フィンランド語で「妖精・職人」という意味を持つ、お花とお洒落なアンティーク雑貨が一体となった、女性のためのアート空間☆

 

　例年よりも遅く色づいた紅葉も最盛期を迎え、場所によっては落葉し始めるなど、冬に向けて身の回りの風景もちょっぴりもの悲しくなってきてしまいましたが、今回は、そんな風景に、そして心に色を添えてくれる素敵なお花屋さん『flower+komono ”tonttu”』を熊本県熊本市よりご紹介いたします！

　お花と雑貨を扱う『tonttu』。店名であるトントゥという言葉の由来は、フィンランド語で「妖精・職人」という意味を持つのだそう！広々とした店内には、ゆったりとしたやわらかな空気が流れており、生花はもちろん、オーナーの中道静香さんが制作した繊細かつデザイン性に富んだディスプレイや、様々なジャンルの作家とコラボレーションした作品が販売・展示されています。
　そこで今回のレポートでは、アーティスティックな装いが印象的な店内をはじめ、中道静香オーナーへのインタビューや、過去に創作された様々な作品などをご紹介します。
(レポート：井手悠哉、モデル：Yuka Iemura)

flower+komono『tonttu』

住所：熊本市帯山2-13-95 HIDEOビル1-2
電話番号：096-285-3201
定休日：日曜日、第１第３月曜日
営業時間：12:00～19:00
駐車場：店舗前に有り
ホームページ：http://tonttu.otemo-yan.net/

 

道案内〜店舗周辺マップ

 　熊本県熊本市帯山にあるこちらの店舗。国道57号線を阿蘇市方面から熊本市内に向かい、国道57号線と国道3号線がぶつかる大きな交差点「新南部交差点」を道なりに左方向に進み、しばらくすると、右手にリンガーハットがある「帯山4丁目交差点」があるので、そこを右折（リンガーハット横の道に入る）します。程なくすると「tonttu」と書かれた看板が進行方向左手に見えてきます。駐車スペースは店舗前に用意されています。

店舗周辺マップ

 

店舗紹介

 

▲店舗外観。レンガと大きな窓が目印です！

▲フィンランド語で「妖精・職人」という意味である「tonttu」から取った店名の様に、まるでおとぎ話に出てくるような楽しげな玄関が出迎えてくれます。色鮮やかなステンドグラスが印象的！

▲天井が高く広々とした店内。大きな窓から降り注ぐ太陽の光に解放感を感じながら、オーナーである中道静香さんが創作されたディスプレイや、自ら塗ったという、白と薄いライムグリーンでペイントされた壁、そして流れる音楽が居心地の良さを演出し、お花屋さんでありながら、まるでカフェのようにゆったりとした空気が店内に流れています。

▲店内のどこを切りとっても「tonttu」ならではの世界感が広がっています。

 

店内に飾られている「tonttu」の作品の一部

※作品については下記で詳しくご紹介いたします。

 

毎月二回、不定期でユニークな「アレンジメント教室」を開催

▲こちらのゆったりとしたスペースでは毎月二回、不定期で「フラワーアレンジメント教室」が開催されており、その内容はランタンにお花を装飾したりなどオリジナリティのあるものなんだとか。その他にも作家さんの工作教室やイベントスペースとしても使われているそうです。

 

作家達の商品や、コラボレーション商品も！

▲作家達の商品や、コラボレーションした商品、そして「tonttu」オリジナル作品がそれぞれ違った世界観を持ちながらディスプレイされています。

 

tonttuオーナー中道静香さん　作品紹介

　ここからは、flower+komono 『tonttu』のオーナー中道静香さんが過去に作られた作品をご紹介いたします！「私にとっては全部が創作の材料なんです」と語るように、古道具やカバン、本など様々なものをお花を組み合わせて創作された作品は、どれもオリジナリティに富んでいながら、配色や空間の使い方がとても素晴らしいものばかり、見ていてワクワクしてしまいます！
（撮影：中道静香）

 

　これらの作品はごく一部ですが、素晴らしい作品をもっとご覧になりたいという方は「tonttu」ホームページ、あるいは画像投稿サイト「Flickr」からご覧ください。
　ちなみに写真は全て中道さんが撮られたものです。ご覧の通り写真技術もとても素晴らしいので、お客様の中にはパソコンに「tonttu専用画像フォルダ」を作ったり、携帯の待ち受け画面にしている方もいらっしゃるそうです！

 

インタビュー〜オーナー・中道静香さん

▲「tonttu」オーナー　中道静香さん（左）

 

Q：お店はいつごろから始められたのですか。

「今年の7月で一年目になりました。以前は福岡県久留米市の結婚式場の生花の仕事などをしていました。そしてお花の勉強をするためにフランスへ留学するか悩んでいた頃に、この建物のオーナーさんからお店をやらないかというお話をいただいて、お店を開こうと決断しました」

 

Q：お店を運営していて大変だと感じる点はありますか。

「現在はお店を一人で運営しているので制作から配達、販売まで一人でこなさないといけないのが大変です。人を雇えば済むことなのかもしれませんが、アレンジメントなどは同じ材料によっても感性によって全然違ったものになるので、どうしても私がやらなければいけない部分もあるんです。ただ、私がすべてこなしてしまうと今後のお店の発展性が少なくなってしまう気がするので、最近は新しい人を育てていかなければなとも考えていますね」

 

Q：今後の活動について教えてください。

「店内には、現在作業スペースとして使っている部屋がもう一つあるので、そこでカフェなどができたらいいなと思っています。作品でいえばカレンダーを作ってみたいという思いもあって、もっと表現の幅を広げていきたいと思っています」

ありがとうございました。