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2009年03月11日

椎茸の話　　【高千穂町】

（ほだ木を支える孟宗竹）

今週は日曜日まで、『田舎で働き隊』なるものの、引率者をしています。
農水省の事業の一つなのですが、まあかいつまんで説明すると、田舎で働きたい都市の人（興味がある人）が、実際に田舎を見るというものです。で、僕の役割は引率者なのですが、高千穂について知らないことが多すぎて実際は参加者になっています。驚きっぱなしです。

昨日、驚いたのは椎茸について。椎茸が収穫できるまでの流れをざっと説明すると、クヌギを切り倒し、こま打ちし、薄暗い杉林に組む。二年後からようやく本格的に収穫。ほだ木はやがて腐れて山の肥やしになる。まあ、こんな感じなのです。クヌギの原木の太さはだいたい１５年ぐらい成長したのが調度よいそうです。で、何に驚いたかと言えば、一つひとつの工程にも驚いたのですが、畑仕事の傍らにその椎茸やクヌギの成長の周期もちゃんと頭に入っていること。農家の仕事のサイクルに対する時間の捉え方に驚きました。

それに比べて、場当たり的に生きている自分の現状に恥ずかしくなりました。そして、もう一つ驚いたのが、ほだ木を支える孟宗竹。ほだ木が五年後に腐れても、孟宗竹は腐れないそうです。地震がきても崩れないそうです。あ〜、頭が下がります。ミイラ獲りがミイラになるではないですが、『田舎で働き隊』の引率者が一番田舎で働きたくなっています…。

投稿者 hujiki : 2009年03月11日 22:57

コメント

投稿者 八十一 : 2009年03月12日 08:34

投稿者 2W : 2009年03月12日 10:21

投稿者 テツロー : 2009年03月12日 22:23