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2008年12月05日
列車の解体 【高千穂町】
気の毒でならないですね。お経が読めれば、お経の一つでもあげてあげたい気分になりました。
高千穂駅に置いてあった、TR−１０３、愛称『ひえい』の解体作業です。
年度末にはTRを解体するということでの清算作業の一環なのでしょうが、せめて今月28日の高千穂線廃止まで待てばいいのにと思ってしまいます。お別れ列車もなく、セレモニーもなく高千穂線はひっそりと廃止になります。悪い意味での行政的でないスピードで清算は進んでいます、臭いものには蓋をしろという姿勢がありありです。特にひどいのは延岡側で、列車もレールも片っ端から解体しています。住民は意気消沈しています。合併したのが間違いだったと、北方町の知人が嘆いていました。
呆れてものが言えないといいますが、呆れてものが言いたくなりますね。
偉くなると、椅子に座ってふんぞり返ってしまいます。その姿をみると”いらっ”とします。そこから降りて、現実を直視したらどうですか？と言いたくなります。もちろんこの場合、圧力をかけ続けてきた県にその矛先は向いているのですが、何の主張もなく受け入れるだけっていうのは情けないんじゃないですかって。(まあまあ、落ち着いて)
同じ廃止だったにせよ、その取り組みによっては全く違ったものになっていたと思います。
これから、冬の時代に入ります。けれどもその中で生き抜いていかなければなりません。そのためにも高千穂線廃止という事実をしっかりと受け止める必用があると思うのです。少なくとも土呂久鉱毒事件のように、闇に葬り去るような真似だけはしてほしくないです。
誰からも見送られることなく『ひえい』は解体されました。たまたま通りがかった僕はその写真を撮りました。この写真がこれから＋の力に変わっていくことがせめてものはなむけでしょう。
長い間、ご苦労様でした。
投稿者 hujiki : 2008年12月05日 11:59
コメント
停まったままの「ひえい」の写真
カブのＰＣ内に保存されています
もう二度と撮る事はないのですね
本当にご苦労様でした
投稿者 カブちゃん : 2008年12月05日 18:24
カブちゃん、貴重な一枚になりましたね。
「ひえい｣は、北方の比叡山からとった名前のようです。今日もNHKで解体する様子が映し出されていました。
投稿者 テツロー : 2008年12月05日 18:57
涙がほろり・・・
高校時代の私の足で、た〜くさんの思い出の詰まった列車・・・
毎日乗っていても、景色がきれいだなぁとかんじてたのに・・・
かなしいよ〜
でも・・・これも時代なのかなぁ。
高千穂鉄道ありがとう。
また、いつか復活することを祈ります。
てっくん、貴重な写真ありがとう・・・
写真だけど、見とどけられたよね。
投稿者 あする : 2008年12月05日 20:24
あするさん、通学してたのにね。
写真載せるのは少しだけ迷いましたが、見とどけられたと思ってくれたのならよかったです。
投稿者 テツロー : 2008年12月06日 13:18
門司のC57解体シーンを思い出しました。
ｆできればこんなシーンはみたくないですが、
これもまた「現実」なんですね。
投稿者 ミツセ : 2008年12月06日 15:12
ミツセさん、そ〜ですね。僕なんかより、もっと思い入れの深い方がみたら、きっと涙を流すだろうと思いました。どこに繋がることもなく、ただ壊されるのであれば、これほど無意味なことはなく、それも誰もしらないうちにというのは、あんまりだな〜と思いました。でも、それもまた現実ですね。
投稿者 テツロー : 2008年12月08日 11:32
この写真は、私にとって衝撃的でした。
中学生のころ、よく利用していたので。
廃線になったことは、ニュースで知りましたが、
まさか、こんな風に解体されているとは……。
貴重な写真を拝見させていただきました。
ありがとうございました。
投稿者 こんぶ : 2008年12月10日 17:56
こんぶさん、こちらこそ見てくれてありがとうございます。
作業員の人も察してくれたのか何も言わずに撮影させてくれました。
投稿者 テツロー : 2008年12月10日 23:51