cafe+antiques KOKOPELLI(ココペリ)
古き良きものを大切にした暮らしの空間で、オーナー自らが農作業をし育てたオーガニック麦や米を用い、体に安全で良質な食を提案する、アンティーク古民家カフェ『cafe+antiques KOKOPELLI』
熊本市中心部にある熊本城から車で約20分ほど、西にある金峰山方面に進み、加藤清正像が建てられた”本妙寺公園”や、宮本武蔵の五輪の書で知られる”霊巌洞”(レポートの最後に詳しく紹介しています)の近くに位置する、アンティークを活かした古民家カフェ『cafe+antiques KOKOPELLI(ココペリ)』。
「心に優しい空間」をテーマに、古き良きものや体に優しい食を大切にし、自身の暮らしで実践するだけでなく、カフェを通じてそうした日々のあり方そのものを提案しているのが特徴です。
「自分のための時間を、ゆっくりと過ごせるカフェを創りたい」との想いから、オーナーである橋本聖実さんが、1999年に熊本市内中心部で、焼き菓子やケーキ・ドリンクのカフェメニューのみでスタートしたのがきっかけ。その後、農業に取り組みながら「自然と調和した暮らし」を求めて2013年に現在の店舗へ移転されたそうです。築140年ほどになる古民家を、ご主人と共に2年以上かけてコツコツとリノベーションしたという、重厚感あふれる柱や梁が印象的な店内には、ヨーロッパで集めたアンティークや、イギリスで買い付けた家具が配置され、落ち着きのある空間を演出しています。
また、カフェメニューには、橋本オーナー自身が手がける「ココペリファーム」で育てたオーガニックのお米や麦を主食に、自家製野菜をふんだんに使用した身体に優しく安全なランチ、新鮮な地どれの果物や厳選した素材が詰まった焼き菓子が提供され、大自然の澄んだ空気と歴史が織り成す独創的な空間につつまれながら、心も身体をのんびりと癒やすことができます。さらに、ディスプレイされたアンティーク雑貨やショーケースのビンテージ雑貨は販売もされており、ショッピングに限らず、見ているだけでも楽しめるのが魅力的です。
(レポート:中本望美)
cafe antiques KOKOPELLI(ココペリ)
住所:熊本県熊本市西区松尾町平山592
電話:096-245-8187
営業時間:11:00~17:00
定休日:不定休
URL:http://www.cafe-kokopelli.com/
店舗周辺地図
道案内
熊本市内からの店舗までの道中は、まさに熊本史跡めぐり!
(熊本城→加藤清正公像→宮本武蔵・霊厳洞→ココペリ!)
熊本市中心部から『cafe+antiques KOKOPELLI(ココペリ)』までの道のりは、歴史に名を刻んだ有名な人物に縁のあるスポットが点在しているので、道中は思い出のひとつとして、熊本の歴史に想いを馳せてみてはいかがでしょうか?
▲まずは熊本市内中心部の『熊本城』を目印に、そこから移動すると分かりやすいと思います。熊本城すぐそばを通る県道1号線を『本妙寺公園』へ進みます。
▲寄り道して、ちょっとだけ加藤清正公像のある『本妙寺公園』をご紹介
▲本妙寺公園には、初代熊本藩の藩主である加藤清正像があり、石像が建つ高台からは熊本市内を一望することができます。
▲本妙寺公園を過ぎるとずっと山道になります。とにかく県道1号線を『霊巌洞』を目指して進んでください!
▲道中にある『峠の茶屋公園』。この後は下り道が続きます。
▲とにかく『霊巌洞』を目指します。
▲坂を下り終えた所に案内看板があります(画像左上)。交差点を真っ直ぐに進みます。ここで県道1号線から県道101号線に乗り換えです。(画像右上)
▲『岩戸の里公園』『霊厳洞 五百羅漢』方面へ進みます。
▲道中は広大な段々畑の絶景が!!
▲『岩戸の里の宮本武蔵像』。二刀を用いる二天一流兵法をうみだした剣術家であり兵法家であると同時に、国の重要文化財となる数々の水墨画や工芸品を残した芸術家でもあった宮本武蔵は、生涯一度も戦いに負けることが無かったことから、『勝ち運の武蔵』として知られています。
岩戸の里公園入り口のすぐ横に『ココペリ』の看板発見!!↓
▲少し細い小道へ下るように進みます。
▲T字路を右折です。看板が目印!
▲霊巌洞を祀る『曹洞宗雲巌禅寺(うんがんぜんじ)』の石柱の左を下ります。『ココペリ』は、この坂道を下り終えた所、霊巌洞入り口のすぐ目の前に成ります。
店舗周辺
※「霊厳洞」の情報はレポートの一番最後をご覧ください。
▲坂を下りきったところが駐車場です。なるべく奥から順番に停めるようにしてください。
▲突き当りがちょうど駐車場になっていて、そこから左に行けばココペリ、右に行けば「霊巌洞」です。ちなみに「霊厳洞」の詳しい情報はレポートの一番最後の部分にてご紹介しています。
▲道路わきの小動物たちもココペリの仲間!鳥たちは米や麦を育てる時には虫を食べて田んぼを元気にする大役をになっているのです。散歩をしていると、ヤギが顔をのぞかせてくれますよ♪(画像右上)
▲画像の中央に見える2階建ての民家がココペリです。途中、甘くて美味しい熊本県産の「金峰みかん」も販売していました!
▲ゆるい坂道を少しだけのぼったところに入り口があります。
店舗外観
店舗入口には優しい風合いの木板を使用した手作りの看板があり、とても分かり易く案内されています。
看板のむこう側には芝生の庭が広がっており、アンティークレンガで造られた階段、130年以上前から続く石垣、そしてオーナーご夫妻が手がけて再生させた古民家が、周囲の山や遠くまで続く段々畑が広がる壮大な自然に融けこみ、景色の一部となって佇んでいます。広いガーデンの中を小道が入り口まで続いているのが印象的です。
ガーデンにはテラス席や子ども用の遊具などが設置されており、お子さま連れでものびのびと安心して過ごせるようになっています。
一番奥の白い扉が店舗入口になります。
店舗内の様子☆
店内に入ると、サイズを整えて作り付けられた重厚感のある大きな靴箱が目を引きます。店内へはこちらで履物を脱いで上がってくださいね!
すぐ横には壁にそって白くペイントした長い廊下が陽に照らされて明るく輝いていました。
▲玄関入り口目の前にあるオープンラック。アンティーク雑貨やランプなどのインテリアが販売されています。
▲廊下を奥まで進むと、パウダールームとレストルームになっています。こちらも全て手づくり!真っ白な壁で囲まれた清潔感のある空間にアンティークのステンドグラスが際立っています。
▲パウダールームのデスク(左)。アンティークの時計や椅子がオシャレ!
スツールやデスクなどの家具販売もされているので、大型を購入希望の方は、あらかじめオーナーに相談されておくと良いかもしれません。
大きな窓から差し込む光を浴びながら輝く、太い柱や梁に使い込まれた床。実は、オーナーが初めてこちらの建物を見た時は風化した状態だったのだそう。
「人の手や想いが入ることで、家にも命を吹き込むことができる!」そんな想いを多くの人にも感じてもらえるように、ココペリでは、カフェの店舗展開だけでなく、「再生」を提案したリフォームのアドバイスなども行っているのだそうです。
「長い歴史を紡いだ建物がもつ時間の重たさや風合いは、どんなに便利な時代になっても表すことはできません。だから、古き良きものがもつ”力”に自然と惹かれます」と橋本オーナーが語るように、店舗の全てが古いモノを大切に磨き上げたものばかり。店内のテーブルセットやスツール、雑貨は全てイギリスを中心にヨーロッパで直接買い付けたアンティークやビンテージを使用されています。テーブルセットに座るだけで、日常生活では得られない、「時」が醸し出す味わい深い空間を体感することができます。
所狭しと並んだアンティークは、器やカトラリー・小鍋などのキッチン雑貨、ペンやトランプなどの文具雑貨、アクセサリーやビンテージカメラなど、数百円〜数万円のリーズナブルな範囲で、ありとあらゆるジャンルが豊富にあり、どんな小さな雑貨でもアンティークならではの「オーラ」をまとっています。
また、地元アーティストを応援したいとの想いから、アクセサリー雑貨の委託販売コーナーもありました☆
おすすめグルメメニュー紹介☆
タパスプレート(ナン・オリーブマリネ・サラダ付き)
単品1,300円
Aセット(ドリンクと本日のプチケーキ付き)1,600円
Bセット(ドリンクとショーケースから選べるケーキ付き)1,700円
『タパス』とはスペインの小皿料理のこと。こちらでは、その小皿料理をいろいろと盛り合わせ、ひとつの大きなプレートのセットにした人気メニューとなっています。
この日は、熊本の有明海で水揚げされたイカをはじめ上質で大ぶりなエビ、自家製野菜や熊本産・九州産の野菜やキノコなどを、土鍋のような焼き物器にならべて直火で焼き、オリーブオイルで仕上げたスペイン料理と、野菜マリネ・スープ・サラダがセットされていました。
▲もっちりした自家製ナン(画像左上)は、注文が入ってから焼きあげるのだそう!粉の香りがふわふわと豊かに漂います。魚介と野菜のうま味が凝縮したオリーブオイルソースにディップして食べるのがおすすめです!
▲風味の濃い小国ジャージー牛乳たっぷりのカフェオレ(画像右上)。陶器のカップは、オーナーが土の風合いに惹かれたという天草の陶丘工房の作品。料理だけでなく、ココペリにマッチするように厳選された焼き物器を見ているだけでもワクワクしますよ☆
他にも、ベジタリアンやアレルギーの方への対応も可能との事ですので、あらかじめご相談ください。
その他のメニュー
ランチ
(Aセットはドリンクと本日のプチケーキセット、Bセットはドリンクとショーケースから選べるケーキセット)
・ベーコンと小松菜の玄米クリームリゾット(付け合せ・サラダ付き)
単品1,100円/Aセット1,400円/Bセット1,600円
新鮮な熊本産の野菜スープに、2種のベーコンと小松菜、生クリーム、チーズを加えた栄養たっぷりのリゾット。
・豚の角煮のアジアンプレート(スープ・ご飯・サラダ付き)
単品1,200円/Aセット1,500円/Bセット1,700円
アニス(八角)というスパイスを利かせて香り豊かなアジアンテイストに仕上げた柔らかいオリジナル角煮。
ドリンクメニュー
※小国ジャージー牛乳を使用
□HotDrink
・オーガニックコーヒー 450円
・ヘーゼルナッツコーヒー 450円
・カプチーノ 500円
・ヨークシャーゴールド紅茶 450円
・アールグレイ紅茶 450円
・ミルクティー 500円
□ColdDrink
・アイスコーヒー 500円
・アイスカフェオーレ 500円
・アールグレイ紅茶アイスティー 500円
・アイスミルクティー 500円
・ラズベリーアイスティー 500円
・りんごジュース 500円
・トロピカルフルーツジュース 500円
ケーキテイクアウト
ココペリの”原点”ともいえる『焼き菓子&ケーキ』。オーナーが”波長が合う”と、お気に入りで取り寄せる優しい風味が特徴の高千穂バターと牛乳、季節のフルーツやドライナッツなどをふんだんに使用。オープン当初から変わらず足を運ぶリピーターも多いのだとか。
↓手前から左回りで↓
・ニューヨークチーズケーキ380円
・チェルータルト 350円
・オペラ 400円
・バナナチーズケーキ 350円
・ラズベリーのガトーショコラ 380円
・洋梨のタルト 350円 など
▲ケーキ以外にも、クランベリー/くるみのブラウニー(500円)や和三盆と米粉を使用した焼き菓子、ドライフルーツのフルーツケーキなど、可愛らしいオリジナルのお菓子が種類豊富にそろっています!
さらに、店内にはアンティーク雑貨だけでなく、ココペリファームで育てた、無農薬・化学肥料不使用のオーガニック米や麦をはじめ、オーナーお気に入りの英国紅茶、ヘーゼルナッツコーヒー、イギリスのお菓子などが販売されています。パッケージにも天然素材が使用されており、お土産やプレゼントとしても人気を集めています。
ココペリファームでは、農業に興味を持つ若者や自然とのふれあいを希望する方が、オーナー夫妻と協力して運営しているとの事。興味のある方は、連絡してみてはいかがでしょうか☆
・ココペリ米5kg3,500円/3kg2,400円/450g(3合)500円
・ココペリぷちぷち大麦 500円
オーナー・橋本聖実さんインタビュー
「身体や心が”気持ちいい”と感じるときには、自然とエネルギーが満ちて、いつの間にか心身が癒やされているもの。そんな気持ち良さをたくさん感じてもらえるように、古き良きモノ・体に安全な食・心に優しい空間が提案できるような取り組みを続けていきたいと思います」
▲オーナーの橋本聖実さん(画像左)
Q:オープンしたのはいつですか。
「1999年に熊本市内中心部に近い坪井町にお店を開きました」
Q:オープンしようと思ったきっかけは?
「旅が好きで暇を見つけては世界各国へ足を運んでいました。都会的な所、自然が豊かな田舎町、いろいろ行きましたが、どの地域にも、時間を忘れてのんびりしたり雑誌を見ながら一人の時間を楽しめるような居心地の良い”カフェ”という文化がありました。熊本にも喫茶店はたくさんありましたが、当時は自分の時間を過ごすためのカフェという概念は少なかったように思います。だから、自分が想い描く居心地の良い時間を過ごせるカフェが欲しいと思い、オープンしました」
Q:当時から現在と同じようなスタイルだったのですか。
「はい。元々、アンティークや古いものに興味があったので、古い建物を探して自分でリノベーションし、旅行の度に現地でアンティーク雑貨を求め、コツコツ集めていたコレクションをディスプレイしていました。席数は現在ほど多くはありませんでしたが、徐々にコンセプトが浸透し、お客様にも居心地の良さが伝わり、安心してのんびり過ごして頂けるようになっていったと思います」
Q:その店舗でどのような展開をされていたのですか。
「最初は自分が得意だった焼き菓子とドリンクだけのカフェでした。のんびりスタートしようと思っていたのですが、地元のテレビ番組で紹介されてからお客様が急に増えはじめ、のんびりとは逆に、自分に余裕が持てなくなるほど慌ただしくなってしまったんです……。しかし、それもよき出会いと感謝し、うれしいご縁を大切に日々を過ごすので必死でした。そうこうしているうちに『ディスプレイしている雑貨を販売して欲しい』『ランチをして欲しい』などのリクエストを頂くようになりましたが、せっかくココペリで求めてくださるのですから、そこはこだわってアンティーク雑貨を増やしたり、食材を厳選してランチメニューを構成したり……。ただ、こだわるのはいいのですが、とにかくのんびり屋ですから、一にも二にもお客様が理解して下さり、長い目でお付き合い頂いたから今があると思っています。本当にありがたいばかりです(笑)」
Q:『ココペリ』という店舗名の由来は?
「実はオープンの一週間前までどんなに知恵を絞ってもいい名前が浮かばなかったんです。だから案内板や看板も作れなくて(笑)。でも、ずっと残っていく大切な名前だから、”直感”で納得できるものにしたかったんです。そんな時に、自分が何気なく本屋さんで惹かれた神話の本を開いてみると、そこに『ココペリ』と書かれてあり、意味も調べない内に『これだ!!』と直感的に惹かれました」
Q:『ココペリ』の意味は?
「すぐに調べてみると、『ココペリ』とは、ネイティブインディアンの精霊の一人で、ココペリが笛を吹くと、大地に命が宿り、幸せをふりまきながら旅をすると言われています。さらに、調べて分かったのですが、ネイティブアメリカンの赤茶けた土地は、”聖地”と言われており、自分が幼い頃から繰り返し夢で見ていた不思議な風景とリンクしたんです。非現実的かもしれませんね(笑)。私は、インスピレーションで惹かれたときの感覚がうれしく感じられて、この店舗名にしました」
Q:街なかの人気店を、中心市街地から離れた場所に移転することに対し、不安などはありませんでしたか?
「私がカフェをしたいと思ったのは、ゆっくり・のんびりできる空間を創りたいと思ったからであって、それは大都会であろうが田舎であろうが、このコンセプトに変わりはありません。だから不安はありませんでした。この古民家との出会いは、たまたま自宅となる古い建物を探していてこちらに辿り着いたのですが、とてつもなく風化してしまった状態だったので、再生させるまで2年以上かかり、その間はずっとビニールシートを貼った状態で過ごしていました。この建物がようやく形になってから、以前の店舗とこのお店を週末だけオープンしながら、試験的に並行した形で展開していました」
▲元にあった建物を再生させるまでの長い道のりが綴られたアルバムを見せていただきました!
Q:最初にオープンしたお店が火災にあったとうかがいましたが?
「そうなんです……。そんな矢先に、本当にとてつもないタイミングで火災に巻き込まれ、以前の店舗が運営不可能となってしまったんです……。その火災で、店舗や家具など形あるものだけでなく、私の想いや気力など、多くのものを失ってしまい、再スタートはあきらめかけていました……。しかし、創業当時から付き合ってくれたスタッフやお客様からの励ましの言葉を受けつつ、この古民家をじっと眺めていると、何故かだんだんとパワーがわいてきて、いつしか完全に移転することを考え、そこから再生にむけて本格的にスタートを切る決意をし現在に至っています」
Q:これからの目標は?
「現在も、支えてくれている創業当時からのスタッフや、応援してくださるお客様が心地よく過ごせる空間に磨きをかけていきたいという想いはずっと変わりません。今後、ハード面ではまだ手付かずの部屋の再生を進めて、もっとリラックスできるスペースを増やすこと、そしてソフト面では大自然や動物たちと織り成すココペリならではのファームを軌道にのせて、例えば心に傷を負った人が農作業で自分らしさを取り戻すお手伝いとか、人とのふれあいが苦手でも大自然と向き合うことで前向きになれるとか、目に見えない心のサポートができたらうれしいです」
お忙しい中、長時間ご対応いただき、本当にありがとうございました!
霊巌洞
cafe+antiques KOKOPELLI(ココペリ)のすぐ近くにある、宮本武蔵が”五輪の書”を書き上げたことで有名な『霊巌洞』。
「勝ち運の武蔵」と称されることから、連日多くの参拝客が訪れ、熊本県では注目される観光スポットとなっています。
曹洞宗 雲巌禅寺(うんがんぜんじ)
住所:熊本市西区松尾平山589
電話:096-329-8854/FAX:096-329-8960
時間:8:00〜17:00
拝観料:大人200円/小人100円
▲雲巖禅寺へ続く石段は、約700年前の創建当時のまま残されているのだそう。霊巌洞入り口には『五輪の書』をはじめ、勝ち運のお守りがあり、拝礼道いは宮本武蔵ゆかりの貴重な文化財が展示されています。
▲武蔵時代から150年後の安永8年(1779年)から24年かけて奉納されたという五百羅漢。活火山である金峰山の地震の影響で頭部が落ちたり朽ちてしまったものが多く見られ、想像を絶する歴史を目の当たりにします。
▲天井を見上げると、南北朝時代、中国寧波より渡来した元の禅僧・東陵永璵(とうりょうえいよ)=創建者が彫ったと言われる『霊巌洞』という文字が残る。
宮本武蔵本人が座した場所の目の前から見た画像。高台からは木々の向こうに街並みを一望する事ができます。