麦蔵(むぎくら)
歴史的ロマンが漂う城下町にある、伝統とお洒落が渾然一体となった、こだわりの個性派みやげ物店!
4月も半ばを過ぎ、草木や花々が色とりどりに輝く季節となりました。また月末からは大型連休ということもあり、今からドライブや旅行などの計画で、ついついワクワク気分になってしまいますよね♪
とはいうものの、毎度のことながら、大いに楽しみぬいた最後に、決まって頭を悩ませることになるのが「お土産選び」……。「お土産なんか気持ちなんだからなんでもいいじゃない!」……。もちろんそうなのかもしれません、でも、せっかくですからもらった人が思わず、「うわ〜素敵、嬉しい、ありがとう!」なんて思わずもらしてしまうような、ちょっと気のきいたものを渡したいというのもありませんか?
そこで今回のレポートは、岡城趾をはじめとした歴史的ロマンが漂う城下町と、温泉街で有名な大分県竹田市より、個性的なお土産とお洒落な雑貨のお店「麦蔵(むぎくら)」をご紹介いたします!
店舗は大分県竹田市の数々の観光名所があつまる中心地にあり、大分県の特徴でもある甘口の醤油や、伝統的な技術で作られたお味噌など、厳選されたオリジナル商品をはじめ、昔懐かしいお菓子類やお洒落な雑貨類が数多く取り揃えられています。
中には、店長が展示会現地に足を運んでチョイスしたという、かわいい絵が印象的な『波佐見焼き』や、めずらしい織柄の『今治タオル』といった、竹田市の物産ではない商品もありますが、どれも「岡城城下町」の情緒あふれる風景にマッチしたものばかりが取り揃えられています。
また、お土産だけでなく、その場で楽しめるコーヒーやソフトクリームも人気!特に、大分県特有の「濃口醤油」をつかった、『おしょうゆソフト』は「ご当地スイーツ」として定番となり、観光客だけでなく、地元のファンも多いのだとか!
おみやげに迷っている方、変わり種をお探しの方、そしてソフトクリームファンの方はぜひ参考にしてみてくださいね☆
(レポート:中本望美)
麦蔵(むぎくら)
住所:大分県竹田市大字竹田町440
電話&FAX:0974-63-0020
営業時間:11:00~17:00
定休日:水・木曜日
店舗までの道案内
車で国道502号線を延岡方面から竹田方面に向かい、市内に入るとすぐに「荒城の月(竹田市に縁のある滝廉太郎の代表作)」が流れる「メロディーロード」を走り抜けます。そして、右手に見える大きなモニュメントが目印の「岡城趾入り口」交差点をまっすぐ進みます。
▲目の前の「七万石トンネル」と「岡の里トンネル」の2つを通り抜けます。
▲「運動公園入口」交差点を右折。
▲折山手トンネルを抜けて、歴史資料館をめざすと、駐車場入り口の左手に50メートルほど進むと『麦蔵(むぎくら)』があります。
周辺マップ
店舗周辺のみどころ風景
▲「竹田市歴史資料館」(左) 「西宮社」(右)
▲江戸時代の文人画家である田能村竹田が居住していた「旧竹田荘」への階段(左)
▲明治中期に作られた素堀のトンネルを活かして造られたメロディーが流れる「廉太郎トンネル」(右)
▲お店から見たトンネルへの道(左) トンネルから見たお店への道(右)
その他にも、「市民ギャラリー水琴館」や「武家屋敷」など、見どころがたくさん点在しています。
歴史的ロマンを演出する商品がずらりと並ぶ店舗紹介!
まるで時代劇に出てきそうな古き良き時代の日本風な建物で、「この周辺には、確かに『城下町』が栄えていた……」そう思いを馳せるような、現代とは違う空気感が漂います。
どっしりした木枠の扉の向こう側には、一升瓶や小瓶につめられた大分特有の甘口醤油を始め、様々なテイストの醤油がずらりと並び、パッと見ただけでは「お醤油屋さん」と思われそうなくらい、豊富な種類が整えられています。
▲それぞれを試食して、自分でその味を確かめて購入出来るように準備されています。
天井近くには『麦蔵』の思いが書かれた大きな壁掛けと、そのすぐ下に竹田市の民芸品「姫だるま」(「商売繁盛」「家庭円満」「厄よけ」などにご利益があると言われ、約350年の歴史をもつ)がディスプレイされており、その一角を見るだけで、このお店のこだわりと土地の風情を感じる事が出来ます。
雑貨が大好きだという店長の田北千代香さんが気に入って集めてたという、ご本人の私物や手作りのかわいらしい雑貨達から、田北さんのデザインセンスを伺い知る事ができます。
▲田北さん手作りの千日紅のドライフラワー(左)
創業以来、「麦蔵」がこだわるお醤油・お味噌☆
実は、くじゅう・竹田地方は、「麦味噌」の発祥地とも言われており、その伝統的な醸造技法は千年以上の歴史があります。しかし、時代の流れとともに「醤油」「味噌」の伝統的醸造は、効率化されてしまい、現代ではその本来の味を知る機会が少なくなってしまいました。そんな文化の危機的状況の中で、「麦蔵」では、その伝統的な醸造手法を知る職人さんを大切にし、今でも伝統と味わいを守っています。
店頭では、お土産用に最適な小サイズから、お味噌の計り売りまで、幅広いシーンで味わえるように、サイズもさまざま取り揃え、リーゾナブルに、気軽に購入出来るように工夫されています。きっと、希望にぴったりの大きさ・味わいが見つかりますよ!
スタンダードなお醤油2種
・かけ醤油(濃口) 110ml 367円 1.8リットル 892円
大分特有の甘口醤油。お刺身に掛けたり、豆腐にかけたり、お料理に使ったり、何にでも合う万能醤油。
・麦蔵醤油(五源) 300ml 840円 1.8リットル 1,470円
選び抜かれた素材を使い、昔ながらの製法で仕込まれた伝統の味。無添加で素朴な味わいと香りはこの「五源」ならでは。
みそ3種700g 各630円
・吟醸麦白(左)
くじゅう、竹田地方は「麦味噌発祥の地」と言われており、「はだか麦」を使用して1000年以上の歴史を有する古代より培われた技術で受け継いで醸造されたもの。
・麦味噌(中)/合わせみそ(右)
蔵で天然熟成された「生きている」味噌。深い味わいと豊かな香りで地元の方からも愛されている商品。
▲「計り売り」もあります。(1kg 800円)
▲地元の方々のリピーターも多いそう!
おすすめのおみやげ品をピックアップ
はちみつドリンク(ゆず/かぼす) 各735円
▲お水やお湯、炭酸、焼酎など、何にでもうすめて飲む事が出来ます。牛乳と混ぜると、ヨーグルトのような風味に。麦蔵いちばん人気商品です。(店内では一杯250円で頂けます)
豆菓子6種 各370円 3袋 1,000円
▲パッケージが和柄でオシャレな麦蔵のオリジナル商品。それぞれの味を、そのまま豆にコーティングしたような、素材本来の味がします。(抹茶みるく、黒胡麻とうふ、梅干、きなこ、そら豆粗挽き黒胡麻、海苔わさび)
にんにくみそ 735円
▲いりこと胡麻、にんにくとの相性抜群なおかず味噌。ごはんにつけて、お肉に付けて、野菜のディップとしてなど、いろんな食材に合う万能みそです。
▲和風きゃらめる(黒糖/みそ) 各300円(左) ▲黒五飴・梅しそ飴 各315円(右)
▲柚こしょう(赤/青とうがらし) 各420円
▲ゆず七味 367円
▲田舎のキャベツでつくったドレッシング 525円
堀江陶器の波佐見焼き
インテリア・雑貨プランターとしても有名な堀江陶器のモダン柄ラインと、正統派ライン。
▲マグカップ 1,575円(左) ▲茶碗 945円(右)
▲鉢(大)2,625円 (中)1,260円 (小)735円(左) 豆皿4種 735円(右)
▲皿(インディゴ)6寸1,260円 3寸630円 小鉢1,050円 繊細な色合いと柄が美しい
今治タオル
今治タオルの中では、めずらしいモダンな柄のタオル各種。産地である愛媛県の今治から訪れた方が、「この柄はめずらしい!」といって買っていかれる事もあるのだとか。
▲フェイスタオル 1,050円
▲ハンドタオル 525円
illy(イリー)コーヒー 7種 1,370円
▲全国のカフェ経営者やコーヒーファンから人気の高いイタリアのコーヒー。麦蔵が特約輸入代理店をしているので、一般的には店頭に置かれる事の無い「illy(イリー)コーヒー」も販売可能なのです。竹田城下町の意外性なお土産としてもコーヒー好きの方へいかがでしょうか。店内でもホットコーヒー(250円)が頂けますよ♪ちなみに、カフェなどで取り扱い希望の方には業務用に卸す事ができるとの事。
お土産各種は地方発送可能!
「お土産が足りなかった」や「もういちどあの味を」と思った時には、FAXで地方発送も行っているので、旅行中も帰ったあとも、希望の商品が手にはいるという利点もあります。ちなみに地方発送は下記の「(有)ジェイプランニング」がとりまとめています。
(有)ジェイプランニング
住所:大分県竹田市直入町大字上田北5732
電話番号:0974-78-1500
FAX:0974-78-1501
大人気の「おしょうゆソフト」300円
ご当地スイーツとしても有名なソフトクリーム☆
▲濃厚な牛乳ソフトに「麦蔵」自慢の甘めな濃口醤油(上記記載)をブレンドした、ここでしか味わえない貴重なソフトクリーム!ひとくち食べると、しょうゆの特徴的な香ばしさが口の中にひろがり、クリームのまろやかさと、しょうゆの苦みが絶妙なバランスでマッチ!まるでキャラメルを思わせるような味わいを楽しませてくれます。「香ばしさを損なわず、しょっぱくならないように、醤油とのバランスに苦労しました」と田北さん。他にも、ベースとなっている濃厚な「牛乳ソフトクリーム300円」もあります。
メッセージ〜店長・田北千代香さん
「卸業を創業して約15年になりますが、その過程で自分たちが九州に限らず、本州や四国まで足を運んで、卸先に胸を張って提案出来る商品を選んでいます。その厳選した商品は、私たちがその本人に成り代わって自慢したいものばかりです。そんな商品を、もっとたくさんの人に知ってもらいたいと、平成12年に店舗を構えて約12年になります。ですから、店内は大分県産に限らず、麦蔵オリジナル商品、いろんな地方の面白いもの、めずらしいものを取り揃えています。今では、観光客の方だけでなく、地元竹田の方々も多く利用して頂けるようになりました。また、麦蔵のお醤油やお味噌は、昔ながらの木樽を使って醸造される製法で、この土地に伝わる伝統的な味です。ご自宅用でも、お土産としても、ぜひ一度ご賞味ください」
▲店長の田北千代香さん(右)
取材にご協力いただきありがとうございました。