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●1部・クロ釣り講座
　
　まず最初に、クロ釣り名人の池永祐二さんに“クロ釣りのエサトリとの付き合い方”のついて、講演を行っていただきました。

　今年6月、池永さんは釣研主催のWFGにて大会2連覇を果たされました。
会場は長崎・五島列島、エサ盗りが大変多い所で、釣り道場とも言われているほどです。そんな中、
大会で連覇を果たした攻略法を中心にクロ釣りを伝授していただきました。

　仕掛けの正確な投入、仕掛けを流す、などの基本が出来るようになって初めてエサ盗りの交わし方に入ります。講演では池永さんが今年の6月に連覇したWFGで実践したマキエワークを詳しくお話していただきました。（下記で取り上げるのはマキエワークではないのですが・・・）

　全て取り上げると、長い文章になってしまいますので、一つだけ取り上げて紹介させていただきます。

◆「昔のセオリーをそのままやっていてもクロは釣れない」

　クロ釣りのセオリーと言われている、「サラシを狙え」や「手前から」などのセオリーは、釣り道具やエサが昔の時のものだということです。今は集魚剤もあり、手で撒いていたマキエも柄杓のおかげで遠投まで出来るようになりました。今は、サラシではなく“潮”を狙うということでした。
特に潮の壁（潮の流れとぶつかっているところ）にはクロが沢山居るそうです！！

　クロ釣りで一番厄介なエサ盗りですが、交わしたければエサ盗りを釣って、どのような時に釣れるのか？エサ盗りが釣れるのであれば、その逆をやることで釣れなくなります。とにかくエサ盗りを釣る事が一番なようです。

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●2部・チヌ釣り講座

　続いて第2部、福岡から来ていただいたチヌ釣り名人高園さんに“チヌ釣り指南”と題して講演を行っていただきました。

　チヌ釣りに於いて重要なことはまず、釣り場に上がったら、地形を確認してください！ということでした。
そして水温と水深です。チヌはエサを流れの中で追うのですが、流れが速く、追えないと思うと、追うのをやめるそうです。そして元の位置に戻るそうです。

　最後に・・・高園さんは鈎に、オキアミカラーの鈎を使用されるそうですが、その時に、鈎のチモト下の部分と先辺りに歯形が付くそうです。この歯形はチヌが噛んで鈎がかりしなかった場合（バラシ）に現れますが、その時のキズで、ある程度の大きさが分かるそうです。

1mmで35ｃｍ、1.5mmで45cm、2mmで50cmオーバーだと判断できるそうで、
バラシた時に、どれくらいのチヌが居たかの判断になるのではないでしょうか？ただ・・・注意点として、キズが付いたままにしておくと分からなくなります。こまめに取り替える必要があります。

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●抽選会

　今回の参加費は1人1,000円でしたが、T-CLUBのスタッフやその他協賛により、数多くの景品を提供いただいておりました。参加された全員に1,000円以上の品が当たる上に、がまかつのロッドケースまでが貰えるかもしれないジャンケン大会が一番最後に行われ、凄い盛り上がりでした。

※抽選会の前に、池永さんと高園さんの講演後に質問をされた方に釣研のウキがプレゼントされました。

　抽選券を池永さんが引いて、それぞれに景品が渡った後は、目玉商品のジャンケン大会を高園さんが担当しました。

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●最後に・・・

　今回で14回になる夏期釣講座でした。池永さん、高園さんの講演はとても素晴らしいものでしたが、T-CLUBの皆さんのそつのない動きで限られた時間の中、講演、抽選会が行われました。このレポートを読まれた方！来年も開催予定のT-CLUB主催「夏期釣講座」に参加されてみては如何でしょうか？

　会場には受講者が目で見て確認できるように、様々な釣りの仕掛け展示までありました。中にはうなぎの仕掛けなども・・・

　今回の取材でご協力いただきました池永さん、高園さん、T-CLUBの皆さん、そして週間つり太郎の北村編集長お世話になりました。m(__)m