九州最東端の地『鶴御崎』


投稿:2009.04.05
【佐伯・大野エリア】 【観光スポット】 【ドライブ・散策】

九州最東端・鶴御崎。思いのままに向かい最東端の場所に立つ!

鶴御崎・イメージ

 暖かくなってきて、桜も咲いた。頭はお出かけモードに切り替わり、体がうずく。しかし、どこへ行こう…。花咲き誇るにはまだ早いしな…。そんな事を考えながらインターネットでいろいろと調べていると目に飛び込んできた「九州最東端」の5文字。場所は佐伯市鶴見。「なんと!意外と身近じゃないか!これは行かなければ!というより行きたい!」と思ったが最後。まだ見ぬ最果ての地へのあこがれを胸に抱きつつ翌日には佐伯市へ向かっていた。ただただ目指すは九州最東端・鶴御崎。最東端の場所に立つ!目的はそれだけだ。
……のはずだった……

鶴御崎・さくら鶴御崎・イメージ

 しかし、道中で知るその土地の事や町の歴史。こうしてレポートにしてみれば「紅葉が見たい」と浅い知識のまま向かった耶馬渓紅葉レポートの時のようにロングドライブレポートになってしまった。それでは延岡から鶴御崎へのちょっとマニアック?なドライブレポートをどうぞ。
(レポート:甲斐英利)

佐伯市ホームページ

URL:http://www.city.saiki.oita.jp

 

周辺マップ

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道案内

 延岡から佐伯市へ向かうルートはいくつかありますが、今回は388号線「日豊リアスライン」から佐伯市へ向かいました。道中にはリアス式海岸の複雑の地形を奇麗にトレースしたような場所もあり、のんびり走るにはとても気持ちがいい。狭い場所もあるので運転苦手~~~という人にはちょっとつらいかもしれませんが、交通量は比較的すくないので案外すんなり走れると思います。

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

 国道10号線から無鹿バイパスを通り道の駅北浦へ向かう388号線へ進む。北浦町に入ると「佐伯」の文字が。まずはこの「佐伯」の文字をたよりにすすむ。

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

 北浦町の看板から15分程走ったところからしばらく山道となり道幅が狭くなる。途中、普通車同士では離合が困難の場所もあるのでくれぐれも安全運転で。

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

 20分ほどで再び視界が開け海沿いの道にでる。蒲江の海を眺めながらのドライブだが途中で峡路も。海沿いにでたところから15分程で蒲江湾に到着。直進も、左折も「佐伯」というなんとも悩ましい看板に遭遇するが、なやむついでに「道の駅 かまえ」で休憩。

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

 

道の駅 かまえ

道の駅 かまえ ホームページ http://kamae-bussan.com

鶴御崎・かまえ

鶴御崎・道の駅かまえ鶴御崎・道の駅かまえ

鶴御崎・道の駅かまえ鶴御崎・道の駅かまえ

 売店には新鮮な魚介類が並んでいます。水槽の向こう側はレストラン。水槽をみながら食事もできます。

鶴御崎・道の駅かまえメニュー鶴御崎・道の駅かまえメニュー

 そして見つけた「ブリカツバーガー」蒲江で養殖されたブリを使ったハンバーガーでトマト、レタス、タマネギにタルタルソース。この他にもコロッケならぬ魚を使ったギョロッケなどアイデアメニューがあります。

鶴御崎・ブリカツバーガー鶴御崎・ブリカツバーガー

ブリカツバーガー 380円

鶴御崎・ブリカツバーガー鶴御崎・ブリカツバーガー

 いわゆるフィッシュバーガーですがよく使われるタラではなくブリをつかっているのでひと味違った旨味が詰まったハンバーガーになっています。外サクサクでなかふんわり揚げたてのカツを楽しめます。

 

道案内〜再び佐伯へ向かい出発

 小腹も満たしたところで再び出発。今回は先ほどの看板を直進してすすむルートを選びました。なぜならこちらが388号線だから。それだけです(笑)。しばらく、海沿いを走ると道は畑野浦バイパスとなり、山中を通り一気に佐伯市街の手前まで進む。

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

 ここからは501号線を鶴見方面へ。この崎から鶴御崎の看板も見え始めます。

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

 501号線に入ってから10分ほどで鶴見半島を横断する鶴御崎トンネルに。半島をまたぐだけあって長さは1kmもあり、町村道の中では日本一の長さなのだそうだ。

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

 鶴見半島に入り604号線をすすむ。ここから海が右手から左手に見えるようになる。しかもトンネルの中以外は常に海が見えている状態でとっても気持ちがいい。

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

 途中にあるトンネルが狭く、対向車がバスだったら完全に離合は無理っぽい。バスでなくとも対向車の有無を必ず確認して進む方がよさそうだ。

鶴御崎・道案内鶴御崎・道案内

鶴御崎・道案内

鶴御崎・滝見台鶴御崎・滝見台

 道中にあった「滝見台」………滝?木が生い茂ったのか滝が見えないが、よく見ると奥に流れる水が……

鶴御崎・道案内

 小休止の後さらに進むと左手に「丹賀砲台園地」という看板を発見。先を急ぎたいところだがちょっと気になり寄り道をする。

 

丹賀砲台園地

入場料:大人200円
営業時間:午前9時30分から午後4時30分

 ここは、太平洋戦争当時、豊後水道守りの要所として部隊が駐在していた場所。九州側、四国側両方に何カ所もの砲台があり、この辺り一帯が豊後水道を守る大きな要塞として機能していたそうだ。

鶴御崎・イメージ鶴御崎・丹賀砲台園地

 入り口で入場料を払って車を止めると、管理人のおじさんが案内してくれた。砲台はこの丘の上にありそこまでは電動リフトに乗って斜坑を上るのだが、当時はここからベルトコンベアで砲弾を上の砲台まで運んでいたそうだ。砲弾は約80キロ。そりゃ人力じゃ辛い。

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

 導かれるがままに斜坑に入りパンフレットをもらいすこし施設の説明を聞く。そしていよいよ斜坑を登る。「リフトの一番手前に乗ってね~」と管理人のおじさん。後はお任せすればいいのかと思っていると、「そこにボタンがあるから押せばのぼるよ~おりる時は”下る”のボタンおしてね。」

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

ん?一人で?自分で?

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

 おじさん一向に来る気配ないのでここからは一人なんだろう。「上る」のボタンを押とガタンとリフトが動き始めた。改めて下をみるとおじさんの姿すでに無し。そして急!なんとこの斜坑の角度は45度。一人の取材にはなれているが、この角度と金属のリフト、すぐ頭上にある天井にすこしビビる。ビビりながらも写真を撮っているうちに終点に到着。下を見ても入り口は見えないそれだけ急ってことだ…。

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

 リフトで上りきった場所はまだ丘の上ではなかった。まるで地下要塞だ。迷路のように、動力室や計器室などがあり、通路や部屋の壁には資料や写真などのパネル展示があり当時の様子をうかがえる。

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

 先人たちの血と汗と努力の結晶に感嘆しながら要塞のなかを歩き回る。しかし、やはり一人では心細い。そして…頂上へむかう螺旋階段のまわりの回廊で聞こえる足音。「なんだ先客がいたのか…」……しかしその後足音は聞こえない。自分の足音が回廊を回って聞こえていただけだった。

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

 当時砲台が設置されていたという場所には頂上に出るための螺旋階段が設置されている。これをのぼって頂上へさらに外に出ると、すばらしい景色が待っていた。目の前は大島、元ノ間海峡と案内板にある。ここから狙われたら敵艦隊はたまらないだろう、おそらく戦艦砲台の射角ではこの場所は狙えない。

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

 地下、地上と砲台跡を見て回り、再びあのリフトで下に戻る。園内の奥も見てみると忠魂の碑と漁の網に掛かり海から引き上げられたプロペラがあった。「忠魂の碑」は初期の砲台が試射中に爆発した時の隊員のためのものだ。16人もの名が刻まれていた。

鶴御崎・丹賀砲台園地鶴御崎・丹賀砲台園地

 さらに奥には当時の裏門(写真右)があり、女郎崎展望台への遊歩道が続く。

鶴御崎・女郎崎展望台鶴御崎・女郎崎展望台

鶴御崎・女郎崎展望台鶴御崎・女郎崎展望台

 女郎崎展望台にも引かれるが、目的地の最東端が待っているので今回はパスし、移動再開。坂をすこし上ったところに鶴御崎の案内板を発見。いよいよ最東端が近いのかも

 

元の間海峡

鶴御崎・元の間海峡鶴御崎・元の間海峡

 いよいよ最東端が近いのかもとおもったら、この看板の場所も観光スポットでした。先ほどの丹賀砲台園地からも見えた「元の間海峡」が見える展望台で正面には「壇の窓」と呼ばれる洞穴がみえる。この海峡は常に潮の流れが早く白波がたっています。大潮のときには潮の高低差が2mにもなるそうです。

鶴御崎・元の間海峡鶴御崎・元の間海峡

 

ミュージアムパーク鶴御崎

「元の間海峡」から5分程で突然現れた門。ここからは「ミュージアムパーク鶴御崎」の園内になるようだ。最東端へはこの園内に入るしかなさそう。しかし、なんだか様子がおかしい。門の柱には入園無料とある。「無料」はうれしいところだが、人の気配もしない。だが立ち入り禁止な訳ではないので遠慮せずに先へ進みます。無料とくれば平日とはいえ他にも最東端を求めてこの地へ訪れている人もいるはずだし。

鶴御崎・ミュージアムパーク鶴御崎道案内鶴御崎・ミュージアムパーク鶴御崎道案内

 しかし、駐車場は完全貸し切りだった(笑)よく考えれば、観光シーズンにはちょっと早いし、平日だし、当然と言えば当然かもしれない…。

鶴御崎・ミュージアムパーク鶴御崎鶴御崎・ミュージアムパーク鶴御崎

「軽食・喫茶 遊海人」もオープンはしていない。自販機は・・・×。
飲み物は持参がおすすめということです。

鶴御崎・ミュージアムパーク鶴御崎鶴御崎・ミュージアムパーク鶴御崎

 鶴御崎は鳥羽一郎の歌う名曲「男の港」の舞台となった場所。ここに楽譜と歌詞のオブジェがあるが、鳥羽一郎どころか人がいない。遊海人の裏には眺めのいい広場があり、お弁当でもたべて、遊び回ればきっと気持ちがいいはず。

鶴御崎・ミュージアムパーク鶴御崎鶴御崎・ミュージアムパーク鶴御崎

▲右手を見ると世界のつばき園。が、しかし閉園中だった。

鶴御崎・ミュージアムパーク鶴御崎鶴御崎・ミュージアムパーク鶴御崎

▲遊海人の裏手。

鶴御崎・展望ブリッジ鶴御崎・展望ブリッジ

 道路を挟んだ向かいには展望ブリッジの登り口とある。登り口とあれば登るのが筋だ。と、目に入ったのが上の看板。展望ブリッジまでの年代別参考到達時間。30代は6~7分とあるが、登山もこなすパワナビ編集部員としては年齢相応のタイムで許される訳がない。携帯の時間を見てスタートだ。目指すはもちろん10代だ。

鶴御崎・展望ブリッジ鶴御崎・展望ブリッジ

鶴御崎・展望ブリッジ鶴御崎・展望ブリッジ

鶴御崎・展望ブリッジ鶴御崎・展望ブリッジ

鶴御崎・展望ブリッジ鶴御崎・展望ブリッジ

 辛さは山登り程ではないが、前半のオーバーペースが仇となり意外と乳酸に悩まされるもなんとか頂上らしき地点が見えてきた。気になるタイムは……

鶴御崎・展望ブリッジ鶴御崎・展望ブリッジ

「5分」……。
 なんとも中途半端だ。10代でもあるし20代でもある。5分になったばかりか、6分になる寸前か気になるところではあるがそれを知るすべはない。あっタイマー機能使えばよかったのか…

鶴御崎・展望ブリッジ鶴御崎・展望ブリッジ

 展望ブリッジを見渡すとここにも要塞の名残がある。しかし砲台跡の案内はなかったので監視などをしていた場所かもしれない。

鶴御崎・展望ブリッジ鶴御崎・展望ブリッジ

 ぐるっと回ってみると裏手に出て、中にはいれそうなのでもちろん入る。

鶴御崎・展望ブリッジ

「隊長!現在、海状に異常ありません。 ピシッ! /(ー_ー)」

鶴御崎・展望ブリッジ鶴御崎・展望ブリッジ

鶴御崎・展望ブリッジ鶴御崎・展望ブリッジ

 ブリッジに部分にのぼってみるとまさに360度パノラマ。天候がいまいちで四国を見渡すことは出来ませんでしたが、とても素晴らしい眺め。そして、あることに気づく。
「あの灯台が最東端の場所じゃないか?」

鶴御崎・展望ブリッジ

 ということで早々と展望ブリッジを後にして駐車場に戻る。

鶴御崎・展望ブリッジ鶴御崎・展望ブリッジ

鶴御崎・展望ブリッジ鶴御崎・展望ブリッジ

鶴御崎・展望ブリッジ

▲時間短縮のため登りではスルーした防空壕跡。

 

鶴御崎園地/鶴御埼灯台

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・駐車場

 園内を先に進むと再び駐車場が見えてきた。そして、ご察しの通り駐車場は貸し切りです。

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・園地/灯台

 車をおり、先へすすむと砲台跡の案内があったが、立ち入り禁止になっていた。

鶴御崎・園地/灯台

 ………………。

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・園地/灯台

▲案内板に最東端の文字!

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・園地/灯台

鶴御崎・園地/灯台

 坂を登りきると鶴御埼灯台。その脇に「九州最東端へ140M」の案内を発見。ついに来た。あと140mで九州でもっとも東に立つ男になるのだ。ここまで来たら焦る事もない。先に灯台周辺を散策だ。

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・園地/灯台

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・園地/灯台

 この場所も戦争当時の要塞跡で灯台の下は半地下状で中に入れるようになっている。もちろん中に入る。そして、もちろん誰もいない。ここまで来たら逆に人がいる方がびっくりするかもしれない。

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・園地/灯台

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・園地/灯台

鶴御崎・園地/灯台

▲灯台だけは鶴御「崎」ではなく鶴御「埼」みたい。ちなみに半島は鶴見。

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・園地/灯台

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・園地/灯台

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・園地/灯台

▲灯台の裏側から東端展望台へ。

鶴御崎・園地/灯台

 東端展望台だけあって素晴らしい景色。先ほどの展望ブリッジの方が360度見渡せる分凄く感じるがが、こちらは海に近い分迫力があってなんともダイナミックだ。

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・園地/灯台

 今年2009年に設置されたばかりらしい「幸せの鐘」。案内板が鐘を先にならす前提のような文章なのは突っ込むべきでは無いのかもしれないと思いつつも幸せを願いカンカンカン♪。ちなみにここから海面までは170mほど、漁船が豆粒に見える。

鶴御崎・園地/灯台

▲最終目的地への道も見える。

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・園地/灯台

 この展望台から降りる通路もあるようだが折角なのでもどって残り140mから最東端を目指す。

 

九州最東端の地

鶴御崎・園地/灯台

▲改めて看板を確認し先へ進む。

鶴御崎・園地/灯台鶴御崎・九州最東端

整備されながらも昔の面影を残す要塞跡。蔦が雰囲気をいっそう高めている。

鶴御崎・九州最東端周辺鶴御崎・九州最東端周辺

鶴御崎・九州最東端周辺鶴御崎・九州最東端周辺

 先ほど上から見たポイントだ。足下に気をつけてという案内が傾いているので余計に注意が必要だと思わされるが焦らず下っていけば大丈夫です。

 そして歩く事130m。なにか柱らしき物が見えてきた。

鶴御崎・九州最東端鶴御崎・九州最東端

 

 どどーーーん!

 ついに来た!九州最東端だ!柱の上の鳥(オブジェ)もとても歓迎しているように見えた。このレポートを見てる方にもきっと羽をばたつかせているように見えるはずだ。

鶴御崎・九州最東端石柱

 長かった!この場所に来る事を決めてから、この場所に辿り着くまで。なにが長いってレポートだ。(笑)そして、この感動が伝わっているかが心配だ!

鶴御崎・九州最東端

鶴御崎・九州最東端

 

  これが九州最東端の地からの眺め!

 ……はっきり言って眺めに限って言えば上の展望台の方がすごいがそんな事は関係ない。最東端に居るという事実が大事なのだ!今、だれよりも東に立っているのだから!

鶴御崎・九州最東端鶴御崎・九州最東端

 目的を達成しホッとした。のと同時に、写真からは感じられないと思いますが実はかなりの強風で急に孤独感が襲ってきた…。そういえば今日人に接したのは、道の駅の売店のお姉さんと、丹賀砲台園地の管理人のおじさんだけだ。こんな事はめったにないのだ。

 西日が眩しい。帰ろう。

 

安全運転で帰路へ・・・

鶴御崎・イメージ鶴御崎・イメージ

 丹賀砲台園地あたりまで戻って来たところで先ほど最東端で歓迎してくれたにいた鳥(のはず)が待っていてくれた。「気をつけて帰れよ」と言うようにこちらを見て飛び去っていた。

 飛ぶ鳥は糞で跡を濁していた。

別ルートで帰る・・・

本当はここでレポートを終えるつもりでしたが、ついつい帰路を変更してしまいましたのもうすこしおつきあいください。

鶴御崎・九州最東端帰路鶴御崎・九州最東端帰路

 途中から山中に入り、「鶴見スカイライン」を通って半島の付け根まで戻る事に。

鶴御崎・九州最東端帰路鶴御崎・シシ垣

▲知らない道でも通ってみる物だ。「シシ垣」という先人たちの知恵に触れた。

鶴御崎・シシ垣鶴御崎・シシ垣

鶴御崎・帰路鶴御崎・スカイライン帰路

 スカイラインというだけあって道中豊後水道が見えるスポットが点在している。

鶴御崎・九州最東端帰路鶴御崎・九州最東端

鶴御崎・九州最東端帰路鶴御崎・九州最東端帰路

 スカイラインが終点を迎えると鶴御崎トンネルから出て来た付近に出る。帰りは佐伯市街を通って国道10号線を通るルートで帰るのだ。

鶴御崎・九州最東端鶴御崎・九州最東端帰路

鶴御崎・九州最東端帰路鶴御崎・九州最東端帰路

 が、しかしこれが選択ミス。帰宅時間に当たり、佐伯市街地は渋滞だ。さっきまであんなに一人だったのに。しかも逆光で看板すら写っていない。

鶴御崎・九州最東端帰路鶴御崎・九州最東端帰路

 渋滞も抜けて国道10号線へ。あとはひたすら南下。無事延岡へ帰着しました。

鶴御崎・九州最東端延岡到着

 九州最東端という言葉に惹かれ半ば思いつきのドライブレポートだったが、最東端だけでなくいろんなスポットで楽しむ事が出来ました。みなさんも一度は最果ての地「九州最東端」へ言ってみてはいかがですが?くれぐれも誰かと一緒に……。

 


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