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2008年03月13日

08'釣研延岡支部WFG予選会 (島野浦) [ 050釣りの現場 ]

 昨年の暮れから今年の2月初旬までは厳しい釣果が続いていた島野浦でしたが、2月11日から突然爆釣状態が2週間続きました。もう少し続けばよかったのですが・・・状況が下降気味の2月24日に昨年もレポートした釣研FGの全国大会「第15回WFG(ワールドフィッシングガイアオブグレ)・今年6月8日・9日に長崎宮之浦と五島で開催」の予選が行われました。昨年は代表の河野さんが見事に準優勝という輝かしい成績を残されました。今年はシード選手として出場予定です。今回も優勝者には大会への参加キップが与えられます。今年で15回目となるWFGですが、今年の延岡支部からは誰が全国大会のキップを手にするのでしょうか?
(レポート:藤島正博)

決勝戦のヒトコマ
▲決勝戦の一コマ・・・優勝は誰の手に!?

2008年WFG延岡支部予選
開催日:2008年2月24日/中潮
開場:延岡市島野浦一帯
取材協力:延岡釣研FG
使用渡船:大黒丸(後藤重広船長)

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●ブロック予選

予選 グンカン 予選 五丈東
※左:グンカン/右:五丈東

参加者19名が4〜5名1ブロックの5ブロックに分かれ12時半までの予選を行います。
各ブロックの優勝者(計5名)が昨年同様、五丈バエにて決勝戦を行います。

予選終了
予選終了で決勝の五丈に向かいます。

 昨年は大ウネリの中での予選でしたが、今年はウネリは無いものの、強風とたまに強風に乗ってやってくる雪で苦しい予選を強いられました。大会の2〜3日前から喰い渋ってきた島野浦も当日は同じように喰い渋りがありましたが、それでも5ポイント中4ポイントは釣って勝ち抜いていました。それでも1〜2枚と厳しい中での釣果でした。橋本・川野両名人直接対決の作兵衛鼻では何か分からない大アタリ(残念ながらバラシ・・・)はあったものの午前中のほとんどはエサも取られない状況だったそうで皆さん釣果無し・・・ジャンケンで川野名人が勝ちあがっていました。

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●決勝ラウンド1(13:30〜14:30)

 決勝に残った5名は13時30分より1時間交代で3時間のトータルの釣果(重量)で勝敗が決まります。
ジャンケンで場所決めをし、各自ポイントに入りました。釣り座右から順に決勝に残った5人を紹介します。

橋本さん
橋本さん

甲斐さん
甲斐さん

河井さん
河井さん

斉藤さん
斉藤さん

川野さん
川野さん

 午後も相変わらず立っているのも困難な風が容赦なく吹き付ける中、皆さん真剣です。午前中はエサトリ(タカベ)が湧いていた瀬も決勝開始までポイントを休めていたせいか全く姿が見えません。
最初に竿を曲げたのは河井さんでした!!が・・・エサトリのベラ(>_<)

河井さんに・・・
最初のアタリは残念ながらベラでした。

 その後橋本さんの竿が曲がったもののアジ・・・

橋本さんのアジ
橋本さんのアジ

 とにかく魚の活性が悪いのです。(ーー;)決勝では、もしかしたらクロは釣れないままか?と不安になっていた時に斉藤さんの竿が大きく曲がります。

斉藤さんの竿が大きく!!
斉藤さんにクロらしきアタリが!!!!

ビュービュー吹き付ける風の中でタモも出しにくいのですが、そんな中タモに収まったのは600g程の尾長でした。

斉藤さんタモに納める ようやくクロの姿が見れました。
斉藤さんが1歩リードです!!

 中盤を過ぎた頃からアジが出没・・・結構竿が曲がるようになりました。そのアジを交わして・・・気が付くと川野さんが竿を大きく曲げヤリトリをしています。

川野さんヤリトリ中
川野さんヤリトリ中

クロではなくイサキでした。
タモに入ったのは・・・大きな40cmのイサキでした〜

 川野さんのイサキの後は、アジが釣れるもクロは斉藤さんの1枚のみでした。

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●決勝ラウンド2(14:30〜15:30)

 場所決めジャンケンです!勝った人から好きな釣り座に入る事が出来ます。

場所きめジャンケン
場所決めジャンケン

 釣り座は右から河井さん、斉藤さん、橋本さん、川野さん、甲斐さんとなりました。

甲斐さんにはタカベが・・・
最初に竿を曲げたのは甲斐さんでしたが・・・残念ながらタカベでした。。。

 決勝ラウンドに入った直後には見られなかったエサトリが徐々に姿を見せ始め、1Rだけで7枚のアジが釣れていました。2Rに入るとアジに混じってタカベもチラホラ出てきました・・・そんな中!!五丈バエ全体の画像を撮りに灯台へと登っている最中に後ろを振り向くと、釣りを見学していた権藤さんが大きく手を広げて私にアピールしていました。その隣には竿を大きく曲げている川野さんの姿が!!!!!慌てて駆け寄ると・・・竿を曲げていた犯人はウミネコでした^_^;

川野さんが大物を!?
川野さんはウミネコまで・・・

 相変わらず喰いが渋い中、2Rの最初のクロを釣り上げたのは・・・またまた斉藤さんでした。

斉藤さん2枚目!!
400g程の2枚目を追加してリードを広げた斉藤さん。

河井さんついにクロGet
河井さんもついにクロのアタリを捕らえ、斉藤さんを追いかけます。

 2R残り15分、川野さんに大物のアタリ!!

ついに川野さんにクロのアタリ!

 いつものように丁寧な竿さばきで寄せ、あと一歩・・・というところで残念ながら鈎ハズレ。見えていた魚体からすると1.5kgは有ったのでは?という大きなクロでした。気を取り直し、鈎を替え第1投!!

川野さん連続Hit この日最大のキロオーバー

 仕掛けがなじんだかな?と思われるとすぐにウキがジワジワとシモリ初め・・・前アタリらしき前兆が見られると、川野さん:「慌てないで、じっくり待って穂先でアタリを取るんだよ〜」・・・と様子を見ていると、穂先が“スゥー”っと動いた瞬間にあわせを入れると!!!!この日最大のキロオーバーのクロ!!優勝の行方が分からなくなりました。

 すぐに連続Hitを・・・と言いたいところですが、残念ながら時間が来てしまい2R終了

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●決勝ラウンド3(15:30〜16:30)

 残すところ最後の1時間となりました。最後の場所決めジャンケンの結果、右から甲斐さん、橋本さん、河井さん、斉藤さん、川野さんの順で釣り座に入ります。相変わらず強風は吹きつけたままでしかも寒いのですが、皆さん負けずにクロを狙います。

最後のジャンケン

 2R終了時点で斉藤さん2枚、河井さん1枚、川野さん1枚ですが、3Rは時間的に島野浦のゴールデンタイム真っ只中です。大逆転も考えられるので誰が優勝するかわかりません。

 3Rに最初にアタリを捕らえたのは河井さん!!
河井さんにアタリ ついに2枚目をGet
※河井さんが斉藤さんに追いつく2枚目を釣り上げますます優勝の行方は分かりません。

橋本さんにも大きなアタリ

 河井さんの右隣で竿を出していた橋本さんに大物間違いなしのアタリ!!

大きなイサキでした
慎重にタモ入れされたのは、この日最大の40オーバーのイサキでした。

巨大イサキ
巨大なイサキでした。
 
 終了30分前の16:00に甲斐さんがクロを捕らえるも23cmと上位を脅かすサイズではなく、結局その後釣果はなく終了となりました。

検量の結果は・・・
第1位:2尾 1.48kg 河井さん

第2位:1尾 1.14kg 川野さん

第3位:2尾 1.08kg 斉藤さん

第4位:1尾 0.3kg 甲斐さん

第5位:0尾      橋本さん

 ということで、2008年WFG延岡支部予選の優勝は、河井さんに決定しました。

優勝の河井さん

 河井さんが使用していたウキは釣研のEXシリーズGTEX Sサイズ0号(8.3g)でした。

 前回大会準優勝の河野さんと共に、6月8日・9日の全国大会でも上位を目指して頑張っていただきたいものです。

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●予選会が終わって・・・

 冬でもめったに雪が降らないここ延岡で、予選当日は乗船前から冷たい強風に混じって雪が吹き付けていました。めったにない過酷な条件の中、朝早くから納竿まで本当にお疲れ様でした。来年はもう少し条件が良ければ・・・と思いました。

お世話になった大黒丸
▲今回お世話になった大黒丸です。

投稿者 fujishima : 2008年03月13日 10:41

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