雑貨&カフェ『民』(みん)
築130年の古民家を改装した二階建ての店内にならぶ『天然素材』と『手作り』をコンセプトにした雑貨や衣類の数々。レトロチックな空間で楽しむランチ&カフェでゆったり・まったり!
今回のレポートは、国の『重要伝統的建造物群保存地区』に指定されている、江戸時代から昭和初期に掛けて繁栄した、当時の風情が今尚残る町「美々津」より、築130年の古民家を改装したレトロチックな空間が印象的な店舗『雑貨&カフェ民(みん)』をご紹介します。
店内には、『和』や『アジアン』を中心とした雑貨や衣類がずらりとならび、美々津の街並みを一望できる2階のカフェスペースでは、ランチやカフェメニューを楽むことができます。
『全て手作り、長く愛用できるもの、地球環境にやさしく“土に還る天然素材”、先人の知恵が織り込まれたもの、様々な民族の歴史や文化の香りがするもの』というコンセプトを元に、様々なアーティストや作家が手作りした温かみのある作品をはじめ、陶器やガーゼなどの和雑貨、そして洋服・シューズ・アクセサリー・帽子など、ファッションアイテムも数多くとりそろえられています。
そこで、今回のレポートでは、「民」スタッフによるおすすめのアイテムに加え、パワナビが選んだセレクトアイテム、さらに美々津の風景に溶け込めるカフェメニュー、そして最後に、来年10周年を迎えるオーナーの植田直美さん(上画像右)に、今後の目標などのお話しを伺いましたので、どうぞ最後までごらんください♪
(レポート:中本望美)
雑貨&カフェ 民(みん)
住所:宮崎県日向市美々津町3414
電話&FAX:0982-58-0425
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日(祝日営業)
URL:http://min.her.jp
雑貨&ギャラリー 民(みん)大分・昭和店
住所:大分県大分市中島中央1丁目2-26
電話&FAX:097-532-7521
営業時間:11:00~18:00
定休日:木曜日
※関連レポート↓
竹下洋子の編みの服・ファッションショー(動画)
道案内
▲国道10号線を日向市中心部から宮崎市方面へ南下し、左手に港が見える大きな橋「美々津大橋」を渡ってすぐにある「美々津交差点」(左画像)を、港側に左折、そして最初の交差点を左折(右画像)します。
▲そこから約50メートルほど進むと左手に『民』の看板(右画像)があります。
周辺マップ
店舗周辺〜美々津町
美々津町は、江戸時代、地域の産物である木材や炭を大阪方面へ送り出す船や商人で大いに賑わい、回船問屋や商家が数多く軒を連ねた事から『美々津千軒』と呼ばれるほど華やかに繁栄していたそうです。
現在は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、県内外から多くの観光客が足を運ぶようになり、江戸、明治、大正、昭和初期に栄えた商家や建物が当時の面影を残したまま丁寧に手入れされて軒を連ね、町並みを歩くだけで、まるでその時代にタイムスリップしたかの様な風情がただよっています。
▲「日本海軍発祥之地」碑(左)
美々津は神武天皇の「御東征」の出発地としても知られています。『日本海軍は、天皇の統治による海軍でした。このことから国が、神武天皇親率の水軍が初めて編成され、進発した美々津の地を「日本海軍発祥之地」と定め、紀元二千六百年記念事業の一環として建立されました』
〜現地案内板より抜粋〜
店舗紹介
〜店舗1階スペース〜
のれんをくぐり店内に入ると、当時は「土間」であっただろう場所にテーブルと椅子のセットが置かれたカフェスペースになっています。
昭和初期の風情を残した畳の間には、その雰囲気にマッチした和雑貨やアジアン雑貨、洋服や靴やバッグ等々、手触り・質感・用途が様々でいろいろな表情をもつアイテムが、部屋の隅や天井近くまで、ありとあらゆる場所にディスプレイされています。
スプーンやハンカチ、カップやコサージュなどの小物雑貨はもちろん、洋服・バッグなどの大きなファッション雑貨が多数そろえられていますが、それぞれひとつひとつに遊び心たっぷりの仕掛けがあったり、少しずつ色や形に変化があったりするので、見ているうちに、まるで宝探しのように夢中になってしまいます。
ショップにディスプレイされたレトロでめずらしいインテリアにもぜひ注目して下さい!
〜店舗2階スペース〜
2階へあがるには1階の和室奥にある階段を利用します。広々とした2階スペースには座卓が置かれカフェやランチが楽しめるようになっています。
また、カフェスペースのすぐそばには、このあとご紹介する「おすすめアイテム」のコーナーで、『工房 銀の波』、『白水工房』、『の々花』などの陶器や食器、テーブルウエアなど、1階に陳列された商品とはタイプの異なるアイテムが豊富に揃えられ、雑貨店というより、作家達の作品を展示した『ギャラリー』といった印象を受けます。
こちらは、古民家の『屋根裏』とも言える場所ですが、天井に這う太くて迫力のある『梁』が店舗の雰囲気を、古くから代々引き継がれてきた商家のように演出していました。
民(みん)おすすめアイテム紹介〜ファッション
今の季節にぴったりの「優れものアイテム」をご紹介いただきました!
シューズエグチ
健康と美をコンセプトに、はき心地のよさと歩きやすさ、そして高いデザイン性を追求してつくられる『シューズエグチ』の新商品。長時間履いていても疲れにくく、歩きながら自然に踵からきちんと地面に足をつき、つま先から離れるように靴底に独自の技術が施され、自ずと姿勢を矯正してくれる優れものです。また天然皮革でできているので丈夫で長持ちし、使い続ける事で自分の足の形にフィットし、ますますはき心地が良くなります。
▲ブーツ 14,490円(シューズエグチ)
▲花柄模様ブーツ 17,640円(シューズエグチ)(右)
簡単に履けるように、ファスナーだけでなくマジックテープが使われるなどの工夫があるので、靴を履く時の負担が少なく、足が不自由な人や足腰が弱い人にももおすすめです!
▲パンプス 14,490円(シューズエグチ)
足の甲を幅広くした「3E」サイズで機能性を損なわずかわいらしいデザインに仕上げたパンプス。幅広サイズでこのようにデザイン性の高いパンプスは一般的にめずらしく、靴選びに困っている足の大きめな女性にはかなりうれしい!
▲ハンチング 4,095円(K2カンパニー)
手触りや着け心地の良さを大切にした素材選びから機能的なデザインまで妥協せずに仕上げ、安心してお買い物できるように価格も最小限で設定されています。普段着用している洋服に合わせても、和柄の洋服と合わせても相性ぴったりですよ!
「民」スタッフおすすめコーディネート☆
日本古来の家紋やシンボルマークと、枝や葉っぱなどの自然とを融合させたデザインなど、『和』を意識しながら着回しに便利なデザインが特徴的で人気の高いブランド『衣kinu』。今回は、丈夫な生地で長めに作られたオールシーズン重宝できるジャケットをおすすめいただきました。
合わせたパンツは、ゆったりした形で動きやすさを重視しながら、シルエットの美しさをしっかりとデザインしつつ、さらに足首にゴムが施されて外からの空気が入りにくいので保温性に優れています。
また、しなやかな天然皮革を惜しみなく使い、やわらかな履き心地と保温性に優れたブーツは、モダンなレースアップスタイルがひときわ目を引きそうです!
・ハット 3,465円(K2カンパニー)
・黒ジャケット 9,240円(衣kinu)
・ネックレス 3,675円( 〃 )
・パンツ 8,190円(東京かんかん)
・タートルインナー 7,245円(ジョワイユ)
・ブーツ 17,640円(シューズエグチ)
フェルトのようなめずらしい厚みのある生地で、タイトな作りから裾にかけてAラインに広がるチュニック。変形デザインがほどこされて動くたびに違う表情を見せるので、着ているだけでとても楽しくなります。中にシャツを合わせてハットと組み合わせるとシックな仕上がりになりそう。強めのカラーのアクセサリーでワンポイントを目立たせるテクニックは簡単にオシャレ上級者に変身できますよ♪
・ハット 3,465円(K2カンパニー)
・チュニック 9,975円(Main Kain)
・珊瑚チョーカー 2,415円
民(みん)おすすめアイテム紹介〜陶器
『雑貨&カフェ民』で月代わりに行っている陶器や手作り服などのギャラリー展示でも、人気の高い陶器作家さんの作品をご紹介!
工房 銀の波
陶器にステンドグラスをはめ込んだ“陶ガラスシリーズ”や陶人形などの小物インテリア作品も多く手がけています。
▲お茶香炉 7,800円(左) まねきねこ 5,250円(右)
▲お皿 900円(左) マグカップ 2,100円(右)
※「月替わり民ギャラリー」
平成24年10月1日(月)〜10月15日(月)期間中、銀の波作品展〜記憶のかけら〜開催
白水工房 陶器作家 滝本徳郎
地球が育んだ大自然の『土』が生命のサイクルの中心であるという強さを感じさせる様な、ひとつひとつに存在感のある作品。
▲カップ 3,000円
▲おわん 3,000円(左) お湯のみ 2,000円(右)
の々花 田畑多津子
女性の優しさや柔らかさが表現された様な、淡い色合いがかわいらしい作品が印象的です。
▲お茶碗 1,200円(左) カップ&ソーサー 1,200円(右)
▲蓋付き 2,000円(左) ミルク&シロップ入れ 800円(右)
パワナビセレクト〜おすすめアイテム〜
1階、2階ともに隅々まで雑貨が展示・販売されている中で、特に気になったものや機能的なもの、面白みのあるモノをセレクト!お買い物の参考にされてみてください☆
▲アジアンカゴバッグ 9,975円(Panier)
網目の細やかさも大きな魅力ですが、目隠しの中包みにアジアン柄の布が使われているという、『密かなオシャレ』が持ち主の心をくすぐります。
▲ボストンがま口バック(カランコロン京都)
大 8,400円 中 5,460円 小 2,100円
がま口と水玉模様でレトロ感たっぷり。和柄服だけでなく、ワンピースやブーツスタイルと合わせて技ありファッションで!
▲トラベルルームシューズ 5,040円
ナイロン製に和柄布で縁取りされた丈夫なケース付きで汚れや臭いを気にせず持ち運びできそう!スリッパ必須の参観日にもおすすめです♪
▲和がら下駄 2,100円
踵を少しだけ高くして女性らしいフォルムをデザインしながら、うしろにはゴム製の滑り止めが付いているので、おしゃれを演出しながら安心して歩く事が出来る機能的な下駄。柄も色も豊富にそろっていますよ!
▲枡入りハンカチタオル 1,000円
ハンカチを取り出した後は、『枡』として使用出来るアイデア雑貨。お酒が好きなお父さんや男性へのプレゼントに喜ばれそう☆夫婦やカップルへのお祝いにもピッタリです!
▲まき帯 3,600円
テーブルを彩るランナーとしてもおすすめの巻き帯。形が自由に変えられるので、インテリアに巻き付けて装飾したり、バッグのようにしたり、使い方いろいろです。
民(みん)おすすめカフェメニュー☆
雑貨をたっぷりごらんいただいたところで、人気のカフェメニューをご紹介☆古き良き時代の風を感じながら過ごすカフェタイムは、日常生活では感じられないほどゆったりしたひとときを体感出来ますよ。
白玉抹茶ぜんざい 600円
温かな渋めの抹茶にお団子を浮かべて、あずきと栗をトッピングした民オリジナルの和風スイーツ。抹茶、あずき、お団子、栗などの和菓子が大好きな人には全てが盛り込まれた贅沢な一品。女性に人気のメニューです。
白玉だんごセット 600円
きな粉がトッピングされたお団子に、あずきを添えて抹茶をセット。抹茶の渋さとあずきの甘さのコントラストと、おだんごのもっちりとした食感のコラボレーションが気分を和ませてくれます。最近では若いカップルからも好まれているのだとか。
その他のカフェメニュー ☆
・ブレンドコーヒー 350円
・オーガニックコーヒー 450円
・カフェオレ 450円
・野だてコーヒー 500円
・和紅茶 350円
・チャイ 500円
・抹茶(霧島産) 300円
・ハーブティ(美々津産)400円
・ジンジャーエール 450円
※他にもドリンクメニューだけでなく、お店で使用する抹茶やコーヒーなどの販売もあります。
その他のランチメニュー☆
▲ブリトー(スープ付き) 800円
トルティーヤ(小麦粉の皮)の中に、ご飯、黒豆、レタス、アボカド、チーズを入れてサルサソースで仕上げた、見た目以上にボリュームのあるひと皿。
飲み物付き 1,000円 デザートセット 1,100円
▲和風パスタ(サラダ付き) 750円
しめじや野沢菜、美々津のちりめんが入ったオリジナル和風パスタ。山と海の幸が合わせられ、美々津の風景が演出されています。
飲み物付き 950円 デザートセット 1,050円
▲手作りチキンカレー(サラダ付き) 800円
スパイスをブレンドしてルーから100%手作りした本格カレー。インド風でスパイシーながらうま味がしっかりと残るのでやみつきになりそうですよ。
飲み物付き 1,000円 デザートセット 1,100円
ぱたんこ屋 手織と手染めの世界展(月替わり民ギャラリー)
平成24年9月1日(土)〜9月30日(日)開催(取材時:9月末)
手織り工房ぱたんこ屋・高木康子
住所:大分県竹田市大字次倉2578
電話&FAX:0974-67-2900
URL:http://www.patancoya.com/
現代ではめずらしい機織り機械をつかって手作りされた糸のぬくもりを直に感じられる作品。トップスやチュニックなどの洋服やバッグ、帽子など作品は大小さまざまでデザインも同じものが作られません。糸が織り成す魅力に根強いファンも多い『ぱたんこ屋』では、機織り教室も開催中。興味の有る方は、お問い合わせくださいね!それでは、おすすめピックアップ作品をご紹介します。
1本1本丁寧に糸が紡がれた厚みのあるチュニック。同素材でできたネックレスとあわせて、手織りの温かみを体全体にまとってみては!
・チュニック 18,900円
・ネックレス 1,890円
さらりとした素材で着心地が軽いチュニックに、やさしい手ざわりのバッグをコーディネート。手織りのはぎれがポイントです!
・チュニック 10,500円
・バッグ 3,990円
月替わり民ギャラリースケジュール
平成24年10月1日(月)〜10月15日(月)
工房 銀の波展〜記憶のかけら〜
平成24年10月後半
m craftの作品展「まいにちのうつわ」
平成24年11月前半
アルパカニット草木染展
平成24年11月後半
キリムと絨毯展
その他の民ギャラリー
毎年民で恒例となっている、福岡県在住作家「一本」氏の布を使用して作られた作品展を開催。愛らしい色や柄ものを始め、どんなに小さな切れ端でもその姿を活かして可愛らしく個性的な作品に仕上げられています。
平成24年10月5日(金)〜10月17日(水)
一本〜布の贈り物〜
平成24年10月5日(金)〜10月31日(水)
はぎれ・リサイクル手芸品店展 同時開催
町家塾(創作体験教室) を開催
※前日までの予約が必要です。詳しい日程や時間についてはお問い合わせ下さい。
雑貨&カフェ 民(みん)
住所:宮崎県日向市美々津町3414
電話&FAX:0982-58-0425
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日(祝日営業)
URL:http://min.her.jp
ガラスフュージング体験(毎月土曜日開催)
ガラスの欠片をベースガラスの上にデザインして固定し、700度以上の高熱でフュージング(融合)させます。パーツをつければ、ピヤスやペンダントトップなどのアクセサリーにアレンジ可能。世界に1つだけのオリジナルアイテムができます。
料金:2個(好きなサイズ)2,000円 3個目から500で追加可能
体験2回目以上の方は、1個サービス
ガーゼ服制作(毎月開催)
受講料:3,000円(材料費別途)
指導:阿万リヨ子先生
陶芸教室(毎月第4木金開催)
受講料:2,000円
民(みん)営業時間中に手びねりで自由に作陶します。
カラー講座アラカルト(毎月開催)
受講料:2,500円
刺し子教室(毎月最終月曜開催)
民オーナー 植田直美さん
▲雑貨&カフェ民・オーナー 植田直美さん(右)
『旅行で訪れた美々津の町並みに魅了され民をオープン!10年周年を迎えるにあたり、人と人とがつながり、輪が広がって行く場所として、そして自信を持って進められる作家さんの作品や情報を発信できる場所としてさらに進化したい』
Q:オープンはいつですか?
「平成15年の8月です。来年10周年を迎えます」
Q:それまでは何を?
「県立高校の教員でした。転勤もありましたので、ここにくる前は小林市に住んでいました」
Q:県立高校の教諭をやめて、雑貨店を開こうと思ったきっかけは?
「もともと旅行が好きで、とくにアジアを中心に海外へ行く事も多かったのですが、興味のあったアジアの文化や雑貨に触れるたびに、ショップを開いてみたいという思いが強くなり、30歳を機に思い切って退職し、お店をオープンする準備を始めました。いろいろな場所を探したのですが、この歴史ある古い景観が損なわれずに、まるでタイムスリップしたかの様な趣のある美々津の雰囲気が、私のひらめきと希望に合致したので、ここに決めました。」
Q:地域の方々の反応はどうでしたか?
「はじめは、築120年以上の古民家を改築してお店を開こうとする意図が理解されず、不思議がられていましたね。今と比べて当時は古民家を改装したお店が少なかったので、イメージされにくかったと思います。でも、10年経った今は、ずっとそこに住んでいた地元の人のように溶け込んで仲良くさせて頂いています」
Q:それまでまったくショップ運営の経験も無く、物流の仕組みやアーティストも全く知らない状態で不安は無かったですか?
「不安はもちろんありましたが、手をこまねいて立ち往生してしまい、時間だけを費やすのはもったいなかったので、とにかく自分の足で歩いて作家さんを尋ねて交渉したり、展示会があると聞けば必ず自分の目で確かめに行きました。本当に手探りの状態でしたが、おかげで『自分が何をしたいのか』『どんなショップにしたいのか』という自分自身を見つめ直しながらコンセプトの整理ができました。そして少しずつ私の思いが理解されるようになり、徐々に縁がつながって新しい出会いとなり、それに伴って扱う商品も増えてくるようになりました。」
Q:ランチやカフェメニューもありますが、当時からこのように充実したお店展開をされていたのですか?
「いえいえ、ランチやカフェメニューはありましたが、最初は1階だけを改装して運営し、2階は私の住宅だったんです。その後、徐々に扱わせて頂く商品が増えて来たので、2階を改装し現在のような形ができました。」
Q:ちなみにご自身が商品をセレクトする時のコンセプトは何ですか?
「美々津の景観とマッチし、古民家の雰囲気に沿った雑貨が多いのですが、基本的に私の感性に響く様な『長く使えるもの・手作りで温かみのあるもの・リーズナブルで気楽にお買い物が楽しめるもの』です。どんなに質がよくておしゃれでも、自分のお財布が開けない様な金額だったら、安心してお店にも入れないですから」
Q:どのような方がお買い物に来られますか?
「長年足を運んで下さる常連さんは女性の方が多いですね。しかし、美々津は観光地なので、小さい子どもさんからお年の方まで、幅広い年齢層の方にお越し頂いています。近年は若いカップルやご夫婦で来られる方が増えています。」
Q:二号店である大分店をオープンされていますが、それはいつですか?また、それはなぜオープンしようと思われたのですか?
「大分県の昭和店をオープンしたのは2006年です。ここ美々津店に来られるお客様は、常連さんを含めて県内の方がほとんどなので、私が自信をもってお勧めしたい作家さんの作品や雑貨を、もっと多くの方に知ってもらいたいと思ったからです」
Q:今後の展開のビジョンがありましたら、教えて下さい。
「そうですね……。来年は10周年なので、オリジナル商品を増やしていきたいですね。またショップというのは、店舗としての基本的な形はありますが、中身に関しては形が無い様なものなので、何でも挑戦できると思っています。例えば、月代わりで開催しているギャラリーや、町家塾という体験教室などもそうですが、このスペースを使っていろいろな事にチャレンジ出来ます。これからも閃いた事を形にできるように、常にお客様の期待をうらぎらないような『おもしろさ』を考えながら少しずつ変化させていきたいですね!」
Q:お忙しい中、ありがとうございました。