山鹿温泉『八千代座・山鹿灯籠踊り』見学と周辺散策
「豪華絢爛」江戸時代の歌舞伎劇場造りの芝居小屋『八千代座』を中心に、山鹿の伝統芸能と文化にふれ、山鹿温泉近隣に残る「豊前街道」の歴史ロマンに浸るぶらり旅!
江戸時代の参勤交代ルートである「豊前街道」が街の中心部を通る熊本県山鹿市。現在は温泉地(山鹿温泉)として賑わっていますが、当時は豊前街道の宿場町として栄えていたといいます。今もなお、天保年間からつづく麹屋や、細川藩主の御茶屋であった建築物を大改装し、当時の姿を再現させた温泉「さくら湯」、また当時の商家を利用したショップや食堂など、江戸時代から大正にかけてきらびやかに発展した歴史ロマンが、街のいたるところに漂っています。
中でも、明治43年に建てられた芝居小屋『八千代座』は、江戸時代の歌舞伎劇場がモチーフとなった建物で、豪華絢爛な天井絵や内装、さらに普段は見ることのできない舞台や花道の床下部分「奈落」(ならく)の見学など、当時の華やかな世界観をそのまま受け継いでおり、山鹿のメインスポットのひとつとして人気を博しています。
現在も歌舞伎や舞踊公演などが開催されるほか、地元の伝統芸能『山鹿灯籠踊り』の定期公演も行われています。
(後ほど、本編にて、舞手の頭の上に乗せられた『山鹿灯籠』の文化や歴史について詳しくご紹介します)
豊前街道の歴史ロマン香る町並みに、ひときわ目立つ重厚な洋館(上画像)は、大正時代に『安田銀行山鹿支点』として建築されたもので、現在は『山鹿灯籠民芸館』として伝統文化を伝える場となっています。
そこで、今回のレポートでは、上記の「八千代座」を中心に、その周辺にある徒歩で行ける魅力的な観光スポットをご紹介します。
また、レポートの最後には、造り酒屋の母屋を改装した文庫雑貨カフェ『メトロカフェ』の魅力とグルメメニューの紹介も掲載しています。
和と洋の建築物が並ぶレトロな町並みをゆっくり散策するだけで、当時にタイムスリップしたかのような独特な世界を、たくさんの画像とともにご紹介します。
山鹿温泉観光協会
住所:熊本県山鹿市中央通510-2
電話:0968-43-2952
営業時間:9:00〜17:00
駐車場:あり
URL:http://www.y-kankoukyoukai.com/
八千代座
住所:熊本県山鹿市山鹿1499
電話:0968-44-4004
営業時間:9:00〜18:00
定休日:第2水曜日・年末年始
駐車場:あり
入館料:大人520円 小・中学生260円
URL:http://www.yachiyoza.com/