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2008年09月09日
虫の知らせ 【高千穂町】
天の真名井と夜鳴き石を撮影に行くと、近くでガタガタと建物を壊す音がきこえます。直感で思いました。あの家を壊しているんだと…。あの家とは、僕が子守に出されていた家。おじいさんも、おばあさんもすでに他界され家だけが残されていました。朽ち果てていました。
母の話だと1歳の頃からら3歳の頃まで昼間はずっと預けられていたそうです。とても大事にされ可愛がられていた断片的な記憶があります。高千穂を離れて暮らす息子さんの意向で壊すことになったそうです。
同じ町内といえどもめったに寄ることはない場所なのですが、今日はたまたま撮影できました。なんだか家が壊されていくのを見届けるためによばれたように思えました。
思い出は心の中に残っているわけですが、形ある懐かしいものが目の前でなくなっていくのは切ないものですね。早く大人になりなさいと催促されているようでもあります。(といってももう、32歳なのですが…)
明日のためには多くの思い出は必要ないのかもしれないけど、僕はできるだけもっていたいです。めめしいな〜。でも、薄情なので忘れていくんです。帰りがけ、手ぐらい合わせればよかったと少し後悔しました。
投稿者 hujiki : 2008年09月09日 01:01
コメント
小さな頃の記憶はとても大切な記憶。
いつまでも心の中に…
投稿者 ミツセ : 2008年09月09日 14:50
最近、物忘れが…。こうやって大人になっていくのですね。
投稿者 テツロー : 2008年09月09日 19:04