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2008年03月12日

朝日新聞で、エッセイを書いています。

朝日新聞(宮崎県版)の土曜リレーエッセイ 『ひむか日和』で、毎週、写真を使っていただいております。月一ぐらいで、エッセイも書いています。県内の方はご覧になっておられる方もいらっしゃるかと思いますが、県外の方にもご紹介させて戴きます。(真面目にやっていますアピール☆)

 エッセイって何なんでしょう?いつも、難しいな〜と思いつつ書いています。プロのライターさんには、「テツロー君にはあってるよ」って言われました。???何がだろう?む〜ん。本当はどうでもいいことをどうでもよく書きたいのですが、どうでもいいことは読者にとってもどうでもいいことなので、よほど文章が面白いか有名人でなきゃだめっぽいです。僕はというと、エッセイを書くのも初めてのことでエッセイ自体を読むことも少なかったので、ありがたく勉強させていただいている気持ちで書いています。
 
 そういえば学生の頃、国語の先生から「文章は将来、あなたを助けるよ」って言われたことがあります。才能があるのか!と何気に嬉しかったものですが、まだ頭角を現しません。あ、でも、CMコピーを作って大賞受賞して30万円戴いたり、レオパレスで800字の作文書いて200万円戴いているので、やっぱりちょっとは助けられているのかもしれません。努力をすれば実力がついて行くと思います。問題は努力が苦手ということなのかも…。意志薄弱が、最大の弱点なんです。まあ、負けないけど。春になれば暖かくなるので、活動的に!でも地道に!いきますよ宣言しときます☆

『明日への種』 挑戦する女性の話
 サーファーの彼女は、これまで投票に行ったことがない。社会的な運動に参加したこともない。
 それが、ドキュメンタリー映画の自主上映会を開こうと思い立った。映画は青森県の六ケ所村にある核燃料再処理工場周辺に住む住民の声を集めたものだ。鎌仲ひとみさんという監督が作った。
 もともと環境問題に関心はあった。ベジタリアンでマイバッグやマイ箸(はし)を持ち歩く。海はきれいなままでいて欲しいと思ってきた。
 この施設によって放射能汚染が起きるかもしれないと知り、黙っていられなくなった。国は再処理施設の問題点を明らかにしようとしないように見えた。事業そのものが危険すぎると思えた。
 遠い青森県だけの話ではない。九州電力は10年度までに佐賀県・玄海原子力発電所3号機でプルサーマル計画を実施することを決めている。宮崎は安心だ、と言ってはいられないのに、放射能汚染に関心のある人は少ないのが現状だ。
 「君なら、こういう問題があることを多くの人に広めることができるよ」。友人に背中を押されたのだという。筆者も各種イベントにかかわってきた。集客は難しい。
「私、やります」と手を挙げれば、何とかなるものではない。話を聞いて心配したものだ。
 ところが、彼女はためらうことなく仲間に呼びかけて実行委員会を組織した。「運動」などとは無縁だった人たちばかりだ。自然の中で暮らしたいと山の中のあばら家を借りて畑仕事をしている若夫婦。バーを経営するサーファー。実行副委員長は中学生だ。
 彼女はというと、大分生まれの30歳。サーフィンにはまって4年前に日向にやってきた。午前中はサーフィンをし、夕方から小料理屋さんでバイトをして生活費を稼いでいる。
 昨年10月、スタッフだけの試写会を開いた。映画を見た彼女は、六ケ所村にある施設の問題は、自分たち一人ひとりの姿勢の問題なのだと気づかされた。誰かに責任があると非難するだけではしょうがないことだと分かった。こういう問題に無関心で、知っていたとしても何も行動しなかったであろう私たちに責任があるのだと思った。
 アカウミガメの産卵地である宮崎市・赤江浜に建設された人工リーフ(岩礁)や高千穂線の問題……。みんな同じだ。新聞報道があったときには、すでに決定されている行政の方針、その前には知ろうともしない住民。「本当に一人ひとりが動かなきゃ、絶対に変わらない」
 2月初旬、無事に上映会は開かれた。日向市中央公民館のホールは満席に近かった。彼女たちの熱気が多くの人を動かした。
 肩までの髪、ゆったりとした服を着て小柄な彼女は華奢(きゃしゃ)に見える。サーファーらしく色黒で、笑顔のなかにも芯の強さが感じられる。「将来は自分で畑仕事をして自然食レストランを開きたい」と話す。
 環境問題については、日々の暮らしの中でできることをやっていくつもりだ。この映画の上映会を年1回は開いていきたい。そのうち仲間と別のイベントもしてみたいと考えている。
 彼女は言った。「この映画は一人ひとりが考え行動するための種のようなものだ」。映画だけでなく彼女の行動そのものも種だったのだと思う。種を受け取った人は、それぞれがそれぞれの花を咲かせるだろう。

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120803060001

『よりどころ』 心のあり方の話
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120712080001

『サトミキサクヤ姫』  町づくりの話
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120711050001

『生か、死か』 高千穂線の話
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120711020002

土曜リレーエッセイ 『ひむか日和』 作者は4人います。交代ごうたい。
http://mytown.asahi.com/miyazaki/newslist.php?d_id=4600012

投稿者 hujiki : 2008年03月12日 20:01

コメント

手広いですね!
『よりどころ』 を読んで・・・同じ思い出があったとは、(^^)驚きです。
俺も、幼稚園に入る前の何歳だったか?記憶がない年齢のときに、銚子の屏風ヶ浦の海(サーフィンを始めたところ)での思い出を思い出しました。
 当時は、テトラポットもなく砂浜で砂遊びをしていた時、大波が来て目の前が真っ暗になりました。
どこに居たか解らなかった父ちゃんのがすくってくれて目と目があったのを非常によく記憶しています。
脇には一緒遊んでいた姉ちゃんも抱っこされていた記憶があります。
その後、大泣きする俺を、沖に連れて行き大波が来るだびに「フュー」と波のタイミングに合わせ俺の体を手で浮かし、海は楽しい所と教えてくれた父ちゃんの事を思い出しました。
9年前に他界しましたが・・・今俺が海を楽しんでいるルーツだったのかと・・・・長くなりましたが。

投稿者 銚子の野口です : 2008年03月12日 22:38

銚子の野口さん、子どもの頃の体験は大きいですよね。父ちゃん頼もしい!って思いました。楽しいことも受け継がれていくと、もっと楽しくなりますね〜♪

投稿者 テツロー : 2008年03月12日 23:39

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