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2008年03月20日

イラク戦争が始まって五年が経ちました。

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県南の友人からメールが来ました。3月20日はイラク戦争が始まった日です。平和について語る企画をするということでした。
友人は去年も3月20日のこの日を教えてくれました。その前の年もです。僕は日常の中でこの日のことを忘れてしまいます。この友人はビールを飲みません。イラク戦争が終結し、イラクに平和が訪れるまで飲まないと決めています。

『日向時間』夏号で執筆いただいたJIM-NET事務局長・佐藤真紀さんもイラクでの医療支援活動を続けています。
↓(ぜひご覧下さい)
http://www.jim-net.net/

頭がさがる思いとはこのことですね。『日向時間』夏号で「平和」をテーマに作ったのは、こういう人たちと出会えたからです。みんな地道に活動を続けています。

イラクで日本人人質拉致事件がおきたときのバッシングは凄かったですね。自己責任と言った人はその言葉で責任を回避して、そのまま終わりなのでいい加減だなと思います。僕が怖かったのは、拉致事件後に中央の政治家が地方まで来て、事実にもとづいていないことで被害者を誹謗中傷をしたことです。わかりやすく言うと嘘八百を並べて市民を欺いたことです。例えば、三人の被害者の家族が過激な平和主義者だとか、マスコミには公開できないが何十億円といお金を救出作戦で使ったとか、そういうことを地方の実力者に向けて発言したことです。おそらくこういうキャンペーンを全国で張り巡らしているのだろうと思いました。実力者は町で同じことを伝えるので、挙句の果てには商店街のおじさんまで自己責任と言い出す始末。メディアと政治の両輪の和で世論を操作することは簡単なんだと思いました。これで、銃でも突きつけられれば有無のいえない世界になるのだろうと思いました。

人間の根本的な幸せって、衣食住が満たされ、子どもの成長を喜んだり、恋愛したり、仲間と歌を歌ったり、スポーツを楽しんだり、そういう普通の事だと思います。日本であれ、イラクであれ、他の国であれ同じようなことだと思います。それが続いている状態が平和っていうのだと思います。
日本から真西を見ればイラクです。そこには私たちと同じように生きている人たちがいるということを意識していきたいです。

宮崎市民プラザで13:00〜15:00まで、国境なき医師団のドクター萩原麻美子氏の報告&イラク写真展。17:00からは、65年前に宮崎から出撃した特攻隊を見送った安田さんとイラクでボランティア活動をしていた大平直也さんを囲んでの交流会もあるそうです。市内の人は、ふるってご参加ください。

投稿者 hujiki : 2008年03月20日 01:12

コメント

 私もイラクのこと、毎日の生活、目の前のことに一生懸命で、わすれてしまっていました。 
人間の幸せって本当に普通のことが普通にできることだと思います。

 私の子供が大きくなるころにはどこの国でも戦争が起きない地球であってほしいと思います。戦争だけに限らず、世界中の一人一人が相手を思いやり、素直に話ができる、普通のことが普通にできる時代であってほしいなぁと思います。

 テツローさんの言葉を聞くと、一つ一つの言葉に感激するというか、こっちが考えさせられます。平和ってなんだろうって考えた一日でした。

投稿者 リコママ : 2008年03月21日 19:29

リコママさんが住んでいる土呂久の春に平和を感じます。うらかな日和に子どもたちの笑い声。山には多様な植物が生きています。太陽に照らされ、一つひとつの生命が輝いています。その中の一つになりたいですね。

投稿者 テツロー : 2008年03月21日 19:45

日本という小さい国の片隅で、何不自由なく暮らす人もいる。
かたや爆撃や銃声に怯えながら必死に生きてる人々もいる。

我々人類は過去の悲惨な戦争体験から多くのことを学んできたはずなのに、

こたえはカンタンなはずなのに。

なんかせつないですね。

投稿者 しもけん : 2008年03月22日 01:31

しもけんさん、そうですね〜。
戦争をおこす人には戦争をおこす論理があり、戦争は嫌だと思う私たちの思いとは最初からずれている部分があると思います。
地球上の武器が全て地球に向けられているというのだから悲しい話です。

投稿者 テツロー : 2008年03月22日 13:09