ありがとうございます。僕の方は元気でやっていますよ!また、連絡します。それではまた!!
投稿者 銀島 雅士 : 2006年01月22日 19:35