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2009年08月16日
さよなら、ピーチク・パーチク 【高千穂町】
さよなら、ピーチク・パーチク。
そうして、ピーチク・パーチクは、飛んでいきました。
一昨日は、飛んでいってしまうかもしれないと思いましたが、昨日の庭でのリハビリでは、うまく飛べず…。こりゃあ、ずっと養わんといかんかなぁ、冬に備えて今のうちから餌を集めにゃいかんかなぁ、などと、考えました。買い物カゴの巣箱では窮屈だろうと、蚊帳をだしてあげましたが、羽もばたつかせず、止まり木にとまったまま動きません。体調が悪いのか、少し震えています。
朝から、ピーチクパーチク鳴くので、蛾や蝶を捕まえては、食べさせました(なかな餌がみつからず、一苦労)。凄い勢いで食します。燕はある程度成長すると、親が子に空中で餌を与えるということを知ったので、くちばしから、ちょっと離して与えます。ピーチク・パーチクは、首を伸ばして食します。
昼過ぎに、雨があがりました。すると、蝶が何匹もでてきたので、また、ピーチク・パーチクに与えます。ピーチク・パーチク、いちいちピーチクパーチクなきます。いったん、部屋に戻ろうと窓をしめると、少し寂しそうな眼差しで、こちらをみました。これが、ピーチク・パーチクとの別れの瞬間でした。
家内が、なにやら呼ぶのでいってみると、ピーチク・パーチクが飛んでいったとのこと。家の前で大きく旋回して、東の杉の木立の脇を羽をばたつかせて元気に飛んでいったそうです。
まったく…、保護したときはまったく飛べなかったのに、たいした治癒力です。喉の赤色もなく、燕かな〜?と思っていたのですが、今朝みると、赤くなってきていたので、ずいぶん成長したものだとは思っていましたが、こんなに早く飛んでいってしまうとは…。やっぱり、燕だったんだな〜。
それでも、怪我は完治していないから、藪の中に墜落したんじゃないだろうか、夜は寂しいんじゃないだろうか、と思ってしまいますが、この四日間ほどの驚きからしてみれば、元気に生きていてもおかしくありません。そこは、ピーチク・パーチクの生命力に期待。それに、同じ死ぬのであれば、自然の中で死んだ方がよいだろうし…。
今朝、鳥が鳴いているので、思わず見てしまいました。雀でした。いや、もう帰ってこなくてもいいのです。さよなら、ピーチク・パーチク。達者で、暮らせよ。
投稿者 hujiki : 2009年08月16日 06:26
コメント
親鳥の気持ちですね!
投稿者 tamiya : 2009年08月16日 10:59
tamiyaさん、はい、親鳥でもあります。
“娘よ”です。
投稿者 テツロー : 2009年08月18日 09:58
日向時間をリンク集に加えさせていただきました。いかったか?綾宮原の陶房八十一の興梠智一さんも何やら燕が云々と書いていたので、西臼杵系BOYたちは幸せの王子なんやねえ?とそのやさしさに好感を持つのでした。
投稿者 りんたろう : 2009年08月19日 11:27
りんたろうさん、いかったです!
はい、肩に鳥を乗せるって、憧れでしたから♪
神話の里の王子、いや、心優しい世捨て人かな?
投稿者 テツロー : 2009年08月19日 20:37
来年は巣作りに…来てくれると良いですね!
投稿者 ミツセ : 2009年08月20日 11:27
ミツセさん、ああ、そんなドラマは大歓迎です!
投稿者 テツロー : 2009年08月20日 18:53