パン工房 豆の木
上質な地下水や様々な天然素材が豊富な、阿蘇の大自然の恵みをたっぷり詰め込んだ、体に優しい無添加パンをお届けします！
今年も残す所あと数日となってしまいました。仕事もプライベートも、新年を迎える準備で慌ただしい上に、日々寒さが厳しくなるにつれ「たまには気分転換！」と思ってみても、外出するのが億劫になってしまう今日このごろです……。
しかし、今回のグルメレポートは、そんな中でも思わず足を運んでしまいたくなるような、豊かな自然がいっぱいの阿蘇の大地で育まれた素材を吟味し、おいしさと安心・安全を追求したパン屋さん『パン工房豆の木』をご紹介させて頂きます。
もともとは福岡で営業されていたそうですが、美味しいパンづくりができる気持ちのよい自然環境と上質な地下水や様々な天然素材が豊富なことから、2年前 にこの阿蘇の地へ移住。店舗オープン以来、地元阿蘇はもちろん、現在でも福岡からのオーダーや来店が続いているという大人気のパン屋さんです！
阿蘇の恵みがたくさん詰まった美味しいパンと暖かいコーヒーを片手に、透明感溢れる青空が広がる冬の阿蘇へドライブなどいかがですか？ちょっとお疲れ気味の心がぱっと晴れると思いますよ！
（レポート：中本望美）
パン工房 豆の木
住所：熊本県阿蘇市黒川1447
電話番号：0967-34-0031
営業日：月・火・金・土
営業時間：10:00～18:00
※『道の駅 阿蘇』でも販売中
（道の駅 阿蘇では店休日の木曜日・日曜日も購入可）
道案内〜『道の駅阿蘇』と『阿蘇駅』が並ぶ交差点が目印！
▲国道57号線の「道の駅 阿蘇」（左）と「阿蘇駅」（右）がならんでいる
▲「阿蘇駅交差点」を南（阿蘇山方面）に左折し、100mくらい進んだ右手にガソリンスタンドのある「阿蘇町坊中交差点」を右折します。
▲しばらくして両脇にミラーが立っている白い壁に挟まれた交差点を左折すると、右手に「パン工房 豆の木」があります。
店舗周辺マップ
店舗紹介〜目の前のオーブンから焼きたてパンが！
店内に入ると、目の前に焼きたてのパンがならび、そのすぐ奥にはオーブン等が設置された工房が広がっています。パンづくり作業の一部始終を眺められるのがこの店の特徴でもあります。
そんなことから、パン棚の横にあるオーブンで焼きあがったばかりのパンがトレイに乗せられ、そのままスライドするかのように店頭に並べられるので、そこに立っているだけで、焼きたてのふわっとした温かさと、「パリパリッ」というパン自体が発する音とともに、食欲をそそる小麦や素材の香りに包まれます。
人気を集めるおすすめパン♪
ゆずパネトーネ 1個462円、1/2個231円
阿蘇産のゆずをつかった自家製の「ゆずピール」と「レーズン」を組み合わせた、この時期限定のソフトなパン。ヨーグルトからおこした天然酵母をつかってじっくりと発酵させているので、パンを手で千切ろうとすると、パン同士が引っ張り合っているかのように延びていくのが分かります。心地よい弾力とふわふわとした食感を同時に楽しむことができ、噛めばほのかな甘みとゆずの香りに包まれるのが印象的です。
手作りベーコンとチーズのフランスパン 1個240円
地元の方が手作りされる阿蘇のジューシーなベーコンと、濃厚なチーズという相性抜群の組み合わせがたまらない、ファンに大人気の食事系パン！手に取ると、ずっしりとした重みがあり、しかも具だくさん！女性やお子さんには大きく感じることがあるかもしれませんが、ベーコンの味もしっかりと感じられる上に、チーズのまったりとした食感とフランスパンのパリッとした歯ごたえを楽しめるので、きっとぺろっと平らげられると思いますよ♪
フレンチトースト 1個126円
阿蘇でとれた「平飼い鶏」の濃厚な有精卵と、「阿蘇のジャージー牛乳」を使ったフレンチトースト。手にとるだけで卵とバターの香りがしっかりと届きます。ちなみにフランスパンは、やわらかい中身よりもパリッとした皮（クラスト）をメインとしているため、歯の弱い方やお子様などには敬遠されがちですが、このフレンチトースなら大丈夫！やわらかな上に、フランスパンならではの美味しさも充分味わえるのでぜひお試し下さい♪
アップルパイ 1個220円
リンゴの半分をまるまる入れた、ボリュームのあるアップルパイ！これからの季節は、リンゴそのものが旬となり、甘みと蜜がつまるので、いつにも増してアップルパイが美味しくなるのでおススメです！また、この大きさ、ボリュームに対して価格の安さで、二重によろこび♪そして、美味しさの秘密は、このパイシート！オーナーがこだわって使用している発酵バターを、自分で叩いて！叩いて！「バターシート」をつくり、それを何度も折り込み、そして冷蔵してつくられた絶品のパイシート。少し手で押さえるだけで「パリパリッ」という軽快な音が聞こえてくるほどサクサクのパイなんですよ♪
ちなみに業務用の「バターシート」を使用すれば、バターを叩く手間も、叩きながら溶けてくるのを気にしつつ、冷蔵庫で冷やして叩き直すという時間もかからず、労力が抑えられるのですが、これは、添加物を使わず、「安心・安全」をモットーにしているオーナーのこだわりなのです。
クロワッサン 1個136円
上記のパイシートと同じように、発酵バターをふんだんに使い、軽く噛むだけでサクッと歯がたてられるくらいに外はパリッと皮が薄く、中心はしっとりとほのかに甘さを感じます。パンを頬張った後は、まったりとした感じというよりは、逆にあっさりとしているのにもかかわらず、パターの香りがとても豊かで上品なクロワッサンです♪おいしさの秘訣は、素材はもちろん「捏ね工程」にもあるのですが、このパン生地は「杵つき」で作られており、生地をいためる事なく、焼き上がりには外が「パリッ」と、中は「もっちりふわっと」仕上がるのだそうです。
ジェノベージェ 1個130円
オリーブオイルとバジルをベースにした、ジェノベージェソースを染みこませたフランスパン！ワインのお供に最高です☆
フィッセル 1本262円
フランスパンの定番。天然酵母をつかい、5時間以上かけて作られた小麦の風味豊かなパン。歯ごたえのあるパンがお好きな方は、ぜひおススメです♪
ビールスティック （4本入り）210円
細長いパンの表面に粒塩をまぶしたスティック。名前の通り、そのままビールのおつまみに、生ハムやチーズと合わせてパーティのフィンガーミールに、小腹がすいた時のおやつに、多方面で楽しめます。
マロンパイ 1個231円
▲他にも、こちらの阿蘇産「栗」の自家製渋皮煮をまるごと1個贅沢に入れた「マロンパイ」（1個231円）など、季節ごとに旬の素材をつかったパンが登場するそうです！
パン工房豆の木・泊 伸一郎オーナーのお話
自分の目指すパン造りを求めて阿蘇へ移住。自分自身も心豊かにのんびりとしながら、無添加で安心して、しかも『おいしい』と喜んで頂けるパン造りを続けて行きます。
Q：もともと福岡にあったお店が阿蘇に移ったと伺いました。今でも福岡からファンの方々が買いにいらっしゃるとか……。
「ありがたいことに、福岡からもドライブがてらたくさん足を運んでくださいます。実は地元である福岡県でパン作りに携わってから20年余りになります。平成16年に福岡市の博多駅南に自分のお店をオープンし、5年ほど営業したのですが、都会的な福岡の忙しさに追われるようにパンを作る日々と、自分が目指したいパン作りを見直して、2年前に以前からの夢だった阿蘇に移りました」
Q：店名の由来を教えてください。
「店名の”豆の木”は、息子がナッツ等の豆類が大好きだった事と”ジャックと豆の木”の話のように、天まで届く豆の木をイメージし、子どももお店ものびのびと成長することを願って名付けました」
Q：都会である福岡から、自然がいっぱいの阿蘇へ移られての生活はいかがですか？
「毎朝4時には工房に入らなければならないこのパン屋という仕事を20年間続けていますから、もちろん肉体的にハードな面もありますが、この雄大な阿蘇のめぐみである上質な天然水と、自然が育んだ素材を厳選し、自分自身も心豊かにのんびりとしながら、無添加で安心して、しかもみなさまにおいしいと喜んで頂けるパン作りができるのですから、これに越したことはございません。これからもマイペースで自分らしいパンをつくっていきたいと思います」
『道の駅 阿蘇』でも購入可能！
パン工房「豆の木」のパンは、すぐ近くにある「道の駅 阿蘇」でも販売されています。また店舗定休日の木曜日と日曜日も工房だけは運営されており、「道の駅阿蘇」にはパンが並べられるそうなので、お店がお休みでも「道の駅阿蘇」でなら購入が可能ですよ！旅行やドライブだけでなく、ビジネスなどでも、ぜひお立寄りくださいね☆
