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2009年04月21日

写真展を前に 【私的なこと】

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いつものブログが私的じゃないかと言えば、そうではないのですが…。今日は心の内という意味で。
延岡市のココレッタという商業施設で4月下旬より5月10日ほどまで写真展をすることになりました。詳細は決まっていないのでのちほど告知します。依頼されたのが2,3日前なので、まだ準備を始めたところです。

っていう情報を発信するのはよいとして、ここからは私的な感情を…。
写真展をするギャラリーがとても広いので、以前、写真展を開いたことのあるものも含めて、いくつかのテーマの写真展を組み合わせることにしました。予算的なことと時間的なことがあるので、以前おこなった写真展は、そのまま。

22歳の頃旅した「バヌアツ共和国・タンナ島」、数年前に撮影した「ツバル」、ここ一、二年の「高千穂・野良仕事」。ということで、今日は目覚めが早かったので、さっそく昔撮影したものをひっぱりだしてみたのですが、それをみて少々ナイーブになってしまいました。

雑多な性格なもので色んな写真がごちゃまぜになっていて、バヌアツやツバルはもちろんのこと、バングラデシュやベルギー、ニュージーランドなどの旅先の写真。それに加えて、僕が2、3歳で父親がいた頃の家族の朝の風景や、昔の彼女や友人の写真まで。その頃の思い出や感情が甦り、懐かしんだり胸が痛んだり。早起きの胸焼けとあわせて、ぐったりしました。

一方で、自分が撮影したものなのに、その美しい景色や、記憶にない写真をみて驚かされます。
昔、知人の写真家に写真をみてもらったところ、僕が思ってもいない写真ばかりが褒められたのでびっくりしたことがあります。もちろん、撮影したのは僕で、僕の感情が動いているからシャッターをきっているわけですが、その時の感情は一瞬で、出来あがったものを精査する思考とは違うということでした。
この前、朝日新聞でエッセイを書いたときにお世話になった担当の方に、「体感したことは裏切らないけれど、頭の中だけで考えたことは裏切るから」と、お言葉をいただきました。写真展をしたときの写真は頭で考えて選ぶから覚えているけど、それ以外は、忘却の彼方へと消えていくわけです。でも、今見ると、そっちのほうが良かったりします…。だいたい、僕は撮影しているのが一番楽しくて感性が煌めきます。でも、編集は下手。昔は、もっと下手でした。

今は毎日のようになにかを撮影しているし、色んな写真展や写真集、その他諸々きっと心の成長も、見る目も多少は養われていると思います(それを進化とよぶか、退化とよぶかは別にして)。
昔の写真は、旅メイン。特に、バヌアツの写真は思いっきり旅メインだったので、今、編集するとまた違ったものになると思うし、今、撮影している視点も昔の延長線上にあるけれども、違ったものになっていると思います。

それなのに…、昔の写真をみると、感情がその頃にいちいち帰りたくなる。誰かの台詞の「人は過去では生きられない」というのは、人は日々変わっていくからで、もう私は延長線上にたっているからなのだと思います。だから、帰りたいところへ帰れない切なさがあふれてくるのでしょうね。

ただ…、僕は二十代前後の…、もう何歳の頃かも忘れてしまったけれど、その頃に、自分の弱い心の部分も捨てずに一緒に大人になっていこうと思ったので、そういう想いは大切にしています。だから、ぐじぐじしているのですが…。

まあ、そういう自分が好きだから、こんなことをブログに書いているのかな。明石家さんまさんみたいに、自分が体験した面白いことを誰かに伝えられずにはいられないというのと似ているのかもしれません。でも、それは表面的な照れ隠しで、本当はもっと大切なものがそこにあるんだと思います。今は、もう少しそれを深くみつめていかないと答えはでてこなさそうなのですが…。

もう、かれこれ二時間ほど書いているのですが、もう何のことかわからなくなりました。まあ、心の内なので、そんなものだと思います。あっ、眠くなってきたお休みなさい。お許しを。あ〜、結局、写真展の準備をしていないことに、今、気づきました。なんて、雑多なやつなんだ…。好きだけど…。

投稿者 hujiki : 2009年04月21日 04:53

コメント

写真展楽しみにしていますね。
写真って、ほんとに人を表すというか、その時を表すなぁと自分が撮った写真を見て思います。
自分にとっての写真の意味。。。ここまで深くはないのですが笑、写真についてふと思うことがあります。
いつもがいつもとは言わないけれど、写真を撮りたい、思い出としてとっておきたいと思うばかり、お出かけしても写真を撮ることに必死になって、被写体を探すことばかり考えてしまってあとに残った思い出といえば誰が見てもきれいと思う風景や、あちこち被写体を探す自分。笑 学生の頃、インスタントカメラでばしゃばしゃ笑い転げながら撮っていたときの方がある意味いい写真のような気がします。
もっとその場をゆっくり自分自身が楽しまないとなぁなんて思いました^^
そんなときに撮ろう!っておもった写真こそ私にとっては後々心に残る写真なんでしょうね。なんて単純なことなんですが、私は最近気がついた次第です。。。^^長いコメントでごめんなさい。

投稿者 ナオ : 2009年04月21日 09:15

ナオさん、おはよう。二度寝は頭がぼっーとします。
たぶん、学生の頃は感性の煌めきですね。頭で考えて撮ってるんじゃなくて、感性で撮っている。「考えるんじゃない、感じるんだ」の域です。
写真は100年ぐらいの歴史しかないから、もっと自由に撮っていいんだって。あ、150年だったかな?ま、それぐらいアバウトで自由でいいんだと思います。
ナオさんのいうとおり、その時の自分まで写ってしまうんでしょうね。

投稿者 テツロー : 2009年04月21日 09:31

行きたいけどGWとかぶってますねぇ。

投稿者 ミツセ : 2009年04月21日 10:36

ミツセさん、千人の蔵は、基本常設でやってますから、時間があるときにでも♪
それにしても、ミツセさん、行動範囲が広いですね、僕はほぼ高千穂です☆

投稿者 テツロー : 2009年04月22日 08:55

おお〜!!
個展するっちゃね!

くぅ〜かっこいいわぁ!

てか、なんかなやんどるねぇ〜
でもそれもてっくんらしくていいわぁ〜

その緩やかな独特なかんじ。

ゴールデンウィークは高千穂に帰る予定です!ちょーひさしぶりよ。

千人の蔵?って高千穂にあると?

どっかでてっくんのやってることのぞいてみたいもんです

投稿者 かずちん : 2009年04月22日 14:46

連休中行くかも、ココレッタ、帰省の途中で。
おる?おってね。

投稿者 かにジュース : 2009年04月22日 21:17

かずちん、やんじょらんよ、穏やかなものです♪
個展は、延岡と高千穂と同時期にやることになりそう。事の起こりはいつも急です。
千人の蔵は、岩戸温泉の下にあるから、寄んない♪タイミングが合えば、お茶でもしましょう〜!

投稿者 テツロー : 2009年04月22日 21:48

かにジュースさん、電話じゃな。
ベスト電器に、こうじもおるよ。
ココレッタにおらんかったら、千人の蔵におるかも、やっぱり電話じゃな。
気をつけて帰んないよ☆

投稿者 テツロー : 2009年04月22日 21:51

写真展、開催おめでとう!!!

GW・・・こっちであそびほうけるので(+_+)
行けないけど・・・

成功を祈る(^O^)/

どんな感じか、またレポートしてねぇ〜

投稿者 あする : 2009年04月23日 16:09

あするさん、いいな〜、宮古島。
うん、宣伝しといて♪

投稿者 テツロー : 2009年04月24日 08:23

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